アキラ/斎藤高順

ブラスバンド・バラエティ 宮川彬良&大阪市音楽団 痛快ライヴ!マツケンサンバII!!

宮川彬良指揮による大阪市音楽団の演奏会のライヴ盤。レパートリーはご本人のニューサウンズブラスのための編曲モノ(サティの《ジュ・トゥ・ヴ》と か竹内まりやメドレーとか《マイ・フェイヴァリット・シングス》とか)や、パパである宮川泰の作品の編曲モノ(《ズームイン!朝》とか《ゲバゲバ90分》 とか《宇宙戦艦ヤマト》とか)や、ご本人のお仕事(《マツケンサンバII》とか大阪国体のための行進曲とか)などである。

こうやって聞くとニューサウンズのアレンジはかなり凝っていて、学生が取り上げるには結構大変だったのかなあという気がする。

ライヴだけあって演奏はかなりラフであるが、こういうノリのよいレパートリーはラフな雰囲気の方がよいだろう。アキラのお仕事をまとめて聞けるという意味でいい盤。

ブルー・インパルス/斉藤高順吹奏楽作品集

航空自衛隊音楽隊隊長、あるいは課題曲《オーバー・ザ・ギャラクシー》の作曲者として知られる斎藤高順の作品集。10年以上前に白樺録音企画によって録音 されたものがユニヴァーサルからリリースされたようである。いくつかの作品は以前DENONからリリースされていた作品集と重複するものもあるが、《自然 への回帰》、交響詩《オンリー・ワン・アース》など純音楽的なアプローチによる吹奏楽作品がまとめて聞けるのがいい。斎藤高順は小津安二郎の映画作品のた めの音楽でも知られているが、これらの作品を吹奏楽に編曲したものも収録されている。

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