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そして僕は途方に暮れる

引越し業者から段ボールをもらったので、少しずつ詰めていくか、と思い、すぐには読みそうもない音楽関係のハードカバー(でかい・厚い・重い)から段ボール箱に詰め始めた。

船便だと水をかぶったり、近くに梱包した液体(シャンプーとか化粧品とかかなあ?)で濡れたりするリスクがあるので、一応外側に緩衝材を敷き詰める。本を縦置きにすると上からの荷重で本が歪んでしまう可能性があるので、横置き(いわゆる平積み状態)で詰めていく。

一通り詰め終わった後でテープを貼って蓋をして、ちょっと移動しようとしたが ….. 持ち上がらない …..

もう少し小さい箱に詰めれば箱一個あたりの重さが軽くなって楽になるのではないかと思い、業者に相談する。返ってきた答えは「この箱より小さいサイズは、あいにくございません。(中略)重量に関しても10kgの箱に目一杯、本が梱包されていても弊社作業員でしたら問題ございませんのでご安心下さい。」とのこと。現地でもお願いしますよ(笑)。私、この箱を何個も持ったら絶対腰を悪くします。

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この期に及んで買った本 …..

さよなら、愛しい人

「ロング・グッドバイ」に続く、レイモンド・チャンドラー作品の村上春樹訳シリーズ。「ロング・グッドバイ」も読了していないので、この機に読み直しますかね。ところで村上春樹さんの新作「1Q84」は発売前から増刷が決定したそうな。前作「アフター・ダーク」から5年、上下2冊というボリュームでは「海辺のカフカ」以来7年ということになる。「ホラー」ということ以外ストーリーは明らかにされていないが、最近の世界観もホラーと言えばホラーである。「海辺のカフカ」(あるいはその前の何作か)よりも、少しベクトルが変わった「アフター・ダーク」の方が好きなので、今回はちょっと期待している。amazonも予約が殺到しているそうなので、手元に届くまでちょっと時間がかかりそうだなあ。

おばけのおつかい―さくぴーとたろぽうのおはなし (こどものとも絵本)

「こどものとも」の、さくぴーとたろぽうシリーズが息子の最近のお気に入り。

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HAS/YMO [DVD]

「音ズレがあった」とメーカー側が認めたHAS/YMOのDVD。交換手続きを忘れていた。離日する前にやっておこうと思い、ディスクを送付したのが先週。本日到着。

身辺整理(レコード編)

妻を含め、いろいろな方から心配されている膨大なCDやレコードの処遇ですが、本当にどうしましょうかねえ?

書籍、特に小説類に関しては、何の未練もなくホイホイと売りさばけるのであるが、CDやレコードとなるとなかなか心情的に手放せないものがある。とは言っても、自宅に置いてあるものは減らしていかないといけないので、まず手始めに、本当に大事なレコード類は弟の車で実家に持って行ってもらうことにした。その昔、父が日曜大工で作った木製のLPレコード入れが3箱、これでだいたい100枚弱くらいのレコードが入る。

YMOファミリー関係のレコード(なぜか教授の「音楽図鑑」が3枚あった)や、立花ハジメさん関連の美しいカラーレコード(極彩色の「太陽さん TAIYO-SAN」、片面に手塚治虫さんのキャラクターがエッチングされたシングル「ビューティー・アンド・モダン・シングス」、同じく江口寿史さんのキャラクターがエッチングされた「NO MATTER」、横尾忠則さんデザインの陶器のような「THE END」など)、テクノポップ関係、ビートルズ関係などをとりあえず収納して、トランクに入れて持って帰ってもらうことにした。これで追突でもされたら泣くに泣けない状況だが、無事に着いたということで一安心。

で、その後、不要な本300冊くらいをBOOK OFFへ売りに行く。文庫本中心で値がつかないものもあったがトータルで5000円ちょっと。まずまずですなあ。こうして、自宅にはハードカバーの専門書ばっかり残ってしまうのであった …..

で、本を売りに行って買った本(馬鹿) …..

ほんの一冊

YMO

定期点検のため、車をディーラーに持って行く。

待ち時間を利用して、近くのショッピングセンターで買い物。ふだんの行動範囲からは外れている場所(たぶん、このショッピングセンターに来たのは3回目くらい)なのだが、知り合いとばったり。近頃の若いもん(笑)はこういうところでデートするのね。

で、買った本。

イエロー・マジック・オーケストラ(第2版)

以前、YMOのアルバムが再発された時に各アルバムに分割して収録されていたメンバーへのインタビューを再構成したものらしい。ということで、インタビュー自体は持っているのだが、アルバムを引っ張り出してきて読むこともないと思うので本として持っておくことにした。

今シーズンはすでにジュビロ磐田を見限ったつもりだったのだが、勝つとやはり気分がいい。久しぶりに「やべっちFC」を見る。いつの間にか堀池さんの代わりに名波が出ているのね。(あ、なんで名波だけ呼び捨て(笑)?)名波も「やっと、この番組でジュビロを話題にすることができた」と言っていたし。

マイルス/細野/教授

カインド・オブ・ブルー(レガシー・エディション)(DVD付)

発売されたのを忘れていた。輸入盤では復刻版のLPやら豪華解説書やらがついていて、ちょっと内容の割に高いと思ったので結局買わなかった。2枚のCDに入っている音源はほとんど既出のものなので、目当てはDVDに入っているコルトレーンらとの映像なのである。(ま、これもかなり以前からリリースされていてちっとも珍しくはないのだが、ちゃんとした形では持っていなかったので)

Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン) 2009年 05月号 (CD、CD-ROM付き) [雑誌]

なんだかんだで最近は毎月買っているなあ。先月は教授、今月は細野さんの特集なのである。

レコード・コレクターズ 2009年 05月号 [雑誌]

こちらは数少ない定期購読雑誌。この本を見て「カインド・オブ・ブルー」の発売を思い出したのである。

坂本龍一北海道限定シングル「nord」

教授が北海道の農業連合「ホクレン」のために書いた曲。ヤマハミュージック札幌店に注文して今日到着。

音楽は自由にする

やっと読み終えた …..

音楽は自由にする

教授にとっての「初の本格的自伝」。全体的には淡白な回想に留まっているが、プロとして活動する前のエピソードについては今まであまり明らかにされていなかったと思うので、このあたりは面白く読めた。

YMOとしてのキャリア、特に最初の活動期と再生期についてはあまり語られていないが、やはりいい思い出は少なかったのだろうか。その反面、映画「ラスト・エンペラー」撮影(およびその後のサントラ作曲)については多くのエピソードが語られているのは、教授のキャリアの中でも特に大きなイベントだったからなのだろう。

タイトル「音楽は自由にする(Musik macht frei)」は、アウシュビッツの強制収容所の入り口に掲げられていた「労働は自由にする(Arbeit macht frei)」のもじりである。

Henry Cow Box/ダブリン/電子音楽/坂本龍一/三枝成彰

(届く時はまとめて届くの法則 …..)

1月に直接注文してから3ヶ月、やっとヘンリー・カウの40周年記念ボックスが届いた。

The Road Vol.1-5

The Road Vol.6-10: +DVD

ボックスの組み合わせの詳細はロクス・ソルスのホームページに書かれているが、ReRのサイトから直接購入すると、

  • 既発のスタジオ録音盤を収納するボックス
  • ボックスのアウトトラックを収録したボーナスCD「A Cow Cabinet of  Curiosities」

が手に入る。paypalでの支払いが引き落とされてからもなかなか届かなかったので、メールでクレームをつけたりして少々疲れたが、とりあえず手に入ってうれしい。

ONCE ダブリンの街角で デラックス版

公開当時から気にはなっていたのだが、えらく評判がいいようなのでぜひ見たいと思っていた。

日本の電子音楽

もともと600ページあった本なのであるが、それを500ページ増補するというのもどうよ(笑)。

ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一

ユリイカ増刊号。ちょっと前の「ミュージック・マガジン」の中途半端な特集に比べれば期待できるかなと。

三枝成彰:モノオペラ「悲嘆」 (日本語字幕入り) [DVD]

いや、カートに入れたのを忘れて注文してしまっただけなのですが ….. メイ・コーポレーションからリリースされている三枝さんの作品集は良心的な価格なので応援の意味でも買わないといけないかなと。

高橋幸宏/コリリアーノ/マイルス・デイヴィス

とりあえず購入メモ。

ONCE A FOOL,…

La Pensee / HQCD 高橋幸宏

…ONLY WHEN I LAUGH / HQCD 高橋幸宏

先月のニューアルバム(「Page By Page」)リリースにあわせて旧譜その他がドカッとリイシューされた。2枚組ベストが2つ、東芝EMI、コンシピオ時代のソロ12枚がEMIから、そしてポニーキャニオン時代のがこの3枚である。

幸宏さんのソロは中古で(ごめんなさい、ごめんなさい …..)あらかた揃えているのであるが、嗜みとして買っておくことにしたのである。

ここまで買ったらキングから出ている「サラヴァ」「音楽殺人」のSHM-CD盤も買っておいた方がいいのかなあ?紙ジャケで買ってしまったので、とりあえずスルーしているのであるが。

コリリアーノ:サーカス・マキシマス 他

やっと出ました、《サーカス・マキシマス》。

マイルス・デイヴィス・リーダー ダウンビート誌に残された全記録 (単行本)

つい買ってしまったぞ …..アメリカの音楽雑誌「ダウンビート」に掲載されたマイルス・デイヴィスに関する記事をまとめたもの。没後にリリースされたボックスもののレビューも載っているよう。

Page By Page

Page By Page

高橋幸宏さんのニューアルバム。前作「Blue Moon Blue」もえらく気に入っていたし、その後の pupa などもなかなかよかった。楽しみ楽しみ。

音楽関係の雑誌を何冊か。「それ系」の雑誌はやはり教授の特集が多い。サンレコの方はCDに教授が北極でフィールドレコーディングした素材が収録されている。マイクを水中に沈めて録音したんだとか。

キーボード・マガジン (Keyboard magazine) 2009年 4月号 SPRING (CD付き)

サウンド&レコーディング・マガジン (Sound & Recording magazine) 2009年 4月号(エンハンスドCD付き)

レコード・コレクターズ 2009年 04月号 [雑誌]

ザ・ベストテン

ザ・ベストテン

今月号の「ミュージック・マガジン」誌(特集は教授)にレビューが載っていたので、すぐさま注文した。

2月27日にはフジテレビで「フジテレビ開局50周年特別企画 秘蔵映像全て見せます 名曲で綴るフジテレビ 『ボクらの心に流れる歌』」(長えタイトル(笑))も見たし、一所懸命テレビで「歌謡曲」を見ていたことを思い出す。

「ザ・ベストテン」は第1回目からほとんどかかさず見ていた。小学校の一泊二日の修学旅行から帰ってきた日に力尽きて寝てしまい、見逃してしまったことも覚えている(笑)。さすがに大学に入ってからはそんな時間(木曜日の午後9時)に部屋にいることが少なくなっていったので、だんだん見なくなってしまったが。しかし、何で見始めたんだろう?前番組は二谷英明さんが司会をしていた「トップスターショー」という大人の雰囲気ムンムン(死語)の歌謡ショー(死語)だったのだが。

で、上記の本は12年間に渡ってこの番組のプロデューサー/ディレクターを務めた方の回想録である。思いつくままに当時のことを振り返っているような構成がよい。こちらの頭の中でもアトランダムに番組のエピソードが思い出される。つまり、番組を見ていない人がこの本を読んでもちっとも面白くないだろう。

なんといっても「テレビに出ない」と言い続けていた松山千春が、初めてテレビに出て、テレビの前で「なぜ自分はテレビに出ないのか」と切々と語り続け、そのあとにギター1本で《季節の中で》を歌ったことは痛烈に覚えている。ちなみに《季節の中で》は私が自分の意志で買った2枚目のシングル盤である。(1枚目はピンクレディーの《ペッパー警部》。思いっきり年がばれますなあ。)そのあと《長い夜》もテレビで歌ったような気がするなあ。

それから、シャネルズ(現(今も存在するのか?)ラッツ&スター)に対して一般人が「なぜ、シャネルズは黒人のくせに香水の名前をつけているのか?」と質問したことに対して、黒柳徹子さんが反意を表明したことも覚えている。(すぐさまコメントしたのではなく、確かCM明けに言ったのだったと思う。それだけ葛藤があったということなのだろう。)