マインドマップを試す

さっそく会社でマインドマップを試してみる。

フリーウェアで探したらFreeMindというツールがよさそうなので、とりあえずこれを使ってみる。見栄えに凝ったりするのは大変そうだが、アウトライン・プロセッサーとして使うには十分な機能である。

午後から打ち合わせがあったので、これで作成した事前メモをもとに会議を進めたのだが、想像していた通りの効果があった。

同じ打ち合わせに出席していた友人によると某海外企業のエンジニアも使っていたらしい。彼も興味を持っていたので紹介してあげた。

ちょっと不便なのは、このソフトウェアで書いたメモを、例えば議事録のような形で他の人に渡す場合。HTML に書き出せるのだが、さすがにこのままだと使いにくい。タブでインデントしたテキストとか、Excel に読み込めるような形でのデータにしてもらえるとありがたいのだが。(製品を買えってか。)

品川にて

品川出張。

品川に行くとなると、やはり昼食は「デヴィコーナー」で食べたい。品川駅から第一京浜を田町方向に行けばすぐ分かるカレー屋である。インド人が作っているが多少日本人向けの味付けになっていると思う。何よりコストパフォーマンスがよい。2種類のカレーとサラダ、タンドリーチキン、飲み物つきで1000円。ライスだととても食べきれる量じゃないのでナンにしておいた方がよかった。

ワインショップ「エノテカ」で晩酌セットを買い、とてもじゃないが持って帰れないので宅配を頼む。2003年のヴィンテージが出始めている。けっこういい年なのだろうか。ムートンは4万円だ。鍵のかかったワインセラーには1934年のシャトー・ディケムがあった。26万円なり。

それから「ルピシア」で妻のお使い。フレーバーティーをいろいろ買い込む。

本題の出張目的はソフトウェア開発のモデリングに関するセミナー。やはりソフトウェア開発は上流での曖昧さをなくすことがみんな(管理者も開発者もテスターも結果的には会社も)幸せになる最良の方法だという思いを強くした。本題とは直接関係なかったのだが「マインドマップ」についての説明を受けて目からウロコ。今まで仕事のアイデアとか所属する吹奏楽団の選曲/方針とか漠然と頭に浮かんでは消える考えはプレーンテキストでつらつらメモっていたのだが、マインドマップのような書き方をすればもう少し整理できそうだし、何よりもあとで見返したときに思考の過程をトレースしやすいような気がする。

ザ・マインドマップ

組込みソフトウェア開発のための構造化モデリング 要求定義/分析/設計からソースコード作成までソフトウェア開発上流工程の基本を構造化手法に学ぶ

ということで、仕事に関連した本もあわせてさっそく買ってみることにした。(年末に買った本も消化し切れていないぞーーー)

… にも関わらず、カバンの中から年末に借りた岡本太郎の本が見つかった(ごめんね。今まで忘れてた …)。シンクロニシティか?ということで、帰りの新幹線の中ではこれを読むことにした。

今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社文庫)

50年前に書かれた本なのであるが、内容は全く古びていない。つねに芸術を生み出し続けていこうとする氏のエネルギーが垣間見える。
(「新しいと言われた時点でもう古くなっている」という言葉は重い)ちょっと前の日記で「すごく極端なことを言えば、演奏者は自分の出す全ての音について、ありったけの知恵と勇気と人生経験を振り絞って意味付けを行なわなければいけないのだ。」と書いたが、岡本太郎が書いている「芸術とは、自分自身を創ることだ」という発言と、実は近いことを言っていたりして。

太陽の塔

前にも書いたが、岡本太郎が大阪万博のために制作した「太陽の塔」が大好きである。

「岡本太郎 EXPO’70 太陽の塔からのメッセージ」という展覧会の図録がオークションに出品されていたので購入してしまった。これは2000年(つまり大阪万博開催のちょうど30年後)に開催された展覧会のために作られたものなのだが、つい先日まで開催されていた「タイムスリップ大阪万博展〜EXPO’70とその時代〜」(2006年1月2日(月)〜16日(月))では太陽の塔のメイキング映画や当時のニュース映画を収録したDVDを付録につけて限定販売されていたらしい。

多少プレミアムがついた価格だったのだが購入して大正解。「黄金の顔」が取り付けられる場面や、万博が開催されている間は「太陽の塔」の周りを取り囲んでいた吊り屋根を持ち上げる場面などは、当時を知らない私でもわくわくする感動があった。

また、内部の「生命の樹」(実は内側にもたくさんのオブジェがあるのです)は2003年に33年ぶりに一般公開されたのだが、それ以降も不定期の公開なのでなかなか見ることができない。この内部の当時の映像も貴重である。

それから冊子の方も、スケッチやら縮小模型やら詳細な設計図やらが載っていて大満足。

ちょっと前に買ったDVDよりも面白かった。このDVDは公式記録映画ということで企業館(普通こっちの方が面白いですよね?)が紹介されていないのである。

公式長編記録映画 日本万国博 [DVD]

….. と思ったら、今度は「公式記録映画 日本万国博 DVD-BOX」なる4枚組DVDがリリースされるらしい。

公式記録映画 日本万国博 DVD-BOX

これも惹かれるなあ …..

シーナ&ロケットとか遠藤賢司とかカンタベリーとか

遠藤賢司 特得箱 (スペシャルBOX) “キング・オブ・ワッショイ”

待望の「東京ワッショイ」の紙ジャケ化。遠藤賢司の曲はほとんど聞いたことがなかったのだが、横尾忠則がデザインしたジャケットのかっこよさにしびれていて、ぜひ購入したかった。

このボックスは「東京ワッショイ」「地球防衛軍」という公式盤2枚とライブやシングル盤などのレア音源を収録した編集盤2枚組。近々公式盤だけが単売されるという話もあるのだが、ボックスの方が気合が入った作り方がされていると思い、こちらを買うことにした。実際、湯浅学氏やこのボックスを企画した和久井光司氏などの文章が載っているブックレットもついていた。

音の方はまだ方向性がつかめない。もともとはフォーク畑の出身らしいのだが、2枚の公式盤では四人囃子やプラスチックスに在籍していた佐久間正英がサウンドプロデュースを担当している。「東京ワッショイ」の冒頭を聞く限りでは1970年代後半から1980年代前半あたりのテクノ・ポップとかパンクの要素が感じられる。例えば初期の P-MODEL に通じるところがある。

また、このボックスで楽しみにしていたのが名曲と言われている《カレーライス》が聞けること。こちらはライブ音源が編集盤の方に収録されている。彼女がカレーライスを作っている間、自分が猫と一緒にテレビを見ているという歌なのだが、突然「どっかの誰かがパッとお腹を切っちゃったんだって」と歌われる。三島由紀夫の切腹事件のことらしい。淡々と情景を歌っている中で前後の脈絡なく突然歌われるのが面白い。いわゆる「四畳半フォーク」をシニカルに皮肉っているのかなあ。

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やっと「真空パック」がCD再発。残念ながらリマスタリングはされていないらしく音はいまいち。まあ紙ジャケだし、臓物はきちんと再現されているし、少しは許せるかな。

(だったら YMO の紙ジャケ再発の時もちゃんと臓物を再現してくれればよかったのに。)

リアルタイムで聞いていたのは「真空パック」だけだったので、今回もこれだけを買っておこうと思っていたのだが、YMO が関わったアルバムだけでも押さえておこうかと思ったらほとんど全部になってしまったので、とりあえず全部購入。来月はゲルニカ+戸川純関係。どうしようかな …

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ソフト・マシーンのファーストアルバムと、ジョン・ケイル、イーノ、ニコ、ケヴィン・エアーズらが共演したアルバムの紙ジャケ。音はどちらも所有済。特にソフト・マシーンのファーストアルバムの変形ジャケが目当て。

ソフト・マシーンはどんどん硬派なジャズ・ロックに変貌していくのだが、ファーストあたりはまだまだポップな面が押し出されていて聞きやすい。「サード」とかの方が緊張感はあるけどね。

芸能人ビッグバンド部

木曜日ではあるが、録画しておいた「カスペ!」を見る。

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2006/06-010.html

「芸能人ビッグバンド部」ということで、楽器初心者を集めて、映画「スウィング・ガールズ」の指導陣が鍛え上げて、ビッグバンド・コンテストに出場するということである。

とはいえ、トランペットのつるの剛士は中学校時代に吹奏楽部に在籍、都大会で金賞を取ったことがあるらしい。ホームページで見たら、練馬区立豊玉第二中学校だそうな。

3ヶ月という練習期間では、やはり演奏は「それなり」という出来だったのだが、これを見ていて「初めて楽器から音が出た時のうれしさ」とか「初めてちゃんと楽譜が吹けた時のうれしさ」とかを最近忘れているなあ … としみじみ思った。

もちろん「楽しい」だけではダメだと思うんだけどね。でも、どんなジャンルでも、どんな曲(シリアスな曲であっても悲しい曲であっても)でも、「音楽を演奏できることの幸せ」を音に込めることはとても大事なことだと思う。

というわけで、今年の我が吹奏楽団のテーマは「エモーション」なのである。すごく極端なことを言えば、演奏者は自分の出す全ての音について、ありったけの知恵と勇気と人生経験を振り絞って意味付けを行なわなければいけないのだ。素人はそのくらいのことをしないと、拙い演奏を聞いてくれるお客さんの心を動かせないのだ。

こんな本が出るそうです

某吹奏楽フォーラムからの情報。こんな本が出るそうです。

「ブラスバンドの鬼 得津武史の生涯 天国へのマーチ」(西谷尚雄著)

http://k-service.jp/tokutsu/index.htm

私は、この方の演奏を直接見聞きしたことはないのだが、日本の吹奏楽の黎明期を支えていた人の一人だろう。

ブーレーズ・フェスティバル

粛々と8mmビデオのDVD化を進めている。

とりあえず「ブーレーズ・フェスティバル」全6回のDVD化が完了した。

1995年に東京(およびその周辺)で開催されたフェスティバルをNHK-BSが3週に渡って放送したものである。各回は前半と後半に分かれていた ので 3 * 2 = 6 本のテープに録画した。確か、所属する吹奏楽団の定期演奏会の前日(というか深夜番組だったから当日になるのか)に放送されていて、次の日が本番だったに も関わらず深夜まで起きていてテープを交換した覚えがある。

放送されたのは20世紀に書かれた作品ばかりで、古くはバルトーク(《中国の不思議な役人》《ピアノ協奏曲第1番》)、ストラヴィンスキー(《春の 祭典》《詩篇交響曲》)、ラヴェル(《クープランの墓》《マ・メール・ロア》《ダフニスとクロエ》)から、シェーンベルク(《室内交響曲》)、ベルク (《室内協奏曲》《アルテンベルク歌曲集》)、ウェーベルン(《パッサカリア》、バッハの編曲《6声のリチェルカーレ》)らの新ウィーン楽派を経て、メシ アン(《クロノクロミー》)、ベリオ(《シンフォニア》)、それからもちろんブーレーズ自身の作品(《弦楽のための本》《レポン》)までといった内容であ る。

ブーレーズの指揮は指揮棒を使わず、極力無駄な動きを排している。 指揮者のオーバーアクションは音楽の妨げになると言わんばかりに、とにかく演奏者に対する指示を最優先させた指揮である。 指揮が音楽を表現するのではなく、あくまでも指揮によって制御された演奏者が音楽を表現しているという感じである。 だから、出てくる音楽が非常にすっきりしているのかも知れない。 あそこまでストイックに振るのは、よほど達観していないとできないよなあ。

のだめ/ひばりくん

のだめカンタービレ (14) (講談社コミックスKiss (575巻))

「のだめカンタービレ」の最新刊。新たな展開への導入部という感じでサブキャラが広く浅く出てきたのかな?

次巻15巻の限定版はマングース付きらしい。やっぱり買わなきゃいけないのか?

江口寿史JUMP WORKS (1)

集英社から江口寿史 JUMP WORKS というシリーズが出ている。漫画本編がセレクションになっている(つまり全部収録されているわけではない)のはちょっと残念だが、今まで何回も出版されているから「ファンなら読んでいるはず」ということなのだろう。それよりも当時の週刊少年ジャンプの表紙など、今まであまり目にすることができなかった周辺資料が掲載されているのがうれしい。

やっぱり「すすめ!パイレーツ」編も買わなきゃいけないのか?

アマゾンのアソシエイト・プログラムのレポートを見ていたら、私のページから「ゆうがたクインテット」の新しいアルバムを買ってくださった方がいた。

全然気が付かなかったなあ。
で、ちょっと探してみたら今度はついにDVDが発売されるらしい。

過去1年分の「クインテット」はほとんど録画してあるので、こちらは買わなくてもいいかな?