演奏会」カテゴリーアーカイブ

浜松ウィンドオーケストラ第7回定期演奏会

第1部

  • 八木澤教司/ファンファーレ「ミュージック・シティ」
  • ジェームズ・バーンズ/アルヴァマー序曲
  • アルフレッド・リード/ミュージック・イン・ジ・エアー!
  • 樽屋雅徳/ラザロの復活

第2部

  • スカイ・ハイ
  • 舞踏会の美女
  • 天空の城ラピュタ
  • 永遠の!ディスコ・ヒット・メドレー

第3部

  • ヨーゼフ・ヘルメスベルガーII世(亀井光太郎)/悪魔の踊り
  • クロード・ミシェル・シェーンベルグ(宍倉晃)/ミュージカル「ミス・サイゴン」より

例年書いているが、中低音が充実した響きを聞かせるバンドなのである。 バンドの特色をアピールするのなら、選曲には考慮の余地があったのでは?

また、パート間のピッチ感が違っているので、主旋律のユニゾンが不安定になってしまったり、テュッティになるほど音が濁ったりで、ちょっと残念。

あと、いくつか苦言。

プログラムの曲目紹介に明らかなミスがあった。誤字とかではなくて、数行抜け落ちてしまっている感じ。このまま読んだら全く意味不明。主催者側が気 付かないはずはないのだから、訂正を挟み込むなり(対応が間に合わなかったのだとしたら最悪でも)司会者に言及させるなりすべき。お客さんに失礼でしょ う。

それから、指揮者が演奏者を立たせて、お客さんの拍手をもらっている時に演奏者が席を移動するのも失礼。お客さんの拍手を蔑ろにしていませんか?

積志公民館祭り

練習で利用させていただいている積志公民館の「公民館祭り」に出演。 例年、これが年内最後の公式演奏となっている。

出張に行っていたので練習は一回お休みさせていただいていた。 しかも、その前の週は休日のため公民館が利用できずに練習中止、その前の週は「ふれあいコンサート」の準備と練習だったので、実質的に私が振ることができたのは前日の練習のみだった。

(まあ、どれも以前演奏したことのある曲ばかりだったので、そんなに心配していなかったのだが …..)

  • 涙そうそう〜花
  • アンダーソン/ブルー・タンゴ
  • ちびまる子ちゃんメドレー

そういえば、最近の公式演奏といえば、屋外だったり体育館だったりかなり広い場所ばかりだった。音が少々荒れるのは仕方ないか。前日の練習でも少し オーバーブロー気味だったのだが、その方が曲に勢いが出るのではないかと思い、基本的にはそのままにしておいた。多少メロディを浮き立たせるためにバラン スは調整したけど。

結果的には、これがいい方向に働いたのではないかな。 お客さんにも喜んでいただけたようだし、全般的にはいい出来だったと思う。

あいのてさんコンサート

浜松市浜北区のなゆたホールで開催された「あいのてさんコンサート」を息子と見に行く。(あいにく妻は土曜日勤務だった)

この地区で活動するママさんブラスの草分け「アザレアママズアンサンブル」が主催しているようだ。

演奏会が行われた 13:00 〜 14:30 というのは、ふだん息子が昼寝をしている時間なので、途中で眠くなったりぐずったりするのを心配していたのだが、コンサートの間はずっと集中してみていた。正直すごいと思った。

コンサートの内容は前半と後半がテレビの「あいのてさん」でやっていた曲で、途中で各メンバーのソロが入った。赤いあいのてさんこと野村誠さんは鍵盤ハーモニカとピアノでかなり過激なパフォーマンスをやっていた。

終演後、ロビーでは各メンバーの CD が売られていた。前から欲しかったので野村さんが主催する鍵盤ハーモニカアンサンブル「Pブロッ」の CD を買う。コミカルな感じの内容を想像していたのであるが、意外とシニカル。《コアラリス序曲》なんていうほのぼのしたタイトルの曲でも、途中でフリーミュージック的な要素が入っていたりして作風としてはかなりハード。期待以上に楽しめた。

あと、息子が欲しがったので、口琴を買ってみた。口(というか歯)に当てた細い金属片を指ではじいてビヨンビヨン鳴らし、その音を口の中に共鳴させる。口の容積や舌の位置を変えることによってピッチや音色を変えるのである。(番組の中でも使われていたが、最近の音楽で使われているようなフィルターで変調をかけたような音になるのである)青いあいのてさんから少し手ほどきを受ける。

最後に、息子とあいのてさんたちと写真を撮っていただく。

第5回浜松市民文化フェスティバル

「第5回浜松市民文化フェスティバル」に出演。 2002年、2005年に続き、積志ウィンドアンサンブルは3回目の出演となった。 (微妙に年度と回数に矛盾がある気がするが、開催されなかった年もあるのかな?うちはスケジュールや参加人数の都合が合うときにしか出演していないのでよくわかりませんが …..)

うちのような小さなバンドだと、単独ではアクトシティ浜松の大ホールで演奏出来る機会はなかなかないので、こういう機会は大切にしたいのである。

  • デヴィッド・ギリングハム/フォスターズ・アメリカ
  • エリック・ウィテカー/オクトーバー

他にも曲は用意していたのだが、各団体の演奏時間が減らされてしまったので結局定期演奏会からの使い回しのみになってしまった。

個人的にはテンポもバランスも全然コントロールできていなかったので、あまりいい手応えはなかったのだが、いただいた感想を聞くとそれほど悪くなかったらしい。

帰省(その3)

墓参り。

うちの実家は、先日の中越沖大地震の震源地から比較的近い場所になる。 人的/物的被害はほとんどなかったのであるが、お墓の墓石がずれていたり、積み重ねられている墓石同士がパテのようなもので固定されていたりするのを見ると、確かに地震があったことを実感させられる。

また、実家に「放射能漏れ情報」に関する広報が配布されていたのもリアルである。 親に聞くと、特に観光業界では放射能漏れに関する風評の影響が深刻で、宿泊予約のキャンセルが相次いでいるそうである。震源地から 100km 近く離れている「村上温泉」(新潟県の北の端)でもその影響はあるそうだから、情報がちゃんと伝わっていないのだなあ、と思う。

そんな影響もあってか、客集めのため、地元の水族館は8月いっぱい無料開放されている。こちらも帰省するたびに行っているような気がするのだが、涼しいし、息子が体力を発散する場所も必要なので行ってみた。

夕ご飯は寿司。 寿司も帰省するたびに食べている(正確に言うと食べさせてもらっている)ような気がするなあ。 カーブドッチで買ったシャルドネのミリュブラン(樽熟成させない早飲みワイン)を合わせる。 幸せ。

YMO@京都

今回は HAS ではなく YMO(しつこい)。

前日までは横浜で買ったリリー・フランキーのTシャツを着て行こうと思っていたのだが、「HAS ではなく YMO」なので、14年前の再生Tシャツを着て行くことにした。

  • 以心電信
  • RESQUE
  • WAR AND PEACE
  • RYDEEN

裏情報で「4曲やるらしい」ということは聞いていたので、事前に演奏曲予想をやっていた。私の予想は《WAR AND PEACE》以外は曲順も曲目もビンゴ。まさか教授のソロ曲である《WAR AND PEACE》を取り上げるとは思わなかったが、過去にもそういう例があるからいいのか。

しかし、《WAR AND PEACE》が発表された当時、この曲がこんなに重い意味付けを持つことになるなんて誰が予想しただろう。ほとんどメロディらしいメロディはなく、小さな フレーズが繰り返されるだけなのだが、幸宏さんのドラムがどんどん曲を煽ってヘヴィーになっていく、そのプロセスがどうしようもなくかっこいいのである。

マーチ「浜松」

前日のビアガーデンで息子が食べすぎで大変なことになったので午前中の予定は全てキャンセル。

午後から浜松市の「政令指定都市移行・市制施行96周年記念式」へ出かける。 林望さんが作詞し、伊藤康英さんが作曲した新しい浜松市歌がお披露目されるのである。うまく説明できないのだが、康英さんらしい大らかで優しい旋律である。

管弦楽版は歌とオーケストラの伴奏、という感じなのだが、吹奏楽版はあえて違う形式にしたという。 康英さんご本人もおっしゃっていたが、エルガーの《威風堂々》のように、前後に行進曲を置き、中間部のメロディに市歌をそのまま使うような構成になってい る。タイトルもずばりマーチ「浜松」。康英さん自身の指揮で、浜松市内の高等学校から選抜されたメンバーによる吹奏楽団で初演された。

終演後、久しぶりに康英さんご夫妻とお会いし、いろいろお話をすることができた。 (浜松市歌とマーチ「浜松」を収録した非売品 CD もしっかりいただくことができた。(小さくガッツポーズ)ちなみに CD ではマーチ「浜松」は浜松交響吹奏楽団が演奏している。) マーチ「浜松」はトランペットきつそうですね、という話をしたら、実はホルンが大変とのこと。ほとんど吹きっぱなしで「おいしい」対旋律を吹いているとのこと。

届いた DVD と買った本たち。

ケン・バーンズJAZZ [DVD]

「奥の細道」をよむ (ちくま新書)

音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書)

消える中間管理職 10年後に生き残る働き方 (アスキー新書 013)

積志ウィンドアンサンブル第26回定期演奏会

第1部

  • ジャック・スタンプ/ガヴォーナ・ファンファーレ
  • デヴィッド・ギリングハム/フォスターズ・アメリカ
  • ヴァーツラフ・ネリベル/フェスティーヴォ
  • グスターヴ・ホルスト/第二組曲

第2部

  • レックス・ミッチェル/大草原の歌
  • エリック・ウィテカー/オクトーバー
  • アルフレッド・リード/オセロ

アンコール

  • リロイ・アンダーソン/シンコペーテッド・クロック
  • バリー・グレイ/サンダーバード

演奏会直後に「よくも悪くも練習通り」とコメントしたら、昨年の演奏会でも同じことを書いていた …..


えっと、今だから話せる話。

今年は珍しく暗譜でいけそうだったので、最初から指揮者用の譜面台を出さないことにした。(ひょっとして副指揮者くんには密かにプレッシャーをかけたことになっていないかちょっと心配)

まさか《オクトーバー》を暗譜で振れるようになるとは思っていなかったのだが、曲の構成というか流れが頭に入ると意外と問題なく振れるものだ。この曲は全体にいい感じの流れができたのではないかな。演奏者のお子さんがこの演奏を聞いて涙を流したと聞かされてすごく感動。

実は《大草原の歌》のように拍子もテンポも一緒で曲想がいきなりコロコロ変わる曲の方が暗譜しにくいのではないかと思っていた。これは次の曲想の兆 しとなるモチーフをちゃんと目立たせることによって次の展開への準備とした。テンポの速い部分では、テンポが定まったらそのまま突き進めるように音楽を大 きく取って(基本的には叩き止め+撥ね上げか大きな2拍子)音楽の流れを邪魔しないようにした。 (この日は全体的に少しテンポが前のめりになる傾向があったので、アレグロになった直後はテンポを抑えなければならなかったけど)

《ガヴォーナ・ファンファーレ》は、もうオープニングに置いただけで成功である。 この曲で演奏会を始めることによって、聞いている方々に大きなインパクトを与えることができる。演奏は(やはり)中間部のフーガでテンポがばらついてしまった。

《オセロ》。1楽章と2楽章はなかなかいい出来だったが、だんだん演奏者がばててきているのがわかった。第1楽章で「入れ込み」過ぎたかなあ?後半 楽章はやはりテンポが前のめり気味で少し淡白になってしまったか。汐澤先生の言葉を借りるならば「音楽が熟する前に動いてしまった」ような。

《第二組曲》は、演奏者との「対話」が楽しめた。こういう雰囲気は初めて感じたかも知れない。第4楽章はユーフォニアムのソロとテューバのソロを経 て、テューバとピッコロの掛け合いで終わるのであるが、テューバのソロを振っている間、早く曲が終わって欲しいような、終わって欲しくないような不思議な 高揚感があった。 (実は、あと1秒拍手が長く続いていたらもう一度ステージに戻るつもりだった。拍手が終わったあとにステージに出て行くのも間抜けなので止めてしまったん だけど。)

….. といったあたりが今思い返してみての感想。


終了後、いろいろな人と話をしたが、すっきりした顔の人が多かった。 それなりにうまくいったのかなあ? 誰も泣かなかった演奏会というのは久しぶりではなかろうか(笑)。

それはそれとして、演奏面は依然克服すべき課題がたくさんある。 それを聞きに来てくださった方にズバリと指摘されてしまうのはどうかと思うが、逆に考えると演奏者としての我々が捉えている問題が正しいということも言えるのか。

まあ、また来年がんばりましょう。

huey くんはじめ、聞きに来てくれた(そして、アンケート用紙において打ち上げでの格好のつるし上げネタを提供してくれた(笑))友人たち、本当にありがとう。

そして、朝7時からの町内会の草刈りに私の代わりに行ってくれ、私が家に置き忘れた白シャツを本番前に届けてくれた妻にも感謝。

ヒカシュー

「父の日」だというのに、お父さんはひとりでライヴに出かけてしまうのでした。

浜松・天神蔵ギャラリーでのヒカシュー・ライヴ。かれこれ四半世紀くらいヒカシューを聞き続けているのだが、生で見るのはもちろん初めて。

新曲何曲かも含めて最近のアルバム(「転々」とか「入念」とか)からのレパートリーが多かったが、懐かしの曲も何曲かあった。

ラストの曲は《パイク》(2nd アルバム「夏」収録)。そしてアンコール1曲目は印象的な5拍子のベースのリフから始まる《プヨプヨ》(1st アルバム「ヒカシュー」収録)。このあたりは感動して涙が出そうになった。

それは私です

そういうわけで、土曜日はちゃんとパシフィコ横浜にいたのであるが、そのレポートが日本テレビ系「ゲツヨル」で放送された。

なんと私も一瞬映っていた。 この感動を分かち合いたいので一所懸命キャプチャしました。

getsuyoru

ちなみにすぐ後ろに並んでいたおじいさんは、日本テレビのインタビューの申し出を丁重に断っていた。