音楽は自由にする

やっと読み終えた …..

音楽は自由にする

教授にとっての「初の本格的自伝」。全体的には淡白な回想に留まっているが、プロとして活動する前のエピソードについては今まであまり明らかにされていなかったと思うので、このあたりは面白く読めた。

YMOとしてのキャリア、特に最初の活動期と再生期についてはあまり語られていないが、やはりいい思い出は少なかったのだろうか。その反面、映画「ラスト・エンペラー」撮影(およびその後のサントラ作曲)については多くのエピソードが語られているのは、教授のキャリアの中でも特に大きなイベントだったからなのだろう。

タイトル「音楽は自由にする(Musik macht frei)」は、アウシュビッツの強制収容所の入り口に掲げられていた「労働は自由にする(Arbeit macht frei)」のもじりである。

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