YMOのコピーバンド

ライヴ パブリック・プッシー

「Yセツ王(ERO MAGIC ORCHESTRA)」は「OMY」と並ぶYMOコピーバンドの代表格である。 「OMY」がパロディという形でYMOをコピーしているのに対して、Yセツ王は直球勝負というかそのままYMOの演奏を再現する形でコピーしている。

というわけで、このアルバムは「PUBLIC PURESSURE 公的抑圧」を完全にコピーしたもの。 演奏面からいうと、《TONG POO》のオープニングのボソボソ声、《THE END OF ASIA》のアウトロ、《COMSIC SURFIN’》のイントロの MC、《BACK IN TOKIO》の雰囲気などかなり細かいところまで再現しようとしているし(このくらいしないとYMOファンは唸らない?)、ジャケットはもちろん、イン ナーにある海外プレスの引用や、第1回ワールドツアーにおけるメンバーの日程表などもパロっている。

なんでエロでなければならないのか(笑)、という必然性はさておき、こういうノリは嫌いではない。

当たり前ではあるが、YMOのオリジナルを完全にコピーすることは不可能であるから、Yセツ王の演奏には確実に「違い」がある。 その違いにがっかりするか、ニヤリとするかが、YMO に対する愛情の試金石ともいえるのではないだろうか。

オリジナルの「PUBLIC PRESSURE」が持っている、あまり広くないライブ会場でやっているという空気感もよく再現されていると思う。 リアルタイム世代として語らせてもらえば、この「PUBLIC PRESSURE」は、YMO が大ブレークする直前にリリースされたライブアルバムで、個人的にも初めて聞いたYMOのアルバムである。上記の空気感というのは、ブレークする前の、ま だほんの少しアンダーグラウンドというか非主流な雰囲気を漂わせていた YMO 自体にも通じる空気感であって、そういう空気感はリアルタイム世代でなければ感じることができなかったのではないか。 YMO に対する愛情の試金石とはそういうことでもある。

ボーナストラックは高橋幸宏のソロアルバム「音楽殺人」に収録されている《BIJIN-KYOSHI AT THE SWIMMING SCHOOL》を下敷きにしたオリジナル曲。それにプラスチックスやP-MODEL を隠し味に加えたような典型的なテクノポップ・サウンド。

今日の積志ウィンドアンサンブル

今日は所属する吹奏楽団の練習日なのだが、私の担当の曲ではないのでお休みさせていただく。その後、拙宅で各パートのトレーナーで集まって会議。定期演奏会後の準備を進めなくてはならない。

定期演奏会が終わった秋は一応シーズンオフということで、練習の出席人数が減ったり、何となくモチベーションが下がったりしていたのだが、ここ数年で依頼演奏の数が増えている。今年も年末まで月2回くらいの割合で演奏機会がある。

  • 9/25(日) 市民バンドフェスティバル
  • 10/8(土) 団員の知人の結婚披露宴での演奏
  • 11/3(祝) 積志ふれあいコンサート。浜松市・積志地区の小学校、中学校、高等学校とのジョイントコンサート
  • 11/12(土) 団員の結婚披露宴での演奏
  • 11/20(日) 積志公民館まつりでの演奏
  • 12/上 積志公民館こども講座での演奏

列挙してみるとすごいな … 年末までには来年の定期演奏会の選曲準備もしないといけないし …

別宮/エルヴィス

好評につき売切れです

NAXOSの「日本作曲家選輯」シリーズの一枚。しかし、このシリーズの片山杜秀氏の解説は読み応えがある。前衛を嫌う保守派、ドイツ音楽の厳格な構成とフランス近代音楽の和声を併せ持つ別宮貞雄の作風の背景が読み取れる。そういった反面、刺激のなさを感じないこともないのであるが ….. 演奏は例によって秀逸。

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先日、エルヴィス・プレスリーの紙ジャケ再リリース30枚を予約購入したのだが、入荷が遅れていたものがやっと到着。やはり、これらのタイトルは人気があるのか?

好評につき売切れです

メジャーレーベルからのデビュー盤。冒頭の《ブルー・スウェード・シューズ》をはじめ、ジョン・レノンがカバーした曲が多い。ザ・クラッシュのアルバム「ロンドン・コーリング」のジャケットデザインは、このアルバムへのオマージュ。

好評につき売切れです

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クリスマスソングを集めたアルバム。夜中のAMラジオから聞こえてくるような雰囲気がたまらない。エルヴィスの生地であるメンフィスを舞台にしたジャームッシュの映画「ミステリー・トレイン」(もちろん、このタイトルもオープニングを飾る同名の曲もエルヴィスのレパートリー)にもそんなシーンがあった。

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オノ・セイゲン/コム・デ・ギャルソン

コム・デ・ギャルソン・オノ・セイゲン 1

先日、とある縁でオノ・セイゲンさんとお話しする機会があった。たまたま、私の関係している仕事について関心があったようで、そのあたりについて少し会話をしたのである。

以前からこの方の仕事に興味があったので、作品を聞いてみようと思い購入。すでにリマスタリングされて SACD でも再リリースされているのだが、うちではまだ SACD は聞けないし、以前から出ている2枚組の方が収録曲数が多かった(貧乏性)ので、そちらにした。

(通販で購入したのであるが、やはり最初は SACD の方が送られてきてしまった。しょうがないよなあ、ジャケットデザインもCDのカタログ番号もほぼ一緒だし。というわけで、返品 → 再発送で少し時間がかかってしまったのだった。)

題名の通り、コム・デ・ギャルソンのショーのために作られた音楽。アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、ビル・フリーゼル、フレッド・フリスなどかなり凄い面子による演奏であるが、耳当たりはよい。

http://www.mt-fuji.co.jp/saidera/more01.html

2枚組のうち1枚目は当時(1980年代後半)流行っていた感じのサウンド。最近はかなりコンプレッサーをかけて音の密度を上げているが、当時のサウンドはかなり隙間の多い音楽。2枚目はラテン音楽や韓国の民俗音楽などを取り入れて、1枚目よりもリラックスした雰囲気の曲が多い。

というわけで、アートワークは井上嗣也。シンプルでありながら趣味のよいデザインである。

今日の出来事

長澤まさみに惹かれて、うちも光電話に変えることにした。申し込みをしてから待つことすでに1ヶ月以上、やっとNTTから電話が来た。

加入者の名義がどうのこうので、名義を変更してからでないと工事に取りかかれないらしい。名義を変更するので本人を証明できるもの(普通は運転免許証とかですなあ)を 「文字が読めるくらいの大きさに拡大して」FAX して欲しいと言われた。

A4 サイズで FAX を送信するのであまりちまちましていてもしょうがないなあ、と思い、免許証を300%拡大して FAX した。このくらいだとちょうど A4 に収まる。

これで開通するのは9月20日頃らしい。申し込んだ時は夏休みくらいには大丈夫だと言われたんだけどなあ …

長澤まさみといえば、彼女のお父さんはジュビロ磐田がJ1に昇格した時に監督をやっていた。昇格直後にハンス・オフトに代わってしまったが …

 

ブラスト

浜松公演 8/31(水) 昼の部を見に行く。

浜松では 8/30 の夜と 8/31 の昼夜の計3回公演があったのだが、子供を預けやすい時間帯ということで昼の部を見に行ったのであった。
(偶然、ホール内で似たような事情の友人複数名に会った。)

基本的には DVD で発売されている演目と大きくは変わっていないのだが、やはり目の前で演奏しているということと、観客の反応があるということで楽しめる。昼の部なので、やはり学生さんが多く、前日の夜の部よりもノリはよかったそうである。(浜松での全公演を聞きに行く予定の友人談)

こういう「エンタテインメント(演奏者と聴衆が一緒に楽しむ)」と「コンサート(音を聞く)」の中間のような位置付けの演奏会において、身の処し方に困るのが日本人なのかなあ?演奏者から発信されるものを単に受け取るだけじゃなくて、聴衆も演奏者からもたらされる「笑い」や「驚き」や「感動」をもっと素直に(あるいは多少オーバーに)表現してもいいと思うし、それによって演奏者も聴衆ものってくれば言うことなしなのではないかと思う。

来年からはいよいよ新シリーズの「ブラストII」が始まるらしい。また浜松に来てくれますよね?

今さらながら無線LAN

今さらながら自宅に無線LANを導入した。

そもそもは、友人に録画してもらった「ライブ8」の画像ファイルを引き取るためのUSBハードディスク(48GBということらしい ….. 分割してDVDにしてくれとも言えないのでそのままコピーしてもらうことにした)を購入するためにパソコンショップへ行ったのだが、たまたま無線LANサーバーとPCカードがセットになったパッケージをセールで安く売っていたので買ってみた。

主な目的はCLIEのネットワーク接続である。これでいちいちパソコンを立ち上げなくてもメールや自分のウェブページを読み書きできるようになった。

ミュシャ展

会社を休んで浜松市美術館で開催されている「ミュシャ展」を見に行く。

気がつくと開催は今週末の日曜日(8月28日)までで、よくよく予定を見てみるともう休日には行けなくなってしまっていたのだった。 平日にも関わらず、台風にも関わらず、意外にもたくさんの人が見に来ている。 うちと同じように駆け込みなのか? ちょうどこの日は入場者数30000人突破ということで、浜松市長が来てくす玉を割っていた。 もう少し遅く入場していたらちょうど30000人目になっていたのかなあ?

ミュシャというとアール・ヌーヴォー様式のポスター画の印象が強い。印刷で見るとまあそこそこなのだが、実物の色彩は素晴らしい。実物を見てかなり印象が変わった。少し色温度を抑えた色彩で描かれている女性は本当に愛らしい。

今回の展覧会はミュシャが名声を得るきっかけとなった、女優サラ・ベルナールのためのポスターがメインのような扱いになっている。これらのポスターはかなり余裕のある空間で見ることができるようになっている。(というか浜松市美術館は狭すぎ)「トスカ」もあるとよかったんだけどな。

よく知られているミュシャの作品の作風はしっかりした輪郭線と淡い色調、幾何学的な構図が特徴なのであるが、スケッチや油絵を見るとデッサンの確かさや光の使い方のうまさが分かる。 スケッチの多くは鉛筆書きにほんの少しホワイトを加えたものが多いのであるが、そのホワイトで表現している光が絶妙である。

このへんがミュシャの一般的な顔なのであるが、それ以外の仕事も紹介されていて興味深かった。香水や酒(モエ・エ・シャンドン)やお菓子などのパッ ケージデザイン(実はゴーフルのパッケージを模した整理箱が売られていたので買ってしまった)などもあったし、写真にもかなり力を入れていたらしい。 晩年プラハに戻ったあとの絵画は民俗衣装が描かれていたり、国のために切手や紙幣などのデザインも行なっていたりと、愛国的な創作活動を行っていたよう だ。

その総決算とも言えるものが連作「スラヴ叙事詩」だそうだ。 絵のサイズは大きいし20枚からなる連作なので、今回の展覧会ではスケッチのみの展示だったのだが、いつか実物を見てみたい気がする。

プラハにある聖ヴィート教会のステンドグラスもミュシャが制作したものである。 すっかり忘れていたのであるが、1998年にプラハを訪れた際にちゃんとカメラに収めていたのだった …..

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今日届いたもの

CHASM(坂本龍一)

アメリカのプロモーション盤(非売品)。収録曲はアメリカ盤に準じているので、日本盤とは微妙に異なる。

実はこのアルバム、あまり聞き込んでいないのでちゃんと比較できていないのだが、少なくとも《LAND SONG》は収録されていない。あと《20 msec.》《Song》《Word》という3曲が日本盤未収録なのだが、どなたか詳しい方、素性を教えてください。

ジャケットは全面プラスチックのデジパックでまったくの別デザイン。