ベートーヴェン ピアノソナタ全集

円高ユーロ安なのをいいことに円決済でカードでお買い物。昨日、不在連絡票が届いていたので、今日 DHL まで取りに行って来ました。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(10枚組)

ベートーヴェンのピアノソナタといえばバックハウスあたりが定番らしいのですが、あまのじゃくな私はいわゆる歴史的な名盤を選ぶよりは新しい(そして安い)全集を聞いてみようか、ということでHMVで評判になっているジャン・ベルナール・ポミエのCDを買ってみることにしました。

とりあえず第14番(いわゆる《月光》)から聞いてみることに。息子は「いい曲だねえ~」とか言っていますが …

ステレオタイプ的な先入観があることは否定できませんが、いわゆるドイツ的な重厚な演奏ではなく全般的なタッチはクリアで軽めに聞こえます。「聞き疲れしたくない」という理由からこの演奏を選んだ意図はとりあえず間違っていなかったと言えます。まあ、いろいろ聞いてみましょうか。

連休2日目の買い出し

そして連休二日目。今日はカレンダー上は平日なので、買い物や赴任に関する手続きをするために電車で街中へ出かけました。

まず、本来なら家族のドイツ入国直後にやろうと思っていた、在留届の提出(と私の分の住所変更)を行うために在ハンブルク日本領事館へ。家族が5/2に入国して、その後に取得していた休暇の間(5/3~5/5)にこの手続きをやろうと思っていたのですが、日本領事館は日本の休日には閉まっているんですねえ … もちろんドイツの休日にも閉まっているのですが … ということで、あらためて今日手続きを行ったわけです。ついでに妻の日本の運転免許証の独訳依頼と、在外選挙人登録申請も行いました。

やっと日本から持ってきた(航空便で送ってもらった)ブルーレイディスクプレーヤーを設置したので、街中への買い物がてらブルーレイディスクを買いに SATURN へ。やはり、いわゆるヴァレンシア・リングを高画質で見てみたいと思ったので、まとめて購入しようと思ったのですが … 4部作のうち《ラインの黄金》は売り切れのようで店頭になく、他の3作も amazon.de などで購入した方がかなり安く買えそうです。とはいえ、なるべく早くブルーレイディスクの映像を見たかったので、とりあえずかろうじておおまかなあらすじは把握している《神々の黄昏》を購入して、あとの3作はamazon.deから後日購入することにしました。

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今日から4連休

今日は Christi Himmelfahrt(キリストの昇天)という祭日です。文字通り、復活したキリストが昇天したことを記念する祭日で、復活祭から39日目にあたります。復活祭は毎年移動する祭日なのですが毎年日曜日になるように設定されています。そのため、この「キリストの昇天」も毎年時期は動くものの木曜日になります。

そして、翌金曜日はカレンダー上は平日なので、私の勤務先は(おそらく他の企業も)出勤日にはなっているのですが、学校が木曜日から日曜日まで4連休になるため、多くの人が金曜日も休暇を撮ります。そういうわけで、私も休暇を取得して4連休にしました。

例によって、祭日はお店も閉まっているので買い出しなどもできません。日帰りで行けるところへ小旅行することにしました。

向かった先はリューベック。ハンブルクの50kmほど北に位置する街で、私も赴任後最初の休日に訪れた場所です。街並み自体が世界遺産に登録されている美しい街なのですが、妻や息子はマルツィパン(マジパン)で有名なニーダーエッガーのカフェで飲食することの方に興味があるようです。

ホルステン門近くの無料駐車場に車を停めて、バッハがそのオルガンの音を愛したと言われる聖マリエン教会、そのすぐそばにある市庁舎広場(ニーダーエッガーもこの近くにあります)、塔の上から街を見下ろすことができる聖ペトリ教会、そして街のシンボルともいえるホルステン門、という経路でまわりました。まあ5歳の息子にはこのくらいが限界のようです。

以前、ニーダーエッガーを訪れた時には市庁舎広場にあるカフェに入ったのですが、今日は本店の2階にあるカフェに入りました。数多くのトルテがディスプレイされているスペースで好みのものを注文し、あとから持ってきてもらうというシステムです。その上の階にはニーダーエッガーの歴史を展示している部屋があり、そこではマジパン細工のデモンストレーションも行われています。息子はうさぎのマジパン細工を作ってもらいました。

みなとまつり

妻が昼からハンブルク日本人会の婦人部会があるということで、息子と何をしようかと思案。

体調があまりよくないので、ずっと家でゴロゴロしていてもいいのですが、せっかくなので 5/7(金)から 5/9(日)にかけて行われている「ハンブルク港祭り」を見に行くことにしました。ドイツ語では「Hafengeburtstag(港の誕生日)」ということなので、開港祭という意味合いなのでしょうか。

息子はあまり乗り気じゃないようで、中央駅(Hauptbahnhof)に行っていろいろな電車を見たいようです。「中央駅まで行く途中の駅でちょっと船を見てみよう。」という提案にも、しぶしぶ「じゃあ、いいよ。」という感じで了承。

Halstenbek 駅からS3に乗り、Landungsbrücken駅で下車。この駅からは港を見下ろすような形になるのですが、たくさんの出店があったり、大小さまざまな船がエルベ河を行き来したりしています。

息子もだんだんテンションが高まってきたようで、岸に近づいてきた外輪船を見て「あれ、乗りたい!」「だって、まだ船に乗ったことないもん。」とのこと。そういえば、今まで乗ったことなかったっけかなあ?ということで乗ってみることにしました。本当は5歳の息子も料金を払わなければいけないように思うのですが、まけてもらって(?)大人料金の14ユーロのみでした。

まあ、エルベ河の中を1時間程度往復するだけなので、いわゆる「風光明媚」は期待できないのですが、高級住宅地とされるBlankeneseの砂浜を眺めたりとか、ばかでかい貨物船の近くを通り過ぎたりとか、大きなドックの中をのぞいたりとか、再開発が進むHafencity地区の近代的な建物を眺めたりとか、おそるおそる風の強い甲板に出て景色を眺めたりとか、息子にとってはかなり満足する体験だったようです。ちなみに新しいコンサートホールもHafencity地区に作られています。会社の同僚からは資金難で計画通りに進んでいないという話を聞きましたが …

そして第1日目

時差ボケのせいか、機内で寝過ぎたためか、家族でかなり早めに起床。

まずは妻と息子の住民登録を行うために Halstenbek の Rathaus(市役所)へ。前回、自分自身の住民票を移動したときと同様に「家族が日本から引っ越して来たので住民登録をしたい」と書いた文書(英文とその独訳)を担当者に渡して作業をお願いしました。パスポートの内容を登録して、特に問題なく終了。

その後、日本人学校へ。ちょうどこの日(5/3)の午後に幼稚部の保護者懇談会があるということだったので、午前中に見学と挨拶をして、午後から妻が保護者懇談会に参加する、という日程にしました。幼稚部が体育館で遊ぶ様子を見学させていただいたのですが、案の定、息子は「人見知りモード」でなかなか親を離れません。まあいつものことだから … と思う反面、入園してちゃんとやっていけるんだろうかという不安もあります。

帰りしな、日本人学校近くのパン屋さんで昼食用のパンを購入。意外にドイツ特有のパン以外の種類もあって、うちでは好評でした。

妻が保護者懇談会へ行っている間、体調の優れない父子は昼寝を。引っ越し疲れかなあ …

妻が帰って来たあとは、近くの EDEKA で食料を買い込みました。1週間以上家を空けていたので、ほとんど食料が尽きていたわけで。

また会おね

不要品の引き取り業者の対応は妻に任せて、午前中は久しぶりに日本の本社を訪問しました。

もともと帰国中に一回くらいは顔を出そうと思っていたのですが、今回はドイツの赴任先の会社から日本の会社へいろいろな「お届けもの」を頼まれたので、それも渡しに行ったわけです。それから、引っ越し作業中に出てきた「借りっ放しのまま返すのを忘れていた品々」を返しにとか。

当初は1時間くらいで済ませる予定だったのですが、いろいろな部署に顔を出していろいろな人に挨拶をするととてもそんな時間では足りないわけで、結局自宅へ戻ったのは11時近くになってしまいました。

その後、会社の社宅担当者との打ち合わせ。空き家になる自宅は「社宅」という形で会社に預け、需要があれば社員に貸し出すという形になります。鍵は最終段階で会社の守衛所に預けてくれればいいということだったので、簡単な内装チェックと最終的な書類確認を行いました。

その後、ホテルから息子と祖母を連れてきて自宅とのしばしのお別れ。息子はデジカメで空っぽになった家のいろいろな場所を撮影していました。

午後1時過ぎ、会社に寄って自宅の鍵を預け、浜松駅から妻の実家へ移動。

次に浜松に来るのはいつになるのかなあ?

同期会

帰国に合わせて、会社の同期入社の友人たちに飲み会を企画してもらいました。

「帰国に合わせて」ということなので、本来一週間前のはずだったのが土壇場で予定変更になってしまい、しかも引っ越し荷物発送や移動スケジュールもあって、ほとんどこの日(休日)しか予定が空かないということにしまいました。それにも関わらず集まってくれた(&出席できなかったけど電話をくれた)友人たちに感謝です。

それぞれの近況を聞いたり、久しぶりの刺身と焼酎(私の好きなダバダ火振!)を堪能したりすることができました。

お開き後、酔っぱらった状態で自宅に戻って、廃棄物の分別を。自分で自分を褒めてあげたい(笑)。

無事帰国しました

ハンブルク→フランクフルトは20分ディレイでフライト、フランクフルト→成田は1時間くらいかなあ … ディレイしましたが、無事に午前8時ごろに成田空港に到着しました。

成田空港でのJR乗車券購入から成田エクスプレスの発車まで約5分、東京駅での成田エクスプレスから新幹線「ひかり」への乗り換え時間12分という、これ以上時間短縮しようがないくらいの最短ロスタイムで、結局11時30分くらいには浜松駅に到着することができました。

相変わらず、息子の邪気のない言語感覚にはハッとさせされます。ベッドに入った後、横にいた息子がこう言いました。

「また、家族、つながったね。」

(再び)休暇前最終日

そういうことで、(再び)明日から休暇に入ります。

今乗っている車は会社から支給されているものなのですが、赴任に合わせて時間的に間に合うものをチョイスしてもらったものです。休暇明け早々に自分で選んだ車が納車されるということなので、今乗っている車をリース会社に返却する用意を始めました。ということで会社近くの自動車整備工場に預けてあるタイヤを取りに行きました。前にも書きましたが、ドイツでは冬の間はウィンタータイヤを履く義務があるので、冬の間は不要になるタイヤを保管してもらっていたのです。

よくよく考えてみると、今日取りに行く必要はなかったんだよなあ … 今は車の後部にタイヤを載せているんですが、家族が来たら買い物に行かなければいけないし、きっと車後部のスペースに荷物を載せる必要があるし、そうなると今載せてあるタイヤをいったんおろして、休暇明けに会社に行く時に再度載せないといけないわけで …