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ビートルズ再発見

さてビートルズ。

土曜日も日曜日もアパートにいる時間はゲップが出るくらいビートルズを聞き続けました。いちばん興味があった中期、すなわち「Rubber Soul」「Revolver」「Sgt. Peppers」あたりのモノ盤から聞き始めて、あとはモノを一通り、それからステレオ盤の「Let It Be」「Abbey Road」「Past Masters」あたりまでを聞いてみました。

ちなみに MacBook へ Apple ロスレスで取り込んで BOSE の Companion 2 Series II で聞くという超お手軽なシステムなので、あまり偉そうなことは言えないのですが、少なくともモノに限って言えば今回のリマスターは満足いくものです。

音圧を上げて、ちょっと高音低音を持ち上げてやれば今風のメリハリの効いたリマスタリングもできたのでしょうが、あえてそうしていないところに好感が持てます。全体的な印象はちょっともやっとしていますが、ディテールがはっきりしてそれぞれの音の分離がよくなっているように思います。それによってあらためてはっとする瞬間も多々ありました。特に「Beatles For Sale」や「Rubber Soul」あたりのコーラスワークがいいですね。特に「For Sale」なんか今まで全然好きでなかったのですが、今回のリマスターによってかなり評価が上がりました。

今日の昼食時にも「私のハンブルクでのサバイバルキット」と言った(笑)Arnd とたまたま一緒になって、この話題で盛り上がりました。同席していた Heiko は「僕がいちばん好きなのは Revolver だけど(同感同感)、もう 20 年以上も聞いてないな」とのこと。Arnd は今ケン・バーンズが制作したドキュメンタリー「JAZZ」を見ているところで、昨日はマイルス・デイヴィスの「クールの誕生」を聞いたと言っていました。「50年も前に録音された演奏で、当然モノラルなんだけど、ステレオみたいに聞こえる楽器のバランスが素晴らしい。」と言っていました。「最近は50年代のジャズを「再発見」しているところなんだ。」と。(ケン・バーンズの DVD、確か持ってきていたよなあ … まだ半分くらいしか見ていないし …)

このビートルズのリマスター盤が出る前もずっとビートルズを聞いていたのですが、いわゆる考古学的な聞き方になっていたなあ、とちょっと反省しています。この曲の第1テイクはこれだとか、このリミックスは正規テイクとちょっと違っているとか。今回のリマスターでは音そのものを聞いてワクワクすることができているように思います。ビートルズがデビューしてもうすぐ半世紀(!)、ビートルズを聞き始めて30年(汗)、それだけの時を経ても「再発見」できるビートルズ、やはり恐るべしです。

今回のリマスターを配信するという話もあるようですが、24bit/192kHz でやってみては?

続おいでませハンブルクへ(その5)

集中ミーティングの最終日。たくさんの宿題が残りつつも、とりあえずつつがなく終わりました。

ミーティング開始前に受付から「amazon.com から荷物が届いている。仕事上の荷物なのかプライベートなものなのかわからない。プライベートなものだったら関税を立て替えているから払って下さい。」という連絡が。もちろん、ビートルズのステレオボックスとモノボックスですが、意外と早く届きました。以前のブログで「関税とかを取られたとしてもさすがに10000円の価格差が逆転することはないと思って amazon.com で買うことにしました。」と書きましたが、本当に 10000 円近くの関税を取られるとは思いませんでした(涙)。結局、この2つのボックスのために支払った総額は、

本体:429.95 米ドル = 40583 円(カード決済ベース)
関税:70.57 ユーロ = 約 9500 円(本日のレートベース)

ということで、ほぼ50000円ということになりました。微妙ですが、まだドイツで買うよりは安かったはずです …

同僚に「何それ?試作品?」とか聞かれて、ビートルズのCDだということを説明したら、「お前のハンブルクでのサバイバルキットだな(笑)」と言われました。はい、これを聞きながら冬を越します(笑)。

夕食は開発部門主催でのミーティングの打ち上げ。レーパーバーンにあるレストランで開催されました。レーパーバーンはハンブルクでもっとも規模が大きい歓楽街です。新宿歌舞伎町のようなもの、という話が何回も出てきました。私がレーパーバーンに来たのはビートルズ博物館「BeatleMania」を見に来た時以来2回目です。

一応、ドイツの郷土料理のようなものがメニューに載っています。幹事の Stefan は「前に来た時より大分メニューが増えているなあ」みたいなことを言っていました。一通りメニューを解説してもらったところで、私は「sauerbraten」を頼んでみました。肉の塊を数日酢に漬け込んでおいて、その後煮込んだものだそうです。それにベリー系のソースをつけて食べます。確かに肉は柔らかくなっているのですが、脂肪分なども全て抜け落ちているので肉がかなり締まっている感じです。英語で「chewy」という説明を受けましたが、まさにそんな感じです。

ドイツ人の出席者はレーパーバーンの近くに住んでいる人が多いようで、最後は日本人3人でSバーンの駅に向かいました。日本から来ている友人が先に降りるので、電車の中での挨拶。「じゃあ、また。気をつけて帰って。」とか言いながら握手をして別れるのが、何とも気恥ずかしいというか、不思議な感覚です。

09/09/09

そういうわけで、ビートルズファンにとって運命の日がやって来ました。もちろん、今日の通勤 BGM は《Revolution No.9》(笑)。

もちろん、ステレオボックスとモノボックスを購入しました。前にも書きましたが価格優先で amazon.com から。早々に「発送したよーん」というメールは届いたのですが、届くのはいつになることやら …..

この期に、ビートルズ・ナンバーのベスト 3 をブログに書いてみようか ….. と思いましたが、なかなか決まらないので断念しました。最初の2曲はすぐに浮かぶのですが。ちなみに私は「ジョンな人」なので、第1位は文句なしに《Strawberry Fields Forever》、第2位もここ数年は《Tomorrow Never Knows》が君臨しています。第3位となるとあまりに選択肢というか候補が多過ぎてまったく絞り切れません。

ちょっと《Strawberry Fields Forever》の話を。一昔前はこの曲の最後でジョンが「I burried Paul.(私はポールを埋葬した)」とつぶやいていて、それがポール・マッカートニー死亡説の根拠となっていたりしました。アクトテイクの発掘が進んだ今では、それが「I burrued Paul.」ではなく「Cranberry Sauce(クランベリー・ソース)」だったということがわかっているのですが、上記の説がまことしやかに言われていた頃には、この曲のアウトロ(いったんフェードアウトしたあとでギターが踏切のような音を奏でるところ)を聞くのが怖かったことを覚えています。

で、キーの違う2つのテイクを無理やりつないだとかも面白いのですが、私が特に好きなのが最後のバースです。

Always, no, sometimes, think its me
But, you know, I know when its a dream
I think, er, no, I mean, er, yes, but its all wrong
That is, I think I disagree

私の英語力では全体を正しく訳せそうにないのですが、最初の「いつも、いや、時々、それは僕自身だと思うんだ」とか、3行目「僕はこう思うんだ、いや違うな、僕が言いたいことはこういうことで、ううん、あ、そうだ、結局それは間違っているんだよ」といった、つぶやきみたいなものをそのまま歌詞にのせて、しかもそれが曲の持つ世界観に違和感なく調和していることにある日突然気付いてしまって、それ以来、この曲は私のベスト・ビートルズ・ソングになっているのです。

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あ、ちなみにジョンの《夢の夢(#9 Dream)》もぜひ今日聞きましょう … って日本はもう9月10日ですね …

ドイツ語について

金曜日はカリーブルストの日 … なのですが、今週はずっと「Dwenger」でいわゆる日替わり定食を食べているので、今日も日替わり定食を食べてみることにしました。

「典型的な北ドイツ料理だよ」と言われた料理が面白そうだったので、これを注文しました。東坡肉(トンポーロー)のような豚バラ肉をゆでたものに、インゲンを煮込んだとろみのついたソースをかけ、付け合わせには塩ゆでしたジャガイモ、それに煮込んだちょっと小さめの洋梨が添えられています。「肉にはフルーツソースが合う」というのが私の昔からのポリシーなので(だから、酢豚に入っているパイナップルは許せます)、けっこうおいしく食べられました。洋梨の甘さもほどよい感じで。

帰り道は Heiko とだべりながら。「日本には方言はあるのか?」みたいな話からドイツ語の方言の話をしてくれました。(Heiko は説明書などを制作する業務を担当しているので言語に興味があるみたいです。)ドイツ語(正確に言うとドイツで使われているドイツ語)には「High German(高地ドイツ語)」と「Low German(低地ドイツ語)」があるそうです。「High German」はドイツ南部の高地で使われている言葉、「Low German」は北部の低地で使われている言葉だそうです。「High」が北で「Low」が南かなと思ったらそういうわけではなくて、もちろん階級的な高低でもないそうです。

で、15世紀から16世紀にかけてマルティン・ルターが聖書をドイツ語に翻訳する時に「High German」を選択し、それ以降「High German」が標準的なドイツ語になったのだそうです。(どうでもいいですが、「(英語で)マーティン・ルーサーって知っているか?」と聞かれたら、まず「I have a dream」の方を思い出しますよね?)

ちなみにドイツ北部に住んでいたアングロサクソンがイギリスに移動したために、「Low German」と英語は近い言語なのだそうです。(ついでに言うとその途中にあるオランダ語も。)なので、イギリスの東にあるにも関わらず「北海(North Sea, Nordsee)」は英語で「北の海」なのだそうです。

夕食はまたまた自宅でワイン。ドイツに来てから3本目のワインはまたまたリースリングを買いました。halbtrocken なのでかなり飲みやすい。そして、6時30分に来ると言っていた管理人さんはまた来ませんでした(涙)。そのために今日は早く帰ってきたのに …

amazon.de からビートルズのボックスの価格が決定したというメールが来たのですが、amazon.com の価格よりも10000円以上高い(もちろん送料込みで)。関税とかを取られたとしてもさすがに10000円の価格差が逆転することはないと思って amazon.com で買うことにしました。

あかり/さらにビートルズ

昼食:いつもの「Dwenger」へ。今日はギリシャ料理のギロ。ザジキ(ヨーグルトソース)とフライドライスが付け合わせ。

今日は少し早く帰ることができたし天気もよかったので、夕飯は自転車で出かけてみることにしました。目的地は以前も行った日本食レストラン「あかり」。アルスター湖の東岸にあるので、アパートからは比較的近いところにあります。自転車でおよそ15分ほど。まあ、腹ごなしにはちょうどいい距離だと思います。

アパートの目の前を通っている Sievekingsallee という通りを西に進み、5号線との交差点を北に上がります。アルスター湖にそそぐ川を越えると、Mundsburg というUバーンの駅があります。ここはアルスター湖東岸の住宅地 Urlenhorst の最寄り駅になるので、駅前がひらけていて多くの店が並んでいます。「あかり」はそこからさらに東に進んだところにあります。

ここに来るとカツカレーを食べたくなるのですが、そればかりだと芸がないので、今回は「白身魚と揚げだし豆腐」を頼んでみました。焼き魚と揚げだし豆腐の定食かと思ったら、白身魚も揚げだしでした。みそ汁は注文しなくてもよかったかなあ?日本ではあまり漬物を食べないのですが、こういうシチュエーションで出されると、けっこううれしくて珍しく食べてしまいました。

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あ、ちなみに「あかり」は8月3日から8月25日まで夏休みだそうです。夏休みに来られる方はご注意を。

前にも少し書きましたが、市の中心部から見ると私の住んでいる地域はわずかに標高が高いようで、帰り道はほぼずっと緩やかな上り坂が続きます。しかも今日は向かい風(東からの風)だったのでけっこう疲れました。

帰宅後、以下の本(電子書籍)を購入しました。ライブ、スタジオセッション、インタビューなど、現在までに確認されているビートルズの音源(「公式音源」というわけではありません、念のため)をクロニクル形式で解説している本です。こんな本まで電子書籍になっているというのはちょっと驚きです。

Way Beyond Compare: The Beatles’ Recorded Legacy, Volume One, 1957-1965

That Magic Feeling: The Beatles’ Recorded Legacy, Volume Two, 1966-1970

漫然とアウトテイク録音を聞くよりは、こういうガイドがあった方がより面白く聞けます。

*****

あまり喜んでしまうとマッサが気の毒ですが、シューマッハーのF1復帰はうれしいです。

初休日

ドイツに来て初めてのお休み。

まずはハンブルクの中心部に行ってみようと思い、ホテルで「ハンブルク・カード」を買ってバスと電車を乗り継いでいくことにした。この「ハンブルク・カード」は一日8ユーロで主要交通機関乗り放題、美術館などの入館料割引などの特典がついているお得なカードである ….. のだが、よくよく考えてみると、今日は特に美術館に行くつもりはなかったので、昨日も使った一日乗車券で構わなかったのである。

ということで、まずは市庁舎広場(Rathausmarkt)。昨日も来たのであるが市庁舎をゆっくり見れなかったので、まずはここを出発点にしようと思ったわけである。

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近くに比較対象がないのでこの画像だけだとその大きさがよくわからないかも知れないが、相当でかい建物である。手元にあるガイドブックによる部屋数は647だそうで、バッキンガム宮殿よりも多いのだとか。

そのあとは内アルスター湖の周辺をぶらぶらしてみる。ほぼ一周したかな?

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とりあえずの目的地は湖の東岸にある「カールシュタット」というデパート。一通り売り場をのぞいてみる。ちょっとハイソな雰囲気があるが、大概のものはここで揃うのではないかな。ヘンケルの金属製品とか、リーデルのワイングラスとか、リモワのスーツケースが、やはり日本よりも割安で買えるのがうれしい。

昼食は内アルスター湖の東、ハンブルク中央駅の南西にある「Daniel Wischer」というお店で。手頃な魚介類料理を出すお店らしい。店内やテイクアウトコーナーが無茶苦茶混んでいたので、比較的空いていた店の前の野外席で食べることにした。やはりドイツ語だけで書かれているメニューは手も足も出ない。「krabben」がエビだということを聞いていたので、この単語が入っているメニューを頼んでみたのだが、想像の範囲を軽々と超えた料理が出てきてしまった …..

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味は決して悪くないんだが、ある意味不気味な大量のエビと、サワークリームがこれでもかとかかっているジャガイモの組み合わせは「絵」的にNGである。ちょっとカウンターパンチを食らったというか洗礼を受けたというか、ドイツ語習得の必要性を痛いほど感じました。

昼食後は、中央駅の近くにある電化製品の大規模店である「サターン」を一通り偵察。「ビックカメラ」とか「コジマ」とか「ヤマダ」とか「ケーズ」とかをイメージしてみて下さい。先輩駐在員から聞いていた通りCDの品揃えはかなり多いが、新譜は日本と同等の物価かも知れない。

そのあと、5月末にオープンした「BEATLEMANIA」という博物館に行ってみる。ビートルズは正式デビュー前にハンブルクでかなり過酷なライブ活動をしていて、それによってライブでの演奏力が培われた、というのはよく知られている。その時に、クラウス・フォアマン(アルバム「REVOLVER」のリトグラフを描いたり、「ジョン魂」にはベースで参加したりしている)やアストリッド・キルヒャー(女性写真家。アルバム「WITH THE BEATLES」のハーフシャドウのジャケット写真のアイデアは彼女によるものと言われている。またビートルズの初期のメンバーであるスチュアート・サトクリフと恋仲になったため、サトクリフはハンブルクに残り、結局そこで若くして亡くなった、というのはよく知られている)と出会っているのである。

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やはり、興味深いのはこの時期の資料で、ハンブルクで活動していた頃のメンバーの生写真とか、リンゴがハンブルクから祖母に宛てて書いた手紙とか、ハンブルクで録音したトニー・シェリダンとのセッションの契約書とかがある。

あと重要なのが、この「BEATLEMANIA」自体がビートルズが活動していた地域に作られたということ。「アンソロジー」での回想とか映画「バック・ビート」で語られているように、ビートルズがライブをしていたのは相当猥雑な地域である。実際、地下鉄の駅から「BEATLEMANIA」へ行く間にも、いわゆるストリップ劇場のようなものやセックス・ショップのようなものがいくつもある。それから、「BEATLEMANIA」は5階建てで上から始めてだんだん下に降りて行くという順路になっているのだが、途中で周辺一帯を見下ろせる部屋がある。ということでここから見る風景(実際には店の屋上とか一般客は通らない裏通りとかが見える)もかなりうらぶれているのだが、ビートルズが演奏していた、例えばトップテンクラブはこっちですよ、とか、カイザーケラーはこっちですよ、といった地点が窓に(日本の諸施設の展望台のように)示されている。まさに「どさ回り」という言葉がふさわしいように思えてくる。海賊盤などで聴けるこの頃の演奏はワイルドでパワフルなのであるが、そのくらい気合いを入れていないとやっていけなかったのだろう。

それ以降の時代の展示は、ハンブルク時代に比べると凡庸。というか、上に書いたようなリアリティが圧倒的なので、それ以降の展示が月並みに見えてしまうのはしょうがないのだろう。他の時期についてもドイツならではの切り口による展示が増えると面白いのではないかな。個人的には「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」のPVに登場するピアノを模したものがあったのがニヤリ。

さて夕食。そんなにお腹は空いていないんだけどビールが飲みたい、昼食で失敗したので夕食は無難なところで攻めたい、と思ったので、以前出張で来た時にも入った、ハンブルク中央駅近くのビアハウスへ行くことにした。

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ビールはヴァイツェン。日本のビールに似たピルスナーばかり飲んでいたので、ヴァイツェンを飲みたかったのである。ハンブルクではなく、南ドイツのミュンヘンのビールなんだけど、まあ、いいでしょう。

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グラーシュズッペ。もともとはハンガリー発祥の食べ物でハンガリーでは「グヤーシュ」という。以前ハンガリーを旅行した時に気に入ったのであるが、ヨーロッパではポピュラーなようで、ハンガリー近辺の国ではよく見かける。パプリカや香辛料を効かせたビーフシチューをイメージしていただければいいかと。出張などで時差ボケがあった時には香辛料で頭がスッキリするのである。

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ビールがバイエルン地方のものだったので、メインディッシュもバイエルンのものを選んでしまったぞ。「レバーケーゼ」。あとで調べたら挽き肉と香辛料を混ぜたものを蒸し焼きにした料理だったそうな。このお店のメニューにはドイツ語と英語が併記されているので間違いは少ないはずだと思ったのだが ….. メニューには「パイ」と書かれていたので、アイルランドやイギリスで見かけるシェパーズ・パイみたいなものだと思っていたのだが、全然違いました。ま、意外にあっさりしていたのと、付け合わせのジャーマン・ポテトがおいしかったので全然問題ありませんが ….. これも完食してしまいました。体重計を買って自己管理しないと本当にやばいような気がする …..

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このお店、ひげが特徴的なおじさんがいて、この人がかなり愛想がいいので気に入っています。内装もこんな感じでいい雰囲気だし。

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明日はもう少し遠出をする予定です。ちゃんと早起きできたら …..

送別会その2

職場の送別会。

で、その前に買った本。

ハイドン 106の交響曲を聴く

ドラティ/フィルハーモニア・フンガリカのハイドン交響曲全集を買ってみたものの、なかなかとりつくしまがないので解説本を買おうと思っていた。中野博詞さんが書かれた「ハイドン交響曲」という本もあるのだが、こちらは学術的な観点(版の違いとか作曲年代の特定とか?)から書かれたものらしいので、私の求めている「簡単な曲目解説」とは違うような気がして手を出していなかった。上記の本は最近出たようで、1曲につき数ページ(作品自体のポピュラリティによって増減はある)で解説をしているので、私の目的にも合いそうな気がする。

CUBASE5/CUBASE STUDIO5 攻略BOOK

ま、今さらここに挙げるのも恥ずかしいのですが、そんなに使い込んでいるわけでもないのでちゃんと勉強しておきたかったのと、普通のユーザーの視点から見た機能の「深さ」(この機能は初心者でも使う、この機能は上級者じゃないと使わない、といった機能全体の俯瞰の意味です)を把握しておきたかったし、著者として知人が名前を連ねていたし(笑)、ということで買ってみた。ちなみにPerfumeのバックトラックはこのソフトから生み出されています。

MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2009年 06月号 [雑誌]

創刊40周年記念企画「アルバム・ランキング・ベスト100」もこの号の第3弾「1969~1979」で最後。第1弾が「1990~2008」、第2弾が「1980~1989」というように、だんだん時代を遡っている。この表紙を見たときに「やはり、1位は『ジョン魂(じょんたま)』か …..」と思ったのであるが違っていた。ビートルズの「アビー・ロード」。妥当といえば妥当(だってビートルズのアルバムは時代的にこのアルバムくらいしか引っかからないもんね)、微妙といえば微妙(逆に「ビートルズ」だから1位になった?ビートルズの作品としてベストでない(と私は思う)ものが選ばれてしまうのもねえ)だなあ。まあ、別に順位が重要じゃなくて、今まで自分が見逃していた「コモンセンスとして聞くべき音楽」に気付かせてもらえることに大きな意味があるのだが。

ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~

アビイ・ロード

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送別会。

ちょうど、会社のデスクを整理して、古い書類を処分しているところなので、いろいろな方といろいろな昔話をすることができた。特に、古くから仕事をしている人とは苦楽とか紆余曲折とかを共にしてきたわけだが、それについて同じような達成感を持っていることが確認できたのがよかった。私は「とてもいいものを作ることができた」と思っているのだが、実際に手を動かしていた人たちがそう思っていなければ意味はないと思うし。

明らかに飲みすぎて片隅で暴言を吐きまくっていたが(笑)、それにも賛同してもらえたので(笑)よかったかなと。

ビートルズ!

(本当にCD買わないとネタないなあ …..)

http://www.emimusic.jp/beatles/

http://beatles.com/core/news/

ついにビートルズのオリジナル・アルバムがリマスターされて発売されるそうな。

  • The Stereo Albums – 現行のラインアップに沿った(ただし、「パスト・マスターズ」は2枚組になる)14枚。
  • The Stereo Albums(ボックスセット)- 上記の14枚にボーナスDVDを加えたボックスセット。
  • The Beatles in Mono(ボックスセット)- 「Please Please Me」から「The Beatles」までのモノミックスに「モノ・マスターズ」2枚組を加えたボックスセット。こちらだけは紙ジャケで出るらしい。

どうせ、ある一線を越えているファンは2つのボックスセットを買うはずだから(笑)、こういう売り方はあまり文句が出ないだろう。初期のアルバムは収録時間が短いんだからモノとステレオの2in1で出せよ、という気もするのだが、全てのアルバムがそうできるわけでもないのだから「美しく」なくなってしまう。ま、それはそれでよしと。

その昔は「Yellow Submarine」もモノミックスのLPが再発されていたりするのだが、必要最小限の4曲(《Only A Northern Song》《All Together Now》《Hey Bulldog》《It’s All Too Much》)だけが「モノ・マスターズ」に収録されるのかなあ?

ええと、映画「レット・イット・ビー」のDVDはまだでしょうか?

デリコとリンゴ

LOVE PSYCHEDELICO のアメリカデビュー盤の逆輸入盤。ジャケットのデリコちゃんも日の丸風(白字に赤)、中ジャケのピースマークも日の丸風である。 内容はベスト盤的なもの。 以前リリースされた「early times」というベスト盤もあるのだが、それよりもオーソドックスな選曲に思える。 リマスタリングはけっこういい感じ。 特に初期の曲は低域が物足りなかったのだが、このリマスタリングではそのあたりが強調されている感じ。 お気に入りの《Last Smile》はちょっとヴォーカルが奥まって、以前のミックスとはかなり印象が違う。

リンゴ・スターのアップル・レーベル時代のアルバム4枚が紙ジャケ化。残念ながらリマスタリングはされていない模様。 リンゴのソロ作で知っているのは《アイム・ザ・グレーテスト》とか《明日への願い》とか《バラの香りを》くらいだと思うのだが、まあ FAB 4 の紙ジャケなので買わざるを得まい。

FAB 4 の紙ジャケ化状況といえば、まず、ジョン・レノンは「トゥー・ヴァージンズ」から「ミルク・アンド・ハニー」までのソロ・アルバム(ヨーコさんとの共作含む)が紙ジャケ化されたので OK。

ジョージ・ハリスンはアップル初期の2枚「不思議の壁」「電子音楽の世界」が紙ジャケ化されたが、これらはニッチといえばニッチ。ダークホース・ レーベルでのアルバムはボックスでリリースされたので今後の紙ジャケ化は期待薄か。アップル時代のアルバムは出そうだなあ …..

ポール・マッカートニーは紙ジャケ時代の初期に LP 時代のアルバムがどかっと紙ジャケ化されたのだが、それまでボーナストラックで収録されていたアルバム未収録曲がカットされているし、紙ジャケのクオリ ティも最近のものに比べるとちょっと見劣りする。それでも、東芝 EMI(当時)らしく付属物がしっかり再現されていたのはさすが。グレードアップしたものを再発売する可能性も十分あり得る …..

売り出し中

期せずして本を読む時間がたくさん取れたので …..

ビートルズ売り出し中!―PRマンが見た4人の素顔

ビートルズの広報担当が書いた本。 内容は必然的にビートルズにとって「広報」が重要な位置を占めていた時期、つまりデビュー前後から人前でのコンサートを止めてしまう1966年あたりまでが多くなっている。

(余談ではあるが、ビートルズ最後のコンサートとなったキャンドルスティックパーク(サンフランシスコ)でのコンサートはポールの依頼でトニー・バーロウが録音したのだそうだ。テープが足りなくて最後の曲が途中で切れている。)

さすがに他ではなかなか出てこなかった情報が語られていて面白い。 特にエルヴィス・プレスリーとビートルズの対面(申し合わせによって記録は取られていない)や、情報の行き違いでイメルダ大統領夫人の招待を無視することになってさんざんだったフィリピン公演とか。

日本公演についても多くのページが割かれている。 ファンから聞いた「ビートルズがテロに狙われている」という情報に対してはかなり(必要以上に)神経質な反応だと思うのだが、当時の状況を考えるとしょうがないのかな、という気もする。