日記」カテゴリーアーカイブ

日曜日の徒然

私はいそいそと原稿書き。こちら時間の日曜日中に原稿を送れば、日本では月曜日から作業を始められるわけで。

バックヤード越しの教会の裏庭では、庭に積もった雪を集めて「イグルー」を作ろうとしているようだ。まあ、作り方は「イグルー」というよりも限りなく「かまくら」に近いわけなのだが。

息子は以前からかまくらを作りたいと言っていたので、この様子を教えてあげると完全装備をして出かけていった。出かけるとすぐに(雪ではなく)雨が降り出してきたようで、かまくら作りは中止、帰宅してきた息子と一緒に、いつものようにガブリエルくんがうちにやって来た。

例によって、地下室でサッカーをしたり、息子の部屋でレゴを作って遊んだりしている。息子は今のところ「Gabriel(呼びかけ)」「füßball(サッカーやろう)」「Lego(レゴやろう)」「Nein(だめ!)」くらいしかボキャブラリーがないのだが、それでも何とかガブリエルくんとコミュニケーションしているようだ。発音も以前より「それらしく」なっているので、ドイツ語に関してはあっという間に追い越されてしまうんだろうなあ。

ガブリエルくんも辛抱強く息子の拙いコミュニケーションを許容してくれているようなので、本当にありがたい。

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ということで、いつものように妻の校正を経て、バンドジャーナル誌の原稿を無事脱稿。いつものように2011年2月号(2011年1月発売)に掲載される予定です。

おいでませハンブルクへ

日本からの出張者を連れてちょっとした観光案内へ。

実は出張者の観光案内は初めての経験である。こちらの都合というか要望に合わせてもらって土曜日の日中にハンブルクに来ていただいたわけだし、先輩駐在員は帰任のための引っ越し準備で忙しいし、というわけで。

エルベ河畔の再開発地区をブラッと眺めて、そのあとは北ヨーロッパ最大の鉄道模型ミュージアムである「ミニチュア・ワンダーランド」へ。前にここに来たのは昨年の夏かなあ?ここにはかなり大規模なスイス鉃道のジオラマがあるのだが、今年の夏にスイス国内の鉃道を乗り倒した後にこのジオラマを見に来るとかなり思い出がフラッシュバックする。… という感じで自分も楽しんでしまった …

その後は、お気に入りの「NAGEL」というドイツ料理屋でヴァイツェンをご賞味いただいた。私は車だったので残念ながらアルコールフライだったが。

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ハンブルガーSVはアウェイでフライブルクに0-1でまさかの敗戦。負けるか?

来週のバイヤー・レバークーゼン戦を前にちょっと意気消沈 …

White Night

会社から帰宅しようと車に乗り込んだ時点での気温は-5℃。気温自体はそれほど下がっていないのだが、夕方からずっと雪が降り続いていたようで車にもかなりの雪が積もっている。

除雪が間に合わなかったせいか、道路にもかなり雪が残っていて運転するのに神経を使う。ずっと気温が氷点下だったのでさすがに凍結はしていないのだが、いわゆるパウダースノー状態なのでゆるいカーブでも時々後輪が「ずるっ」といく。(納入されてから気付いたのだが、この車FRだったんだよなあ …)

また、時期的にまだ冬タイヤに替えていない車もあるようで(私も先週替えたばかり)、通勤路はほぼ全域に渡って渋滞。(アウトバーンでも40km/hくらいで入っている車がいたし)ふだんは45分、ラッシュ時でも1時間程度で家に帰ることができるルートなのだが、今日は1時間30分以上かかってしまった … そういえば、これだけ雪がある状態で今住んでいる家と会社との間を運転したのはこれが初めてか?本格的な冬に入ったら毎日こんな感じなのだろうか?ずっと運転に集中していなければいけないので疲れる。

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はい。親バカ日記です。

最近、ようやく文字を書く練習が楽しくなってきたような気配の息子。ウェブでサッカーのドイツ代表選手がリストアップされているページを見ながら、好きな選手の名前をメモ帳に書き写しています。

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「バンドジャーナル」誌の原稿を鋭意執筆中。わずかでもスケジュール的に余裕があると「最後のひとふんばり」モードに切り替わらないなあ … まあ、週末が勝負か。

初雪

  • 日曜日(11/21)時点の長期予報では「週末くらいには降りそうかな?」
  • 月曜日(11/22)時点の長期予報では「予報ほど気温が下がっていないので今週中はもつかな?」

だったのだが、今朝の予報ではいきなり最高気温3℃の予想。そして、ついに午後くらいから粉雪が舞い始めた。

今年の秋は雨がちでなかなか気温が下がらなかったのだが、一気に気温が下がり始めて今週末には真冬日(日中最高気温が0℃以下)になるらしい。

夏タイヤから冬タイヤへの交換は今週の金曜日なんだけどそれまで道路は凍結しないよなあ …

それから、今週の土曜日はサッカー観戦なんだけど寒いだろうなあ …

ホームページ改良に勤しむ

ホームページのリニューアルをしたが、どうもパフォーマンスが気になる。

ローカルな開発環境ではあまり気にならなかったのだが、やはりアクセス数が増えるサーバー環境では少しでも負荷を下げないといけない。

ということで、PHP やら MySQL やらのリファレンスに目を通しながら検索エンジンのチューンアップを行う。

夜中までパソコンに向かいっぱなしで作業していると、そのあとなかなか寝付けない。プログラミングなどいわゆるVDT作業は脳が活性化されてしまうので寝付きにくくなるという話は本当なのだろうか。

提灯行列

11月11日の聖マルティン祭の前後に行われる提灯行列(ラテルネンツーク)に参加。正確に言うと、隣町クルプンダーのビックバルゲン幼稚園の主催で行われる提灯行列に混ぜてもらうという形になる。この幼稚園と日本人学校の幼稚部は交流があって、お互いに遊びに行き来している。

今日は自宅から車でビックバルゲン幼稚園まで来て、近くに車を停めたのであるが、そういえば以前日本人学校の幼稚園の子供たちはここまで歩いてきたことがあるのだった。すごいなあ。

開始は午後6時。まずは広場のようなところで鼓笛隊の演奏が行われる。確か、ハルステンベックの秋祭りにも参加していた団体で、打楽器とフルート(ピッコロ)が主体の編成である。

その後、この鼓笛隊の先導で行列が行われる。子供たちは幼稚園で作った提灯(とはいっても光源は豆電球)を持って歩く。ドイツの道路は街灯が少ないので道中はかなり暗い。息子は途中で幼稚園の友達を見つけると、その子のところに向かって走り出すのだが、人はかなり多いし、一度見失うと確実に迷子になりそうだ。もっとも、行列のコースを知らないし(とにかく前を歩いている人についていくだけ)土地勘もないので、はぐれたら絶対開始地点に戻れないのは我々も同じなのだが。

そういうわけで、いつ終わるかわからない行列が開始地点に戻ってきたのはおよそ30分くらい経ってからか。いい運動になりました。

聖マルティン祭

(やっとブログがまともに動作するようになったか? …)

体調が悪くて会社をお休み。昨日の朝、シャワーをしてからすぐに出社したのが原因かと。

今日が「聖マルティン祭」であるということを息子から教えてもらった。由来は調べていないが、この時期にガチョウを食べたり、例の提灯行列を行ったりするらしい。

ということで、明日は隣町クルプンダーの幼稚園と共同での提灯行列があるのだが、行けるかなあ?

ハロウィン

万霊節の前日、10月31日はハロウィン。ちなみにその万霊節である11月1日が休日になっているドイツの州も多い(おもに南部)のであるが、会社があるハンブルクや自宅があるシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州は休日になっていない。(もう一つちなみにリヒャルト・シュトラウスには《万霊節》という歌曲があって吹奏楽にも編曲されている。以前、これを「まんりょうぶし」と読んだ人がいる。)

ドイツでハロウィンを祝うようになったのはそんなに昔のことではなく、10年~15年くらい前にお菓子メーカーが紹介してからだということを金曜日のランチの時の会話で教わった。それよりもドイツではラテルネンツーク(Laternenzug、日本語にすると提灯行列)の方がこの時期の行事としてはメジャーなものらしい。ラテルネンツークは10月下旬から11月上旬あたりに行われる行事らしい。日本人学校でも現在提灯を製作中のようで、息子の手についた絵具がなかなか取れない。

今日の夕方はあいにくの雨だったので我が家は外出せずにお菓子を用意して自宅で待機していた。午後6時から7時くらいにかけて、息子の友人が魔法使いのような格好をして次々とやってくる。(みんな「Trick or treat」と言っていたがドイツ語では何と言うのだろう?)近所のドイツ人の子供たちもやってきた。うまくコミュニケーションできないけど、まあお菓子をあげておけば双方納得するのかなと(笑)。息子はガブリエルくんが来るのを待っていたようだが、残念ながら彼は来なかった。

土曜日の買い物

日本(およびアジア)の食材を購入するために久しぶりにハンブルクの中心部(中央駅付近)へ。

妻が食料品を買い込んでいる間、私と息子はまずレゴショップへ。そろそろクリスマス向けの商戦も始まっているようで、サンタクロース+トナカイのレゴとか、クリスマスツリー+たくさんのプレゼントのレゴなども売られている。

息子のお目当ては「CREATOR」シリーズと呼ばれているもので、1つのパッケージで3種類の乗り物を作ることができる。先日もらってきたカタログを見て決めていたらしい。

その後、家電ショップのSATURNへ行ってCDやDVDを物色。このSATURNの駐車場に車を停めたので、何か買えば駐車場料金が割引になる。

息子が「マウス」のDVDを欲しいと言ったので探してみるのだが、DVD売り場の配置が変わったようでなかなか探せない。その代わりに「ひつじのショーン」とか「シンプソンズ」のDVDが欲しいと言いだすが、そんなの日本語吹き替えで見なきゃ(お父さんやお母さんでも)意味わからんだろう …

ということで、思いついたのが今年行われたワールドカップのハイライトDVD。もちろんドイツ代表の各試合のハイライトが収録されているものにした。国営放送であるARDやADFが放送した試合の得点シーンを中心に収録したもので、(まだ見ていないが)決勝戦のハイライトもあわせて収録されているらしい。これで10ユーロだったら持っておくべき。

お父さんが買ったのはこちらのCD。

シマノフスキ:交響曲第3番/ヴァイオリン協奏曲第1番

ピエール・ブーレーズがウィーンフィルを振ってポーランドの作曲家シマノフスキの作品を録音したCD。スペシャルパッケージということで、ハードカバーの装丁、ブーレーズが英語、ドイツ語、フランス語で語ったインタビューCDが付属しているとのこと。

収録されているのは交響曲第3番《夜の歌》とヴァイオリン協奏曲第1番。交響曲の方は私がウィーンまで聞きに行った演奏会を含むシリーズ(確か、このプログラムは3回演奏されたはず)での演奏が収録されているとのことなので、衣擦れの音とか、拍手の音とか、咳払いの音とか、ブラヴォーの掛け声とかが収録されていないかと思い(冗談ですからね)、買ってみることにした。

演奏会が行われた楽友教会大ホール(いわゆるムジークフェラインザール)はかなり残響が多いホールとして知られている。当日の演奏会でも残響によって細かいところが聞き取りにくいと思っていたのだが、このCDの録音ではそういった残響はあまり感じられず、最近のブーレーズのアプローチの特徴である、細部まで神経が行き届いた演奏を聞き取ることができる。正直、生演奏よりも面白さが感じられる。

Part: Symphony No 4

こちらはエストニア生まれの作曲家アルヴォ・ペルトの最新作品集。ロサンゼルス・フィルからの委嘱で作曲され、2009年に初演された交響曲第4番《ロサンゼルス》と、合唱曲《カノン・ポカヤネン》(の断章?)が収録されている。

この交響曲は今年の2月にフィンランド/エストニアへ旅行した際にペルト自身の指揮によるエストニア初演を聞くことができた。その時にはよくわからなかったので聞き直してみようと思い、このCDを買ったわけである。(こちらの旅行記に書きましたが全てのプログラムで曲間の拍手がなかったので、どれがどの曲かよくわからなかったのです)

演奏会での生体験でも感じたことなのであるが、オーケストラという編成はペルトの音楽は合わないのかな?というのが率直な感想。過去の教会音楽などに根ざしている(と思われる)ペルトの音楽の研ぎ澄まされた緊張感や静謐な響きは、小さな編成や合唱でこそ活きるのではないか?

歯医者

午前7時30分(午後じゃないですよ)から口内のクリーニングのために歯医者へ行く。

もともと火曜日の夕方に予約を入れておいたのだが、その日はたまたま担当者が急病だったということでクリーニングはキャンセルされ、詰め物が取れて詰め直した箇所のチェックだけをやってもらった。歯医者は私の家の近く(=ハンブルクの西の端)で会社はハンブルクの東の端なので、ほぼハンブルクを横断しないといけない。しかもラッシュ時に。ほとんどいたるところで渋滞に巻き込まれてしまったので精神衛生上よくないと思い、次回はなるべく早い時間に予約を入れて診療が終わった後に落ち着いて会社に行こう、という意図で再予約したのが午前7時30分という時間なのであった。

こんな時間から営業するのも大変だろうな、と思っていたら、何と私の前に先客がいて少し待たされた。あの人の予約は午前7時か?

ところでドイツ短期駐在者の保険事情などを。基本的に我々はいわゆるプライベート保険に加入する。医者にかかった時には直接医者に治療費を支払うわけではなく、後日自宅に請求書が届く。その請求書を保険会社に送って、保険会社から直接医者に治療費を振り込んでもらう、という形になる。(薬などは直接代金を払い、その領収書を同じように保険会社に送り、後日銀行口座に振り込んでもらう形。)