やはりビョークはよい

ヴォルタ

ビョークの新作。 前々作「ヴェスパタイン」、前作「メダラ」はどちらかというと、どんどん狭いところ細いところへ突き進んでいく緻密さが感じられたのであるが、それが息苦しくもあった。

今回のアルバムは開放的。 アフリカのアーティストによるリズムや、アイスランドのブラスバンドによるサウンドが空気を振るわせる。

かと思えば琵琶(チャイニーズ・ピパ)を使ったりと「ヴェスパタイン」や「メダラ」にあった統一感はないが、逆にいろいろな要素を組み合わせて「ビョークの音楽」として構築してしまうあたりは、「ホモジェニック」に近いものがあるのかも知れない。

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