バッハ・プラスチックス・エルヴィス

海外赴任になる同期入社の友人の送別会。

さすがにこの年(入社1?年)になると、同期でそれなりの人数が集まる飲み会は少なくなる。(前回集まったのもやはり送別会だったなあ …..)ともあれ、集まれば相変わらずガヤガヤとした雰囲気になるのが懐かしい。

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某ショップでサービス券をいただいたので、これを使うべくCDを探す。ブゾーニがピアノ独奏用に編曲した《シャコンヌ》(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終曲)はかなり有名だと思うのだが、他にも《目覚めよと呼ぶ声あり》とか《トッカータとフーガ ニ短調》が編曲されているのは知らなかった。

他にも高橋悠治自身が編曲している作品もいくつかあってこちらも楽しみ。

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プラスチックスのデビュー25周年記念のベスト盤。

未発表音源が4曲含まれたボーナスディスクがついている(もちろん、これはこれで感涙モノ)のだが、収録時間は全然余裕があるのだから、オリジナルアルバム未収録曲《PATE》や、アルバムに収録されたものとは別ミックスの《GOOD》シングルバージョンも収録して欲しかった。

本編の方は、4枚のアルバムからピックアップされた曲がランダムに配置されているのだが、4枚それぞれにアルバム全体の印象が大きく異なっているだけにランダムに並べられると違和感がある。

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で、元プラスチックスの中西俊夫による新しいプロジェクトのアルバム。メロンやウォーターメロンなどに代表されるいくつかのプロジェクトを経て、また最初の地点に戻ってきたという感じの雰囲気。

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エルヴィス・プレスリーの命日(8月16日)に紙ジャケ30枚が限定復刻。詳細はこちら(http://www.genkipolitan.com/elvis/elvis100/paper30.html)ちょっと迷ったのだが買っておくことにした。

ぎゃぼ

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何か売れているみたいですねえ。

「のだめカンタービレ」で使われている音楽を集めたCD。この場面ではこういう音楽が流れているのだ、ということを確認するためのCDであって、曲を鑑賞するためのCDではないはずだ。

にも関わらず、このCDブックを買ってしまったのは、やはり作品中で登場する架空の作曲家による架空の作品《ロンド・トッカータ》を収録しているからなのである。

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CANの紙ジャケ第2弾の4枚。だんだん落ち着いてきているなあ。

まったりと大掃除その2

大掃除その後。

とりあえず紙類の大まかな整理は終わったので、ビデオテープの整理をすることにした。LPレコード整理用の箱に五箱くらいあった。ものによってはラベル部分にかなり盛大なカビが生えているもののある。やはり定期的に風通ししなくてはいけなかったのか。

そもそもビデオからDVDに落としたとして今後何回見るか疑問ではあるが、昔はなけなしのお金をはたいて、それなりの意図を持って録画したのであるから、それなりの愛着もある。今はDVD-Rのメディア一枚100円くらいだし「それなりの意図」を保存しておくという意味では安いものである。

とりあえず、こんなビデオが見つかった。

インバル/フランクフルト放送交響楽団

1987年来日公演より。モーツァルトの《ハフナー》とマーラーの交響曲第5番。この時の日本公演は大学時代に見に行き、マーラーの交響曲第5番のスコアにサインをもらったことを覚えている。

朝比奈隆/シカゴ交響楽団

1996年の客演。ブルックナーの交響曲第5番。この時、朝比奈さん85歳。トランペットの首席奏者アドルフ・ハーセス81歳。あわせて166歳である。朝比奈さんはこの作品を指揮するときは金管奏者を倍にするのだが、シカゴ交響楽団からは断られたという話。

デュトワ/NHK交響楽団

《春の祭典》とか《ダフニスとクロエ》とか。デュトワが音楽監督になる前に客演に来たときの演奏。《春の祭典》のリハーサル映像が貴重だし面白い。しかし、この作品をよく暗譜で振れるものだ。

デュトワ/NHK交響楽団

こちらは2001年。西村朗さんのサクソフォン協奏曲を須川さんソリストで。再演かな?あとはドビュッシーの《海》とかルーセルの《くもの饗宴》とか。

カラヤン/ウィーンフィル

1984年ザルツブルク音楽祭での《ばらの騎士》(シュトラウス)商品で DVD 化されているらしい。

さらにエレクトロニカ

Live in Japan(Fennesz)

そういうわけでフェネスの日本公演のライブをタワーレコードの通販で購入した。ジャケット画像と簡単な解説はこちらから。(http://www.faderbyheadz.com/release/headz10.html)にも書いたが、職場の後輩から聞いて激しく気に入ったので、ぜひ持っていたかったのである。

とにかくこの人の音楽は叙情的。冒頭でノイズがひとしきり渦巻いたあと、静寂の中から《Endless Summer》でサンプリングされたギターのフレーズが出てくるところの美しさはすごい。

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ところで、タワーレコードの通販は2500円以上のお買い上げで送料無料なのであるが、上記のフェネスのCDはわずかに2500円に足りない。

ついでにもう一枚購入してしまおうといろいろ探して結局これにした。フェネスも参加しているデヴィッド・シルヴィアンの最新アルバム。確か、フェネスが参加したデヴィッドのライブがNHK-BSで放送されたように思う。耽美的でスタティックなベーシックトラックに重ねられるデヴィッド・シルヴィアンの低音ボーカルが気持ちよい。

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というようなCDを探しているうちに見つけたDVD。最近は本当に劇場公開→DVDリリースの期間が短くなっているなあ。初回限定盤がなくならないうちにゲット。

モーグ氏が静岡文化芸術大学のメディア・アート・フェスティバルに基調講演で招かれたのは去年だったっけ?

まったりと大掃除

夏休みなのだが、なかなか遠出ができないので毎日少しずつまったりと大掃除をしている。CDは前の日記でも紹介したようにフラッシュ・ディスク・ラ ンチなどを使えば省スペース化が可能なのであるが、紙類(書籍とかスクラップとか)はやはり物理的に処分しないと空間が空かないのである。

そんなわけで、今後読む可能性がほとんどない本や、今後読みたくなっても文庫を買うくらいで済ませられる本を持って「BOOK OFF」へ。まあ価格的にはこんなもんかな。

で、店内をうろうろしていて見つけた本。

バンドミュージック・インデックス552

1988年に出版された(らしい)。秋山紀夫さんが吹奏楽曲についての簡単な紹介を書いている本。一時期かなり本気で探していたのであるが、すでに絶版で手に入れることができなかった。思いがけず見つかってうれしい。価格もかなり安かったし、しかも夏休み期間中のセールとかでさらに安くなっていた。

最近、ミュージックエイトからも秋山さんが書かれた「吹奏楽集プログラム・ノート/秋山紀夫が選んだ689曲」という本が出ているが、こちらは増補版のような感じなのだろうか?

買う前に内容をチェックすべくパラパラとページをめくっていたら、最終ページに某有名吹奏楽団のメンバーの名前が書かれていた(笑)。その方の所有物だったらしい。

教授ライブ@ICC

ICCで行なわれる教授のコンサートを見に東京へ。

新宿でお昼を食べるときはよくアルタ地下の「ハイチ」を使っていたのであるが、なくなってしまったようなので新宿センタービルにあるお店の方へ行 く。もちろん注文するのはドライカレーとコーヒーのセット。わりと広いのだがお客さんの喫煙率が高いのがちょっと難。それからコーヒーが普通のコーヒー カップに入ってくるのもちょっと興ざめ。アルタ地下のお店はもうちょっとこだわりのあるカップだったのだが ….. とはいえ、いくつかあるお店の中では新宿駅からいちばん近そうなので、とりあえずはここを使うことになるのだろう。

そのあとは、まずディスクユニオンの各店をのぞく。Yellow Dog から出ているビートルズのレット・イット・ビー・セッションのCDが組物で安くなっているやつ(もちろんブートレッグ)とか、晩年のフランク・ザッパがア ンサンブル・モデルンを指揮した「イエロー・シャーク」の映像盤(もちろんブートレッグ)とかに心惹かれる。しばし逡巡するが、前者は買ってもまず聞かな い気がするし、後者も公式に出ている「イエロー・シャーク」や「グレッガリー・ペッカリー」をまず聞けっちゅう話だよなあ ….. と思い、結局買うのをやめた。

その後は例によってタワーレコードの新宿店へ。 いちばん欲しかったのは先日職場の後輩から聞かせてもらって激しく感動したフェネスの「ライブ・イン・ジャパン」だったのだが、残念ながらこれはなかった。

ということで、当てもなく買ったのが以下の3枚。

The Wire 20 years 1982-2002

「WIRE」という雑誌の創刊20周年を記念して2002年に作成された3枚組のコンピレーション。フリーとかアヴァンギャルドとかアンダーグラウンドとかエクスペリメンタルとかといった言葉でくくれそうなアーティストの名前が並んでいて面白そうだった。

エンニオ・モリコーネ(あの「ニュー・シネマ・パラダイス」からは絶対想像できない音楽!)とか、フェネスとか、アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンとか、大友良英とか、ジョン・ケージとか、ビョークとか。

John Zorn: Rituals

ジョン・ゾーンが作曲したオペラ(と言っていいのかなあ?)。1人の歌い手と10人の演奏者のためのモノドラマ。楽器編成はフルート(ピッコロ、アルトフルート持ち替え、以下同)、クラリネット(バスクラリネット、Ebクラリネット)、バスーン(コントラバスーン)、トロンボーン、2人の奏者による各種打楽器、ピアノ(ハープシコード、チェレスタ、オルガン)、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス。

5楽章からなり、計30分ほどの演奏時間である。演奏者もいろいろな動作を要求されているシアトリカルな作品らしい。1998年にバイロイト・オペラ・フェスティバルで上演された際には賛否両論だったらしいが、音を聞く限りそんなに絶賛するべきものでも拒否反応を示すべきものでもないように思える。ジョン・ゾーンの作品を聞くのだったら「マサダ」とか「ネイキッド・シティ」の方が面白い。

ローリー・アンダーソン―時間の記録

CDサイズの書籍にCDが付録としてついているもの。 上記の教授のライブは、そもそもICCで開催されているローリー・アンダーソンの回顧展「時間の記録」の一環として行なわれるイベントなのである。この本はその展覧会のプログラムのような位置付けになろうか。

どうもパフォーマンス・アートというと眉に唾をつけながら見てしまうのだが、ローリー・アンダーソンの場合はテクノロジーを使って、それをわかりやすく示しているのが受けているのかなあ?

*****

そんなこんなで教授のライブである。 矢坂健司さんのブログで 見たように、基本的にラップトップを使っての即興演奏。ステージは左からスクーリ(基本的にベース+ギター?)、ジャンセン(ラップトップ)、教授(ラッ プトップ)、フェネス(ギター+ラップトップ)、小山田(エフェクター+ギター)。約3O分遅れの開演で、1時間ほどのノンストップの即興演奏。これは穏 やかな部分が多くて正直ときどきウトウト。それもなかなか心地よい。アンコールはかなり激しかった。

まさか《BEHIND THE MASK》や《TONG POO》などを期待してきた人もきっといないと思うし、こういう肩の力を抜いたライブ(リハはなく、ほとんどぶっつけ本番だったらしい)は「その場にいる」ということが大事なのだと思う。

広島

朝起きて、昨夜録画しておいた「NEWS 23」を見る。

坂本龍一と元ちとせが原爆ドームの前で《死んだ女の子》を演奏したのである。元ちとせのメリスマの効いた節回しと、教授のバックトラックの「噛み合わなさ」が不思議な印象を残す。

この詩はトルコの詩人ナジム・ヒクメットが書いたもので、日本では反戦歌として歌われていたらしい。旋律の節回しもそちらっぽい独特のものを感じたのであるが、調べてみると外山雄三が作曲したものらしい。もちろん、反戦歌として歌われていたのは別の曲なんだろうなあ。

なお、この曲は mora などで期間限定でダウンロードできる。(もちろん有料だけど)

この曲は番組の最後に演奏されたので、録画したビデオをたらたら早送りしながら見ていたら8時15分にサイレンが鳴った。60年前、広島に原爆が投下された時刻。まさか浜松でもサイレンが鳴らされるとは思わなかった。

今日の積志ウィンドアンサンブル

昼間は近くの夏祭りでの演奏。

準備のための時間がなかなか作れなかったので、《サンダーバード》《オレンジレンジ・メドレー》《ムーン・リバー》《時代劇絵巻》《マツケンサンバII》と今年用意しているレパートリーからの選曲。

参加できる人数が少なかったが、なかなかいい演奏ができたと思う。もちろん課題はたくさんあるのだが、今までうるさく指摘してきたことが少しずつ改善されてきているのは収穫である。野外でまわりに反響するものがないと、音が散ってしまうのはしょうがないけど。

そのあと、ほとんど「引き続き」という形で定期演奏会のための合奏練習。先日、汐澤先生にご指導いただいてから初めて《リンカンシャーの花束》を通したのであるが、演奏者以上に指揮をしている自分が迷っているのが分かってしまった。

いかんなあ。ちょっと仕切り直ししないと。

教授強化月間

Switch (Vol.20No.12)

Switch (Vol.22No.1(2004January))

雑誌「SWITCH」で教授が表紙になっている2冊(正確に言うと以下の理由で3冊)を購入。

特に2002年12月号(Vol.20 No.12)の方は、その頃に発売された究極のベスト盤3枚を収納できる紙ケースがついている。当然、使用版と保存版の2冊を買いましたとさ。