親バカ」カテゴリーアーカイブ

カレー三昧

今日は息子とカレーを作った。

確か、年末年始に日本にいた時から「一緒にカレーを作ろう」と約束していたのだが、先週末は息子が風邪気味だったので延期していたのだった。やっと調子が戻ってきたようなので決行することにした。以前、日本人学校の行事として近所のパン屋さんを見学した時に提供してもらったパン屋さんのロゴ入りエプロンや帽子をかぶると、それなりに格好がつく。

日本で通っていた保育園でも、ハンブルグ日本人学校でもそれなりに調理実習のようなことはやっていたので、皮むき器を使ってにんじんやじゃがいもの皮を剥くことぐらいはできるようだ … が、そのうちに「手が疲れた」とか言ってきたので、肉や玉ねぎを炒める作業を任せることにした。「肉は周りが白くなるまで炒める(豚肉なので)」とか「玉ねぎは透明になるまで炒める」とか教えてフライパンをかき混ぜさせることにする。

煮込み開始までがんばったら、病み上がりのためか眠くなったようで昼寝に入った。その間に味付けをして何度か「冷ます」→「火を入れる」を繰り返しながら煮込む。(ポイント:料理は冷める時に味がしみ込むのです)

夕飯直前に起きてきたところで「味見」をさせて、OK を出させる。当然、その前に味は整えてあったので「ダメ」とか言われたら殴ってやろうかと思っていたのであるが … 自分で言うのもなんだが、「バーモントカレー甘口」ベースにしてはかなりよくできたかなと。

息子をおだてながら仕事を進めていたので、息子もかなり調子にのって「また作ろうね」とか言っていたのだが、さて次回はいつになりますか …

帰省第二日目

午前中は義父の法事へ。

昨年までは時おり窓の外を通過する電車に気を取られて落ち着かない様子を見せていた息子であるが、今年はかなり落ち着いていた。待ち時間の間にお坊さんのお孫さんに紙飛行機を折ってあげたりして、それなりに成長しているのがわかる。

午後からは由布院へ移動。ところで「由布院」と「湯布院」はどう使い分けているのだろう?

というか、由布院へ行く目的の半分くらいは特急「ゆふいんの森」に乗車することなのであった。無事1号車の1列目の指定券をゲットでき、こんな感じで2時間ほどかけて由布院へ。

宿泊は「オーベルゼ レ・ボー」という楽天トラベルでは非常に評価が高かった宿。夕食は「豚しゃぶ+関アジ+その他たくさん」というメニューで、またもや過食気味。本当にやばいっす …

帰省第一日目

というわけで、年末年始を日本で過ごすために12/25の朝、成田到着。

そのまま、義父の法事のために福岡へ。福岡も小雪が舞っていたりして予想していたよりずっと寒い。

福岡のホテルにチェックインした後、まずは待望の「一風堂」へ。午後2時頃に行って混んでいる時間を外したつもりだったのだが、それでも店の前には行列ができていた。親子でそれぞれ一杯ずつ注文する。私は当然替え玉をしたのだが、息子もそれを見て替え玉をしたくなったようだ。当然、全部食べられるわけはないので、残りは私が食べる。トータルで2.5杯分くらいは食べたか?早くも胃拡張の気配である …

その後、ウェブで見つけたサッカーショップへ。息子が通っているサッカー教室ではドイツ代表やハンブルガーSVのレプリカはもちろん、その他の国の代表ユニフォームを着て練習している子が多いらしい。息子の所望で本田のレプリカを買うことにした。

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時差ボケ解消のため昼寝をせずにがんばって、午後9時に寝ました。

MacでDVD (その1)

そろそろ一時帰国するので、ここ1年ほどで録り貯めた「息子のハンブルク生活」をDVD-Rにして祖父母に持って行こうと思い立った。

日本にいた頃はビデオカメラ(うちはまだMini-DV)をアナログでDVDレコーダーに接続して、ビデオを再生しながらDVDレコーダーに録画し、それをDVD-Rに焼く、という手順を踏んでいた。しかし、今はDVDレコーダーがないのでこの方法が使えない。

必然的に何らかの方法でカメラの映像データをMacに持って来て、Mac上でDVDを作るしかなさそうである。

このビデオカメラからはUSB接続でもデータを取り込めるようなのだが、そもそもこのビデオカメラとパソコンをつなぐためのUSBケーブルは日本に置いてきたようだし、Macはこの形のUSB接続に対応していないらしい、という記事も見つけた。

残された手段は、i.Link経由でカメラからデータを吐き出して、Macに保存し、それからMac上のアプリケーションで何とかするしかなさそうだ。

自宅のMacBookにはFireWire端子がついていないので、会社のMacBookと4pin-6pinのFireWireケーブルを借りてきて、とりあえず必要なビデオをハードディスクに取り込んだところで今日は終了。

しかし、仕事では10年近くFireWireに関わってきたのであるが、プライベートでこういう実用的な使い方をしたのは初めてかも知れないなあ …

日曜日の徒然

私はいそいそと原稿書き。こちら時間の日曜日中に原稿を送れば、日本では月曜日から作業を始められるわけで。

バックヤード越しの教会の裏庭では、庭に積もった雪を集めて「イグルー」を作ろうとしているようだ。まあ、作り方は「イグルー」というよりも限りなく「かまくら」に近いわけなのだが。

息子は以前からかまくらを作りたいと言っていたので、この様子を教えてあげると完全装備をして出かけていった。出かけるとすぐに(雪ではなく)雨が降り出してきたようで、かまくら作りは中止、帰宅してきた息子と一緒に、いつものようにガブリエルくんがうちにやって来た。

例によって、地下室でサッカーをしたり、息子の部屋でレゴを作って遊んだりしている。息子は今のところ「Gabriel(呼びかけ)」「füßball(サッカーやろう)」「Lego(レゴやろう)」「Nein(だめ!)」くらいしかボキャブラリーがないのだが、それでも何とかガブリエルくんとコミュニケーションしているようだ。発音も以前より「それらしく」なっているので、ドイツ語に関してはあっという間に追い越されてしまうんだろうなあ。

ガブリエルくんも辛抱強く息子の拙いコミュニケーションを許容してくれているようなので、本当にありがたい。

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ということで、いつものように妻の校正を経て、バンドジャーナル誌の原稿を無事脱稿。いつものように2011年2月号(2011年1月発売)に掲載される予定です。

White Night

会社から帰宅しようと車に乗り込んだ時点での気温は-5℃。気温自体はそれほど下がっていないのだが、夕方からずっと雪が降り続いていたようで車にもかなりの雪が積もっている。

除雪が間に合わなかったせいか、道路にもかなり雪が残っていて運転するのに神経を使う。ずっと気温が氷点下だったのでさすがに凍結はしていないのだが、いわゆるパウダースノー状態なのでゆるいカーブでも時々後輪が「ずるっ」といく。(納入されてから気付いたのだが、この車FRだったんだよなあ …)

また、時期的にまだ冬タイヤに替えていない車もあるようで(私も先週替えたばかり)、通勤路はほぼ全域に渡って渋滞。(アウトバーンでも40km/hくらいで入っている車がいたし)ふだんは45分、ラッシュ時でも1時間程度で家に帰ることができるルートなのだが、今日は1時間30分以上かかってしまった … そういえば、これだけ雪がある状態で今住んでいる家と会社との間を運転したのはこれが初めてか?本格的な冬に入ったら毎日こんな感じなのだろうか?ずっと運転に集中していなければいけないので疲れる。

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はい。親バカ日記です。

最近、ようやく文字を書く練習が楽しくなってきたような気配の息子。ウェブでサッカーのドイツ代表選手がリストアップされているページを見ながら、好きな選手の名前をメモ帳に書き写しています。

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「バンドジャーナル」誌の原稿を鋭意執筆中。わずかでもスケジュール的に余裕があると「最後のひとふんばり」モードに切り替わらないなあ … まあ、週末が勝負か。

アドヴェントカレンダー

さてさて、いよいよ今日から12月。

レゴ シティ アドベントカレンダー

こちらでのクリスマスの習慣として、このアドヴェントカレンダーを息子に与えた。

アドヴェントとは日本語で「待降節(たいこうせつ)」あるいは「降臨節(こうりんせつ)」と呼ばれている期間のことで、キリストの降誕(=キリストの誕生日=クリスマス)を待ち望む期間のことである。

アドヴェントカレンダーは全部で24個の窓がついていて、それを開けると中からお菓子(や、この場合はレゴ)が出てくる。12月1日から毎日一つずつ開けながらカウントダウンしていき、全部開くとクリスマス・イヴということになる。

息子にこのようなことを説明したのは昨日の夕方。やはり子供心をくすぐるようで、

「ねえねえ、明日開けないから今日開けてもいい?」(ダメに決まっとろうが!)

「早く明日にならないかなあ?」

とか言っている。

ふだんは寝起きが超悪い息子であるが、今朝は「カレンダー開けてもいいぞ」と耳元でささやいたら、文字通り「パチッ」と目を開けて急いでリヴィングへ下りていった。「1」の窓に入っていたのはレゴで作る小さな雪だるま。それを作ったら、朝っぱらから

「早く明日にならないかなあ?」

提灯行列

11月11日の聖マルティン祭の前後に行われる提灯行列(ラテルネンツーク)に参加。正確に言うと、隣町クルプンダーのビックバルゲン幼稚園の主催で行われる提灯行列に混ぜてもらうという形になる。この幼稚園と日本人学校の幼稚部は交流があって、お互いに遊びに行き来している。

今日は自宅から車でビックバルゲン幼稚園まで来て、近くに車を停めたのであるが、そういえば以前日本人学校の幼稚園の子供たちはここまで歩いてきたことがあるのだった。すごいなあ。

開始は午後6時。まずは広場のようなところで鼓笛隊の演奏が行われる。確か、ハルステンベックの秋祭りにも参加していた団体で、打楽器とフルート(ピッコロ)が主体の編成である。

その後、この鼓笛隊の先導で行列が行われる。子供たちは幼稚園で作った提灯(とはいっても光源は豆電球)を持って歩く。ドイツの道路は街灯が少ないので道中はかなり暗い。息子は途中で幼稚園の友達を見つけると、その子のところに向かって走り出すのだが、人はかなり多いし、一度見失うと確実に迷子になりそうだ。もっとも、行列のコースを知らないし(とにかく前を歩いている人についていくだけ)土地勘もないので、はぐれたら絶対開始地点に戻れないのは我々も同じなのだが。

そういうわけで、いつ終わるかわからない行列が開始地点に戻ってきたのはおよそ30分くらい経ってからか。いい運動になりました。

土曜日の買い物

日本(およびアジア)の食材を購入するために久しぶりにハンブルクの中心部(中央駅付近)へ。

妻が食料品を買い込んでいる間、私と息子はまずレゴショップへ。そろそろクリスマス向けの商戦も始まっているようで、サンタクロース+トナカイのレゴとか、クリスマスツリー+たくさんのプレゼントのレゴなども売られている。

息子のお目当ては「CREATOR」シリーズと呼ばれているもので、1つのパッケージで3種類の乗り物を作ることができる。先日もらってきたカタログを見て決めていたらしい。

その後、家電ショップのSATURNへ行ってCDやDVDを物色。このSATURNの駐車場に車を停めたので、何か買えば駐車場料金が割引になる。

息子が「マウス」のDVDを欲しいと言ったので探してみるのだが、DVD売り場の配置が変わったようでなかなか探せない。その代わりに「ひつじのショーン」とか「シンプソンズ」のDVDが欲しいと言いだすが、そんなの日本語吹き替えで見なきゃ(お父さんやお母さんでも)意味わからんだろう …

ということで、思いついたのが今年行われたワールドカップのハイライトDVD。もちろんドイツ代表の各試合のハイライトが収録されているものにした。国営放送であるARDやADFが放送した試合の得点シーンを中心に収録したもので、(まだ見ていないが)決勝戦のハイライトもあわせて収録されているらしい。これで10ユーロだったら持っておくべき。

お父さんが買ったのはこちらのCD。

シマノフスキ:交響曲第3番/ヴァイオリン協奏曲第1番

ピエール・ブーレーズがウィーンフィルを振ってポーランドの作曲家シマノフスキの作品を録音したCD。スペシャルパッケージということで、ハードカバーの装丁、ブーレーズが英語、ドイツ語、フランス語で語ったインタビューCDが付属しているとのこと。

収録されているのは交響曲第3番《夜の歌》とヴァイオリン協奏曲第1番。交響曲の方は私がウィーンまで聞きに行った演奏会を含むシリーズ(確か、このプログラムは3回演奏されたはず)での演奏が収録されているとのことなので、衣擦れの音とか、拍手の音とか、咳払いの音とか、ブラヴォーの掛け声とかが収録されていないかと思い(冗談ですからね)、買ってみることにした。

演奏会が行われた楽友教会大ホール(いわゆるムジークフェラインザール)はかなり残響が多いホールとして知られている。当日の演奏会でも残響によって細かいところが聞き取りにくいと思っていたのだが、このCDの録音ではそういった残響はあまり感じられず、最近のブーレーズのアプローチの特徴である、細部まで神経が行き届いた演奏を聞き取ることができる。正直、生演奏よりも面白さが感じられる。

Part: Symphony No 4

こちらはエストニア生まれの作曲家アルヴォ・ペルトの最新作品集。ロサンゼルス・フィルからの委嘱で作曲され、2009年に初演された交響曲第4番《ロサンゼルス》と、合唱曲《カノン・ポカヤネン》(の断章?)が収録されている。

この交響曲は今年の2月にフィンランド/エストニアへ旅行した際にペルト自身の指揮によるエストニア初演を聞くことができた。その時にはよくわからなかったので聞き直してみようと思い、このCDを買ったわけである。(こちらの旅行記に書きましたが全てのプログラムで曲間の拍手がなかったので、どれがどの曲かよくわからなかったのです)

演奏会での生体験でも感じたことなのであるが、オーケストラという編成はペルトの音楽は合わないのかな?というのが率直な感想。過去の教会音楽などに根ざしている(と思われる)ペルトの音楽の研ぎ澄まされた緊張感や静謐な響きは、小さな編成や合唱でこそ活きるのではないか?

One Rainy Night in Hamburg

ここ一週間ほど、ハンブルクらしく雨が降ったりやんだりの天候が続いている。

全く「いまさら」の話だが、雨の日の夜間ドライヴはかなり怖い。(まあ、夏の間は6時から22時くらいまでは明るいので暗い中で運転するという機会はあまりない。最近、夕暮れの時間と会社からの帰宅時間が合ってきたのであらためてそう感じたわけなのであるが …)

というのは、道路に書かれている車線がよく見えないのである。ハンブルク(ドイツはみんなそうかな?)では複数車線の道路が急に一車線にまとめられてしまうとか、二車線のうち左側が左折専用車線になって、直進するために右車線を通らなければ行けないとか、道路状況を把握していないと頻繁に車線変更をしなければいけない場合がある。いわゆる「下道(したみち)」は日本に比べると車線の幅も狭いのでかなり気を使う。

原因はいくつかあるのだが、まず照明が少ないので道路自体が暗くて見えにくい。それに加えて車線を書く白い塗料に反射材が含まれていないような道が多いので、雨が降ると道路全体が反射して車線が区別できなくなる。また、道路の補修が断片的に行われていると道路の光沢が違う部分(アスファルトが含まれる割合かなあ?)があってこれまた路面状況がわかりにくくなる。

昨年住んでいたアパートと会社の間は比較的整った道路ばかりだったのであまり気にならなかったのですが、今年の通勤路はいくつもの街を抜けていくのでかなり神経を使う。

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予定通り、ガブリエルくんと彼の友達がうちに遊びに来てサッカーをしたそうである。すごいなあ、どうやってコミュニケーションを取っているんだろう?

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ヤナーチェクのボックス2つが無事到着。室内楽曲を集めた5枚組と、オペラを集めた9枚組である。

恐ろしいことに(笑)どちらのボックスにもマッケラス/ウィーンフィルの演奏による《シンフォニエッタ》と《タラス・ブーリバ》が収録されている。この演奏は私が以前買ったCDと同じ音源なのである。