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相変わらず

息子は熱がある。今日も学校を休ませ、妻が医者に連れて行った。

妻曰く、ブランケネーゼの医者は昨日休んだという2年生が大挙おしかける可能性があり、しかもそこは「とりあえず様子を見る」ことが多いので即効性のある薬を処方してくれないケースが多いらしい。ということでハルステンベックの医者に連れて行った。

インフルエンザではなく風邪だったらしいのでとりあえず一安心。今ある薬(解熱剤と風邪薬)を飲ませながら休養させることになった。

妻が息子につきっきりで買い出しができないため、私が退社後に買い出し。スーパーマーケットで買物をするのは久しぶりだ。そして、例によって買い物袋を忘れてしまう。

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今日届いたもの。とはいえ、ブルーレイプレーヤーが本格的にやばいのですぐには見れない …

歌劇《イェヌーファ》/歌劇《カーチャ・カバノヴァー》

チェコの作曲家ヤナーチェクの代表的なオペラのブルーレイ。

風邪?インフルエンザ?

「そういえば今年はあまりインフルエンザが流行っていないねえ」と話していた矢先に息子がダウン。

昨日の夜から少し咳き込んでいた(息子の体調が悪くなる兆候)のだが、今朝は全然ダメ。自発的に熱を計り、朝食も食べずに、「今日は休む」と宣言して寝込んだ。

午後に学校の先生からかかってきた電話によると、2年生のクラスでは今日6人休んだために学級閉鎖になってしまったとのこと。

また、妻に聞くと昨日の放課後はかなり一生懸命2年生の子供たちと遊んでいたとのこと …

息子の体調はもちろん心配なのであるが、家族に蔓延しないかどうかも心配 … 息子は息子でサッカーの試合があるし、妻は妻で学期末の行事の準備があるらしいし、私は私で来週から念願のワーグナーの楽劇《ニーベルンクの指環》4部作一挙上演が始まるし …

ということで《指環》の予習をしようと思っているのであるが、日本から持ってきたブルーレイプレーヤーが本格的にやばい。今まで、再生の途中で止まることが多くてストレスがたまっていたのであるが、最近は電源を入れても数回に一回しか起動しなくなった。メインプログラムの起動途中でフリーズしているっぽい。

こちらで買ったブルーレイタイトルの多くはフリーリージョンなので、さしあたりこちらでプレーヤーを買えば見ることはできるのだが、日本のタイトルを見るにはどうすればいいのだろう …

 

今年のユーロ記念硬貨

以前紹介したことがあるのだが、ユーロ硬貨はEU圏内で共通な通貨として流通しているものの、各国で裏のデザインが異なり、しかも2ユーロ硬貨(硬貨としてはもっと金額が大きい)については各国独自の記念硬貨が発行されている。

ドイツでは2012年に2種類の記念硬貨が発行されることが予定されていたのだが、そろそろ市場に流通してきているようで、妻がさっそく手に入れた。

私はといえば、日常生活の中で現金を使う機会は会社の近くの食堂で昼食を食べる時くらいなので、新しい硬貨に接する機会は少ない。妻が町の中心部で買い物をするとすぐに入手できたようだ。

まず、左は2006年からスタートした「ドイツ連邦州シリーズ」。毎年、ドイツに16ある連邦州それぞれに縁のある建造物をデザインした硬貨が発行される。今年はミュンヘンを中心とする南ドイツの「バイエルン州」ということで、ごぞんじノイシュヴァンシュタイン城がデザインされている。

右は2002年に法定通貨となったユーロの導入10周年を記念した硬貨。これはドイツだけでなく他の国(詳細不明、ざっと数えたところ15ヶ国?)でも共通デザインで発行される。ただ、上の写真で「BUNDESREPUBLIK DEUTSCHLAND(ドイツ連邦共和国)」と書かれている部分が各国で異なる。

 

ボルドー兄ちゃん再び

ということで、ワインの買い出しにハルステンベックのワインショップ「HE-LA Weinhändel」へ。

例によってボルドー兄ちゃん(今度ちゃんと名前を聞いておかないとなあ …)が出てきて応対してくれる。「ママから聞いたんだけど、ボルドーでも 2cm くらい雪が降ったんだって。」みたいな世間話から始まる。

今日は赤白それぞれ2本ずつくらいで、キャラクターが違うものを欲しい、というリクエストを出して、基本的にはお薦めにしたがうことにした。

左はフロンサック。この地域はメルローが多く使われているのだそうだ。こちらはフルーティな感じで鴨やアヒルに合うと言われた。右はムーリス。この地域は以前聞いたことがなかったのだが(ボルドーの地図を見ながら説明してもらったところによると)マルゴーの近くにあるのだとか。こちらはかなり重いワインらしく2005年とはいえデカンティングした方がいいと言われた。当然ながら牛肉に合うらしい。

白はシャブリとシャルドネ。

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会計時、「日本語で “Welcome to HE-LA Weinhändel” って何て言うの?」と聞かれた。そういえば、前回にはなかったように思うが、店内にも日本語の案内文が張ってあった。彼も「ようこそ」とか「ありがとう」とか「さよなら」とかとメモを持っている。日本人のお客さんが増えているのだそうだ。

彼が小さい頃、1998年のフランスワールドカップの際、サッカーの日本代表チームがボルドーで合宿を行った。その際、多くの日本人がボルドーを訪れたのだが、彼らが立ち去る時にゴミを綺麗に片付けていったことがとても印象に残っているのだそうだ。

まあ、このお店には何かとお世話になっているので、私でお役に立つことがあればお手伝いしたいなあ、と思っている。

彼は月曜日からボルドーに帰るそうで(「パリで乗り換えるの?」と聞いたら「シャルル・ド・ゴールはカタストロフだ。アムステルダムのスキポールで乗り換える」と言っていた。)Bon voyage.

 

史上最悪の寝違え

日曜日、目が覚めると右肩のあたりが張っていた。首を動かしたり、右腕を動かしたりした時にひっかかる感じ。

久しぶりの「寝違え」かと思って、少しずつ動かしながら様子を見ていたのであるが、なかなか改善しない。経験上、寝違えはその日の朝がもっとも症状が重くてだんだん改善していくと思っていたのだが、痛い部位も移動していってだんだん悪化しているような気配である。

仰向けで寝られないわ、寝返りを打つと激痛で目が覚めるやら、大変だった。

火曜日の朝、さすがに日常生活(車の運転や日常のデスクワーク)にも支障を来し始めていたので、医者へ行こうと思い日独の医療通訳をしてくれるコーディネーターの方へ電話してみた。曰く、内科や小児科などは特定の病院にあらかじめ日本人のための時間を確保してもらっているので緊急の場合にも対応できる、整形外科についてはそういうサービスをしていないので予約をしないといけない、予約は普通数週間後になる、とのこと。

すぐにでも何とかしたいので、民間療法をやっているところを予約し、鍼を打ってもらったのが水曜日の夕方。完治とまではいかないもののかなり痛みはなくなっている。

土曜日にもう一度鍼を打ってもらい、何とか普通に生活できるようになった。

 

on the ice

金曜日にドイツの新聞社 Bild のホームページを見ていたところ、

  • 「自己責任」ながら凍結したアルスター湖の上を歩く許可が出た
  • 今週末には100万人の人出が予想される(本当かよ?)

と書かれていた。

というわけで、我が家も出かけてきた。

前日に Stefan と話していた時に彼が教えてくれたのは、

  • 一般的に東側の岸は危険な場所が多い
  • 一般的に橋の近くは危険な場所が多い

ということだった。なので、我々はアルスター湖の西側、Hallerstrasse の近くの公園 Alsterpark から湖に入ることにした。

自分でスケート靴を持ってきて滑っている人、アイスホッケーをやっている人、子供をそりに乗せて引っ張っている人、それからあたかも日常のように自転車で湖を横断している人、さまざまである。

氷の表面はもっとでこぼこしているものだと思っていたら、かなりきれいに凍っていて、気をつけないと滑って転びそうである。氷の上を歩くことを楽しみにしていた息子は、テンション高くいきなり走り出し、転び、後頭部を思い切りぶつけて、泣いた。

中心部の方へ行くと、一度砕けた氷が再び凍結したようになっている。ちょっと怖い。

我々は11時くらいに着いて1時近くまで氷の上で遊んでいたのだが(当然、こういったシチュエーションでの重要な熱源であるグリューワインは飲んだ)、帰りしな湖へ向かう多くの人とすれ違った。

帰ってからまた Bild のホームページを見てみると、土曜日のお昼までに30000人が訪れたということなので、午後から夕方にかけてはもっと増えているのだろう。

http://www.bild.de/regional/hamburg/hamburg-regional/tausende-entern-aussenalster–groesste-winterparty-22586980.bild.html

 

Perfume 再燃

一頃、全く Perfume への興味を失っていた息子であるが、最近またにわかに興味が再燃している。

最近、一緒に遊んでいる男の子が Perfume ファンだということがわかったのが原因らしい。彼とはレゴとかガンダムとか、何かと趣味が合うようだ。

iTunes から “Perfume” を検索し(まだ綴りを覚えられないので、最新アルバム「JPN」を見ながらアルファベットを打ち込んでいる)、好みの Perfume の曲を探し出すことを覚えた。

いつか、フェネスとか(「Black Sea」所収の “Perfume for Winter”)高橋幸宏とか(「La pensee」所収の “Perfume de l’aube”)を間違って再生してしまうことを密かに期待しているのだが、残念ながらまだそういう機会はない。

 

異常寒波(ハンブルクの場合)

ヨーロッパで異常寒波、死者も

という報道がされているようであるが、ハンブルクではそんなに深刻な事態にはなっていない。

まあ、車関係の事故はよくあるようで出退勤時には必ずパトカーを見るし、昨日は同僚が車のエンジンがかからなくて朝の会議に遅れたと言っていた。

今回の寒さはシベリアからの寒波がヨーロッパを直撃していることが原因なのであるが、ここハンブルクは気流や海流の関係で緯度のわりに気温は高い。ちなみにハンブルクは北緯53.3度で、北緯43度の札幌、北緯51度のロンドンよりも北にある。

気温はだいたい0℃からマイナス10℃の間で、(私にとって初めてハンブルクで過ごした)一昨年の冬と同じくらいに感じる。

一昨年といえば、市の中心部にあるアルスター湖が凍って、人がその上を歩くことができた。その話を息子にしたら「ぜひ歩きたい」ということで、この寒波が続くことを楽しみにしている。

 

サッカー三昧

まず、午前中は息子のサッカーの試合。休日だというのに午前8時に会場である体育館に集合である。

息子が所属するサッカースクールが主催して他のチームを招きトーナメント戦を行う。主催チームは基本的に全員(今18人くらいだっけかな?)参加なので2チーム、その他に3チームが参加した。

主催チームのお母さんたちはパン、マフィン、ケーキなどの軽食や、コーヒーやジュースなどの飲み物を用意して、それを参加者や見に来ている父兄などに売る。その売り上げをサッカースクールの活動資金の一部にしているらしい。妻もうちにあるコーヒーメーカーを持っていたり、現地でテーブルの用意をしたり、オープンサンドを作ったりしている。

私は手持ち無沙汰で息子たちが自由にウォーミングアップ(… というかただ遊んでいるだけというか)している様子を見ている。

ということでゲームは5チーム総当たりなので、各チーム4試合ずつ行うことになる。

その進行のちょうど真ん中くらいで、(正式には何というのか知らないが)サドンデスのPK合戦個人戦(のようなもの)が行われる。まず今日の参加者全員がPKを蹴る。外した人はそこで終了、PKを決めた人たちはまたもう一巡繰り返す … ということを、最後の一人が残るまで続けるのである。

まぐれながら、うちの息子は連続で3本のPKを決め、最後の3人に残ることができた。もちろん、ここまで勝ち残れたのもうれしかったようだが、チームメイトが名前をコールして応援してくれたこともうれしかったようだ。

試合の方は4試合で2勝2引き分け。5チーム中2位だった。

最近注意していることは2点。相手からボールを奪うことはうまくなっているのだが、そのあとはボールを蹴り出して終了、というパターンが多い。その時に、まず前が空いていたら積極的にドリブルしろということ。それから、パスを出す時には味方の選手をよく見て「意図のある」パスをしろということ。

今回は全体的に息子が所属しているチームより格下のチームが多かったので、比較的余裕を持ってやれたのかもしれない。以前よりフラストレーションのたまらない試合内容だった。試合を重ねるたびにコンビネーションもよくなっているようで、最後の試合ではライン際でボールを取り、そこから中央にいる味方選手にパスを送って、そこからゴールが生まれた。いわゆる「アシスト」である。こういった少しずつのコンビネーションの成功が試合の中での自信になっていけばいいのだが。

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夜6時半からはブンデスリーガのハンブルガーSV対バイエルン・ミュンヘン戦。かなり冷え込むことが予想されたので、なるべく外にいる時間を短くできるように初めて車でスタジアムに向かうことにした。

初めてなので駐車場などの勝手がよくわからない。渋滞の中スタジアムのまわりをぐるぐるしたのだが駐車スペースを見つけられずに試合開始に間に合わなかった。結局、一回りしたあとスタジアムに隣接するO2アレーナの駐車場に入れることができた。1回4ユーロとお金がかかるのだが、近さを考えれば(日本人的感覚では)かなり安い。ドイツ人はこれをおしんでも多少遠くに停めているのかなあ … と思ったしだい。

ということで、結局試合開始から20分くらい経ったところでスタジアムに到着。ボディチェックを受けている間に喚声が聞こえ、そのあとさらに大きな喚声が聞こえた。そのあとの場内アナウンスでHSVが先制ゴールをあげたことがわかる。ゴールの瞬間を見られなかったのは残念だったが、外から聞く喚声がこんなにすさまじいことがわかったのはよかったかもしれない。

ということで早めに先制点を取ったのでHSVの選手たちもずっと集中力が続いているようだ。最後の最後でセットプレイから得点され、結局は1対1の引き分けだったが、相手はトップを争っているチームだったし、試合内容は今シーズン観戦したゲームでいちばんよかったし、かなり満足。やはりヤロリームとかライコヴィッチとか、すぐにカードをもらってしまうくらい激しやすい選手を起用した方がチームが活気づくのかなあ?と思ったしだい。

結果的に今節勝ったボルシア・ドルトムントを援護射撃した形になり、ついにボルシア・ドルトムントが単独首位に立った。

ところでやはり試合は寒かった。−5℃くらいだったからそれほどでもないと思っていたのだが、試合が経過するにつれ、どんどん足下から冷えてくる。靴下2枚重ね、パンツの下にヒートテックのタイツを履いたりしていたのだが … 正直座り続けているのが辛くなる。他の人たちも同じようでだんだん席を立って足を踏み鳴らすようになる(笑)。

 

おいでませハンブルク

今年初めての「おいでませハンブルク」週間。なかなか気温が上がらずに先週末から降り積もった雪もなかなか解けない。よりによってこのいちばん寒い時期に …

年末年始に日本に帰ったばかりなのであまり頼んだものはないのだが、それでもお願いしたお土産を持ってきていただいた。

ええと、紅白歌合戦に出場していたのを見て「なんか、ヴォーカルがやたらサンボマスターのヴォーカルに似ているなあ」と思ったのが第一印象だった。

基本的には配信らしいのだが、タワーレコード限定でCDが買えるということなので、以下のブツを買うついでに買ってみた。

 

サウンド・オブ・ミュージック (2枚組) [Blu-ray]

今年のイースター休暇はザルツブルクあたりへ出かけようかと考えている。幸い、今年は暦の関係でイースター休暇が早く(4/6~4/9)、日本人学校の春休みにも重なっているので、例年よりも長いイースター休暇が取れそうなのである。

というわけで、ザルツブルクを舞台にしたこの映画。ブルーレイでのレストアに対して評価が高いようだし、このあたりの映画はコモンセンスとして見ておいた方がいいかな、と今さらながらに思ったし、何と言ってもタワーレコード通販で半額だった。

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夕食はタイ料理屋に。寒いので出張者が泊まっているホテルがある中央駅付近がいいのではないかということで Stefan が提案してきた。「最後に行ったのは15年くらい前だから今もあるかどうかわかんないけど …(どんなんやねん?)」「何ていう店?」「Sara Thai」「ああ、そこ2~3か月前に行ったことあるわ」ということで。

それなりにアジア飯が食べられるレストランはハンブルク市内にもけっこうあるのだが、タイ人が作っているタイ料理の店はここくらいなのだそうだ。私も単身赴任時代にいろいろなタイ料理を試してみたが、ここがいちばんオーセンティックな感じがする。

ということで、息子はオーセンティックなタイ料理の香草やナンプラーが苦手なようで、あまりここには来たがらないのだが。