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サッカー教室
ドイツ赴任中にも息子に何か習い事をさせようと思っていたのですが、「本人がやりたいことをやらせよう」ということでしばらく様子を見ていました。 ブログをご覧いただいている方にはおわかりいただけると思いますが、ワールドカップあたりからサッカー熱が高まるばかりです。本人もかなり乗り気なのでサッカー教室への参加を考えることにしました。 ドイツのサッカー教室は基本的にドイツの学年ごとに区切られているようで、例えば「2005年クラス」というのは2004年9月から2005年8月生まれの子供を対象にしています。うちの息子はこのクラスの対象年齢なのですが、ちょうど同学年(幼稚園の年長)にも一つ下の学年(幼稚園の年中)にもこのクラスの対象となる子供がいないのでした。 当然、回りの子供たちはドイツ人ですし、コーチもドイツ人です。息子が一人だと心細いと思って、一つ上か一つ下の学年に入れることも考えて見学に行ってみたのですが、やはり受け入れる側としてもそういう例外を認めたくないようですし、対外試合にも出場できないようです。 ということで、本日初めて当該クラス(2005年クラス)の見学に行ってみました。連れて行った妻は「5分経って嫌そうにしていたら無理強いしないで連れて帰ろう」と思っていたらしいのですが、意外にも「とても楽しかった」のだそうです。 二人一組のパス練習でもドイツ人の男の子に声をかけてもらったようですし、さすがに初対面の相手にはなかなかパスが来ないもののミニゲームでもボールに触るチャンスがあって楽しんでいたようです。 ドイツに来る前、親譲りの引っ込み思案だったことが嘘のようです。だいぶ図太くなったというか物怖じしなくなりました。
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Blu-Day
(最近、ネタがこればっかりですが …)そういうわけで、今日の通勤音楽はやくしまるえつことd.v.dの「Blu-Day」。 Blu-Day(DVD付) 結局のところ、やくしまるえつこのウィスパーヴォイスが相対性理論の魅力の一つなのですな。彼女の「歌」にはあまり力点を置かず、笑い声のコラージュとか、詩の朗読とか、そのウィスパーヴォイスの魅力を素材としてうまく抽出していると思います。 d.v.dの音楽についてはあまり詳しくありません。(以前、d.v.dのDVDを借りっぱなしで結局見ずに返してしまったのは暗い過去 …) わりとチープなサウンドを選んでいるあたりや、うまく説明できませんがそれっぽいアレンジは、1980年代のテクノポップをリアルタイムで体験した世代にははまります。 ***** 今日はサッカー・ドイツ代表とデンマーク代表の親善試合があります。ブンデスリーガ開幕直前というチームにとって大事な時期ということもあってか、ワールドカップの先発メンバーがことごとく選ばれていません。(ドイツのワールドカップ代表メンバーは当時全員がドイツの国内リーグのチームに所属していました。今はケディラがレアル・マドリードに移籍したりしていますが。) テレビ放送もあるようなので、ワールドカップで控えだった選手など次世代の選手に注目してみてみたいと思います。
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ハンブルガーSV対バイエル・レバークーゼン
いつものように休日ということで8時30分起床。相変わらず週末は怪しい雲行きです。例によって午前中に洗濯を済ませて、午後からちょっと買い物に出かけました。 特にこれといった用事はないのですが、秒針が5秒おきに動くようになって腕時計の電池が切れそうなので、これを交換しに行きました。まあ、デパートなら間違いないだろうということで街中のカールシュタットへ。時計売り場で訊いてみると地下2階に時計の修理をするところがあるそうなのでそちらに。数時間待たされるとか、一旦預けて来週取りに来なければいけないとかというケースを想定していたのですが、時計を預けて5分もかからないうちに電池交換が完了してしまいました。(日本国内で電池交換を頼むと1時間くらい待たされていたような気がするのですが、あれは何だったんだろう?) 食材は特に急いで買う必要もないと思ったので、CD でも漁ろうかと思って中央駅近くの家電ショップ「SATURN」へ行くことにしました。そういえば、途中にわりと有名なタイ料理のレストランがあることを思い出したので、昼食はそこで食べることにしました。「Sala Thai」というお店です。 ランチセットのパド・タイ(ライスヌードルのタイ風焼きそば)+スープにアルコールフライのビールを注文しました。このアルコールフライは初めてかな?多少甘みがありますがすっきりとした味です。スープは酸味と辛みが効いています。トム・ヤム・クンと酸辣湯の中間のような感じです。パド・タイはさっぱりした味。付け合わせのレモンと、唐辛子+ナンプラーのソースを少し加えるとちょうどいい辛さの味になりました。 勘定を済ませてトイレへ行くと、この店を訪問した有名人のサインパネルが飾られていました。NENA って知ってます(笑)? ***** SATURN で買ったものです。 Nielsen: Symphonies Nos. 1-6 前から聞きたいと思っていた、デンマーク生まれの作曲家カール・ニールセンの交響曲集。3枚組で10.99ユーロでした。ブロムシュテットはサンフランシスコ交響楽団とのコンビによるニールセン交響曲全集の評価が高いようですが、これはその前に録音されたもので、オケはデンマーク放送交響楽団です。 WORKS OF IGOR STRAVINSKY ストラヴィンスキーの作品を集めた22枚組。基本的には作曲者の自作自演ですが、一部ロバート・クラフト指揮による録音も含まれています。確か、以前9枚組の自作自演集も買ったはずなのですが、内容は微妙にダブっていて微妙にダブっていないようです。なので、どちらも持っていないといけないのかなと。 一時ストラヴィンスキーに凝っていたことがあって、船山隆さんの著書「ストラヴィンスキー―二十世紀音楽の鏡像」の巻末に載っていた作品リストと、レコード芸術別冊のクラシックレコード総目録を付き合わせて、聞くことができる作品と音源のない作品をチェックしていました。特に後期の宗教作品は現在でもほとんど CD が出ていない状況だと思いますので、この価格(39.90ユーロ)でそのあたりを俯瞰できれば安いものかなと。 Neu! せっかくドイツにいるので、いわゆるクラウト・ロックを代表するバンドの一つ「NEU!」のアルバムを買ってみることにしました。日本にいた時は紙ジャケ化を待っていて買っていなかったのですが、まあ、安かったので … そういえば、クラフトワークのオリジナル・アルバムのリマスター盤も並んでいました。私はボックスを amazon.de に注文済なので買いませんでしたが。 ***** サッカーは午後6時30分キックオフということなので、午後5時少し前にアパートを出発しました。サッカーのチケットも演奏会のチケットと同じように公共交通機関の運賃が含まれているので電車で行くことにしました。途中、どこかの駅で乗り換えないといけないなあ、と思っていたのですが、ホームに入ってきた電車は試合会場の HSH ノルトバンクアレーナ最寄りの Stellingen 駅行き。試合がある日に運行される特別列車のようです。 だんだん、どこから見てもサポーターという人たちが乗り込んできます。私もそうですが、青いマフラーをした人が多いです。レプリカのユニフォームを着ている人もいるのですが、厚手のセーターなどの防寒具の上からユニフォームを着ると肉襦袢に見えますね(笑)。 Stellingen 駅からスタジアムまではシャトルバスも出ているのですが、ほとんどの人は歩いていきます。公式ホームページには徒歩約10分と書かれていますが、実際にはもう少しかかるんじゃないかな。 ちなみにこのスタジアムは高原直泰がハンブルガー SV に所属していた頃は「AOL アレーナ」と呼ばれていましたが、2007/2008 シーズンから HSH ノルトバンク(銀行ですね)が命名権を取得したので HSH ノルトバンクアレーナと呼ばれています。 以下、私のサッカー観戦経験はジュビロ磐田スタジアムと(決して満席ではない)エコパアリーナしかないことを前提にお読み下さい。ひょっとして大規模なサッカー専用スタジアムでは当たり前のことなのかも知れないので … 入場前には簡単なボディチェックがあり、それから入場ゲートがあります。ゲートにはチケットのバーコードを読み取るセンサーがついていて一人ずつしか入場できないようになっています。 まず感動したのは全ての客席が完全に屋根の下にあること。よほどの大雨が降らない限り濡れることはなさそうです。(ジュビロ磐田スタジアムで雨に濡れながら何度も寒い試合を見ているので …)風も吹き通らないので想像していたより寒くありません。むしろ、客席の外側にある売店とかトイレの方が吹きさらしになっていて寒い気がします。あと、このせいかどうかわかりませんが、観客の声がスタジアムの中をよく回ります。声援はもちろん、ブーイングや指笛の大きさは半端ではありません。いやがうえにも興奮します。 さて試合ですが、結果はスコアレスドロー。得点シーンが見られなかったのは残念ですが(HSV は今期ブンデスリーガで初の無得点試合)、それよりも内容が悪かったです。現在チームの得点王であるクロアチア代表のフォワード、ムラデン・ペトリッチが負傷で欠場していたからかも知れませんが、とにかくフィニッシュまでいけません。対戦相手のバイエル・レバークーゼンに比べて中盤でのボール支配率は圧倒的に高かったのですが、ゴール前で縦に入れるスペースはないわ、クロスを入れても危なげなく相手にクリアされてしまうわ、で、まるで暗黒時代のジュビロ磐田を見るようでゴニョゴニョ […]