ゲストとしてのマイルス

そういえば、こんなCDも買ったんだった。

Special Guest is…Miles

マイルス・デイヴィスは、そのキャリアではほとんどリーダーとしてアルバムを作り続け、ゲストとして他のミュージシャンのレコーディングに参加することは少なかった。

ところが晩年(具体的な1980年代の後半)には、かなり積極的に他のミュージシャンのレコーディングにゲストとして参加していた。この CD はそういったマイルス・デイヴィスがゲストとして参加した曲目を集めたものである。

まあ、その頃はオリジナルアルバムにしてもバックはほとんど他のミュージシャンに任せていて自分はトランペットを吹くことに専念していたという感じ(例えば「TUTU」なんかはマーカス・ミラーが作ったバックトラックの上で吹いているというカラオケ状態)なので、耳当たりとしてはそんなに変わらない。曲の雰囲気もしっとりとしたバラードか、エレクトリックな味付けのファンク・ミュージックか、といったところである。

レーベルを超えて TOTO との共演曲が入っているとかうれしい部分もあるが、映画「ホット・スポット」のサントラが半分以上を占めているとか、スクリッティ・ポリッティとの共演や「サン・シティ」が入っていないとか個人的には少々不満。

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