来年の定期演奏会の選曲

来年の定期演奏会に向けての選曲作業が始まっている。

(ちなみに積志ウィンドアンサンブルの第25回記念定期演奏会は2006年7月16日(日)に浜松市教育文化会館で開催します。)

次回は25回記念ということなので、ある企画を用意しているのだが、それを考慮に入れたプログラムを作らないといけない。例年より「縛り」が多い分だけ苦労している。

演奏会全体を見通したプログラミングでいちばん大事なのは「バランス」だと思っている。特にうちの定期演奏会はいわゆる「ポップス」を取り上げないのでなおさらである。

古典的な作品(といっても吹奏楽では50年も遡れば十分に古典である)もやりたいが、新しい作品も取り上げないわけにはいかない。お客さんにとってわかりやすい曲想も大事だが、抽象的な作品を取り上げることにも意味はある。といった感じで考えている。

それから、いわゆる「積志らしい選曲」と言われて評価されている(と思っていいのかな?)曲たちもある。これらは「取り上げられる機会は少ないが、初めて聞く人(もちろん普段吹奏楽を聴かないような人たち)にも興味を持ってもらえそうな曲」という観点で選んでいる。

とはいえ、こういう曲ばっかり取り上げていると「マニアックな選曲」とか言われてしまうので、この枠は一回の演奏会で一曲くらいでいいのかなという気がしている。最近取り上げた曲では《「ルーブル」からの場面》(デロ=ジョイオ、第18回(1999年))、《ウィンド・バンドのためのフローリッシュ》(ヴォーン=ウィリアムズ、第19回(2000年))、《吹奏楽のためのディヴェルティメント》(ハーシェン、第21回(2002年))、《落葉(らくよう)》(ベンソン、第23回(2004年))あたりがこの枠だろうか。

取りとめもなく書いているが、何となくネタが続きそうな気配。お楽しみに。

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