日別アーカイブ: 2004 年 8 月 14 日

アテネ・オリンピック

アテネ・オリンピックの開会式を見る。入場行進とか聖火リレーとかは別にどうでもいいのであるが、最初にあるショーがなかなか見逃せない。案の定、再放送ではかなりばっさりカットされていた。

1984年のロサンゼルス・オリンピック開会式は高校の吹奏楽部の合宿最終日と重なっていて、確か合宿所の後片付けをしながらテレビを見ていたような記憶がある。大量のトランペット隊と打楽器隊によるファンファーレ(もちろんジョン・ウィリアムズのアレ)や、コープランドのバレエ組曲《ロデオ》の「ホー・ダウン」などがかなりかっこよかったような覚えがある。

シルエットを使って古代オリンピア競技をうまく表現していたのはアトランタ大会(1996年)だったっけ?

この手のショーはコンセプトだけが大仰で一人歩きしていたり、何となく間延びして途中で飽きてしまうことが多いのだが、今回のは舞台芸術としてかなり面白かった。

テレビ番組「アッコにおまかせ!」で和田アキ子さんがいみじくも指摘していたように、メインステージにプールを配して水を諸物の根源とするコンセプトや、ワイヤーアクションによる三次元的な空間の使い方などはシルク・ドゥ・ソレイユの「O(オー)」を思わせる。それとは対照的に、あえて二次元的な造形で古代からの歴史をたどる山車(とでも言えるのか?)なんかも非常に楽しめた。

入場行進に DJ を使うのも面白いアイデア。バーバーの《弦楽のためのアダージョ》とかアルビノーニの《アダージョ》とか妙に重苦しい曲が使われていたのが印象に残るのであるが、DJ の真意は如何に?

チープ・スリル(紙ジャケット仕様)

パール

キャロル・キングに続きジャニス・ジョプリンもリマスター盤が再発された。特に「チープ・スリル」あたりはジャケットデザインも楽しいのでぜひ紙ジャケで再発して欲しかったのであるが、残念ながら遺族の意向でプラケでの再発になったらしい。(とはいえ、「チープ・スリル」は一度紙ジャケ化されているのであるが …..)