月別アーカイブ: 2006年4月

NAXOSの吹奏楽作品集

ついにNAXOSレーベルの吹奏楽シリーズが始まった。以前スーザの作品集とかはあったけど、吹奏楽作品を体系的に集めたシリーズは初めて。

Strike Up the Band!

最初はこんなところか。有名どころの行進曲を集めたもの。

Persichetti: Divertimento; Masquerade; Parable

以前、ハルモニア・ムンディからリリースされていたパーシケッティの作品集。

Redline Tango

昨年のオストワルド賞受賞作品であるマッキーの《レッドライン・タンゴ》を含む作品集。

(こういうのって今までは Mark Custom の独壇場だったのに …..)

レッスン(今日の積志ウィンドアンサンブル)

浜松海の星高等学校の土屋先生にテューバ/ユーフォニアムのレッスンに来ていただく。

いつも合奏の中で指摘している欠点である

  • アパチュアが狭く「うーーーっ」という音になっている。
  • アタックした直後にピッチが変わるので、和音が響かない。
  • 「大きい音を出せ」と言った時に豊かな音ではなく荒い音が出てしまう。

といったことが指摘されたので、私の認識があまりずれていないことがわかり一安心。

「じゃあ、どうすればこういう点を克服できるのか?」ということについて具体的なアドバイスがいただけたのが収穫だった。

イメージは分かったと思うので、あとはそれを実現すればいいだけです。>> 演奏者諸氏

大変だけどね。

まだ確率は低いものの、パートでまとまった「いい音」が出ることもあったので継続してがんばりましょう。

アッコちゃん/クラスターなどなど

近くのCDショップの閉店セール。CD/DVDが30%引きで売られている。

はじめてのやのあきこ

アッコちゃんの最新盤。1曲のみ新曲で、あとはゲストを迎えたセルフカバー。

忌野清志郎とデュエットしている《ひとつだけ》が意外にはまっていてよかった。あと、最後に入っている《そこのアイロンに告ぐ》での上原ひろみとのピアノバトルも。

PRESTO(DVD付)

sketches & notations-SKETCH SHOW REMIXES-

クラスターII(幻星)(紙ジャケット仕様)

ツッカーツァイト(電子夢幻)(紙ジャケット仕様)

リバプール・オラトリオ DVD

知り合いの知り合いの送別会に参加。隣の席では、これまた知り合いの送別会が行なわれたりしていた。

BLUE MOON BLUE

というわけで幸宏さんの「BLUE MOON BLUE」をちゃんと聞いてみた。

BLUE MOON BLUE

やっぱりいいなあ。SKETCH SHOW をもっと人に優しくしたような音楽。 「癒し系」という言葉と、それを狙った音楽はあまり好きではないのだが、これこそ究極の「癒し系」である。 聞いているうちにどんどん心が穏やかになっていくアルバムはそうない。

YMOの中では教授が好きだった私は、幸宏さんの活動をあまり追いかけていなかった。 (ごめんなさい、ごめんなさい …..) リアルタイムで買ったのは、YMO絶頂期にリリースされた「音楽殺人」とか、スカパラとのコラボレーションが収録されているベスト「I’M NOT IN LOVE」くらいかも。

その「音楽殺人」の時には YMO での先鋭的な音楽をうまくポップにまとめているなあ、と思った。今回も SKETCH SHOW の音楽が根底にありながら、その上にうまく「幸宏」色を乗せているような感じ。

かなりの名盤だと思います。

ストーンズを聞こう(その4)

サタニック・マジェスティーズ(紙ジャケット仕様)

というわけで、問題作と言われている「サタニック・マジェスティー」。流行にのるべくサイケデリックなサウンドを目指したとか、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」に影響を受けてコンセプトのトータリティを目指したとか、ストーンズの本道から外れたアルバムと言われている。

ストーンズだと思わなければ面白い。ストーンズだと思うと苦笑せざるを得ない部分も確かにある。

いろいろな年代のストーンズを聞いていると、その時その時の流行を取り入れながらも、どうしてもにじみ出てしまう「ストーンズらしさ」というのが、このグループの魅力なのだと思う。そう考えると、このアルバムはアルバムのメインテーマであるサイケデリックと、その「ストーンズらしさ」の相性が悪かったということになるのだろう。

ちなみに「サージェント・ペパーズ」(と「マジカル・ミステリー・ツアー」もかな?)をパクったとしか思えないジャケットには、ビートルズの4人の顔が隠されているのだそうだ。紙ジャケCDではほとんどわからないが。

オーネット・コールマン/高橋幸宏

ダンシング・イン・ユア・ヘッド+1(紙ジャケット仕様)

先日、オーネット・コールマンの「アメリカの空」を買ったのだが、その時にいろいろ調べてみたら、こちらも昨年末にリマスタリングされて再発売されたことを知った。

この作品も例の「ハーモロディック理論」(結局よくわからんなあ …)に基づいて作られている。「アメリカの空」がオーケストラ編成なら、こちらはドラム、ベースにエレクトリック・ギター2本という変則的な編成。

「アメリカの空」のもっさりした雰囲気とは対照的に、2本のギターもコールマンのサックスも鋭くリズムを刻む。コールマンといえばフリージャズ、フ リージャズといえば好き勝手やりたい放題、と連想されるのだが、2つの《テーマ・フロム・ア・シンフォニー》はむしろミニマルっぽくリズムパターンやメロ ディが繰り返される。浮遊するコード感もフリージャズの持ち味なのかなあ?

最近、クラブシーンでも再評価されているというマイルス・デイヴィスの「オン・ザ・コーナー」のグルーブ感をさらにシャープにした感じ、というイメージで伝わるだろうか?本当にかっこいいです。「ジャズ来るべきもの」も聞きたくなった。

残りの2曲はモロッコの伝統音楽であるジャジューカのミュージシャンとの共演。 (ジャジューカといえばローリング・ストーンズの故ブライアン・ジョーンズもはまっていたらしい。)

BLUE MOON BLUE

音楽班の中でも評判がいいし、この間タワーレコードで試聴したときにもなかなか気に入ったので買ってみることにした。