午後9時30分くらいに寝て午前5時くらいに目が覚めるというのは、普段の生活でもたびたび体験するのでそれほど「時差ボケ」という要素はなさそうである。一般的傾向なのか、それとも私の傾向なのかよくわからないが、いわゆる「東回り(east-bound)」よりも「西回り(west-bound)」の方が時差ボケは出にくいような気がする。
ということで、日本から買ってきたDVDを見てみることにする。
だからここに来た!-全日本フォーク・ジャンボリーの記録- [DVD]
1970年に開催された第2回フォークジャンボリー(中津川フォークジャンボリー)の記録映画。前にも書いたけれど、この映画には「動くはっぴいえんど」の映像が含まれている。
出演したグループの演奏のダイジェスト、それからイベント周辺の様子(SLに乗って、フォークギターを持って会場に駆け付けるという情景はかなりカルチャーショックだった)、それからなぜかこの年に開催された大阪万博の映像(まあ、大阪万博のパビリオンの造形は好きなので文句はいいません)、時代を感じさせるインタビュアーと観客のやり取り、など、朴訥に事実だけを切り取った構成が、よけいに当時の雰囲気をリアルに伝えているのではないかと思う。
名前だけは以前から見かけていたのだが、なかなかその音を聞くことができなかった浅川マキ。《かもめ》という曲が収録されているのだが、かなりよい。
『総天然色ウルトラQ』Blu-ray BOX Ⅰ
カラーライズされた「ウルトラQ」のブルーレイボックス(の前半)。何から見ようか?と考え、まずはガラモンが登場する第13話「ガラダマ」から見ることにした。
カラーライズされたトレーラー(「ゴメスを倒せ!」などなど)を初めて見た時には、目眩がするくらい感動を覚えたのだが、今回「ガラダマ」を前編見終わった後にはそれほど大きい感慨はなかった。カラーライズが特に違和感なかったということなのだろうか?その後、念のためにモノクロ版を少し見直してみたのだが、カラーライズ版を見た後ではもうモノクロ版に戻れないような気がする。どこかのレビューで読んだのだが、カラーライズされたことによって、モノクロ版では気が付かなかった細部の様子もわかりやすくなったのではないかな?
このあたりで妻が起きてきたので、妻の所望により、これを見る。
世界遺産 スペイン編 アントニ・ガウディの作品群I/II [Blu-ray]
サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディの諸建築物があまりにも素晴らしかったので、それを自宅で反芻すべく買ったブルーレイである。
映像は美しいし、一般人が見ることができない撮影隊ならではの構図でこれらの建築物を見られるのはうれしいのだが、惜しむらくは撮影時期が大聖堂の完成前だったこと。
この建物に関しては当分「未完成」の状態が続くのでいつ撮影しても「工事中」であるのは致し方ないことなのだけれど、大聖堂の完成はかなり重要なメルクマールだったと思うので、ちょっとおしいなあ。また新しい技術で撮影し直して欲しい。
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例によって、日本の実家とSkype。だらだらと荷物の片付けをして、ちょっとおやつ。
おやつを終了したところで、ガブリエルのお姉さんであるところのアリーチェがチーズケーキを焼いて持って来てくれた。何でも、以前卵が足りなくて借りに来たらしいので(いいですねえ、このご近所に食べ物を「借りる」という感覚)、そのお返しではないか?というのが妻の弁。
うまかったです。