朝早く目が覚めたので、先日買った “TALKING HEADS / CHRONOLOGY” を見る。これも「家族で見る」という類いのDVDではないので。
一応、トーキング・ヘッズの活動はクロノロジカルには押さえているつもりである。断片的な映像が並んで飽きてしまわないかなあ?という不安もあったのだが楽しめた。想像以上に、キャリアを通してかなり演奏スタイルが変わるのが見られる。
最初に登場する映像はメジャーデビュー前の1975年。まだジェリー・ハリスンが加入してない3人での演奏である。まだ、「ちょっと新しいことをやっているアマチュア」という感がある。
だんだん演奏が洗練され、だんだんシャイなデヴィッド・バーンが大胆にパフォーマンスしていくようになるのがわかる。
やはり、圧巻は外部ミュージシャンを入れてよりパワフルになった「Remain in Light」期のライヴ映像。
これは大好きなアルバムだし、1980年代を代表する傑作アルバムの一つだと思っている。
ただ、このライヴを見ていて、このアルバムおよびそれに付随するライヴは、バンドとしてのトーキング・ヘッズの許容量を超えてしまっているのではないかと感じてしまった。ここに来て大事なのはデヴィッド・バーンの感性とそれをサポートするブライアン・イーノのプロデュースであって、残念ながらその他のメンバーの存在感が希薄なのである。
ライヴが高揚している一方で、バンドの瓦解はこのあたりから始まっていたのかなあ、と思うと複雑な気分である。
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妻がドイツ語講座のお料理教室(夕食会)があるということで午後からは息子と二人。
事前に約束していたように午後2時にガブリエルの家に遊びに行ったのだが、すぐにガブリエルとその友人を連れて帰ってきた。ちょっとサッカーをやったあと、「カーズ2」を見たいということだったので3人で見ていた。ちなみに言語は英語で字幕スーパーを日本語にした。
夕飯は妻が作ったカレー。