日本国内のクラシック音楽レーベルであるカメラ−タ・トウキョウの代表が書いたエッセイ(のようなものか)。
最近のクラシック音楽の CD はいろいろな理由でライブ・レコーディングが多くなってきていて、昔のようなセッション録音が少なくなっている。(このあたりは職場の忘年会でもちょっと 話題に挙がったのだが、クラシックの録音が基本的に一発録りだと思っている方が意外に多かった。)
そういうライブ・レコーディングが多くなると、セッションの中で演奏家と共に理想の音楽を作り上げていく「レコード・プロデューサー」という仕事の意味がなくなってきている、という話である。
ただ現実を考えると、「セッションとライブの差」が制作側が考えているほど大きなものであると考えている聴衆というのは昔も今もそんなに多くはない気がする。