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80枚+(約)20枚=(約)100枚

そういうわけで意外と早くグールドの80枚組が到着。(DHLに支払う料金は想定外だったなあ …)ノイズが混入しているということを聞いたのでさっそく37枚目を聞いてみるが、たぶん大丈夫そうである。

それから、某ショップからの吹奏楽CD(確か)20枚。一日で入手したCDの枚数としてはおそらく史上最高である。

やっぱりグールド

夜中にウェブをつらつらみていると、物欲に苛まれる。

ふと、グレン・グールドの80枚組が目に留まった。CBS(当時はコロンビアかな?)からリリースされていたグールドのLPをオリジナルフォーマットのまま紙ジャケ化したものである。
以前は踏みとどまったというか、買おうとも思わなかったのであるが、円高の影響で海外から買うとかなり安くなるようだ。

Complete Original Jacket Collection [Box Set] [Limited Edition] [United Kingdom]

ちなみに国内の大規模なCDショップの有名どころでは概ね30000円前後、試しに amazon.com で調べてみたら送料を含めても20000円くらいで買える。ということで、ついポチッ。

ただ、入荷が一ヵ月後とのことだったのでちょっと心配になる。(国によらず)amazon で「一ヵ月後」とか言われて「結局品切れで入手できませんでした」と言われたことが何回もあるので、他国の amazon サイトを探してみることにする。

で、お隣のカナダのサイトで「在庫あり」を見つけることができた。アメリカとほとんど変わらない価格(確か100円程度しか変わらなかった)で買うことができそうなので、アメリカ(amazon.com)での注文をキャンセルして、こちらで注文し直す。

ま、年2枚ペースで聞けば40年で聞き終わるから(笑)、一生の楽しみにしましょうかね。

(後日談その1)
ヨーロッパのサイトを全く調べなかったのが片手落ちだった。最初に「在庫あり」を確認したところで注文してしまったし、国内で買うより10000円程度安いので満足してしまったし。今のところイギリスのアマゾン(amazon.co.uk)から買うのがもっとも安そうだ。在庫もあったし送料込みで17000円前後だった。最初に国内のHMVが提示していた価格(ちなみにその後ディストリビューター側が値上げしたために、HMV側が一方的に予約を強制キャンセルして物議を醸した)よりも安いのではないかな。

(後日談その2)
内容はほとんどチェックせずに注文したのだが、なんとグールドとは全く関係ない、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によるシェーンベルクの《主題と変奏 作品43b》が収録されているらしい。これが初CD化とのこと。この作品は、シェーンベルクが吹奏楽編成のために書いた《主題と変奏 作品43a》の管弦楽編曲なのである。(他にもこの作品はCD化されていたっけ?なんか持っていたような気もするなあ …..)グールドが弾いたシェーンベルクの室内楽作品とのカップリングで収録されているわけである。LP 時代は、ロバート・クラフトの監修によるシェーンベルク全集にも含まれていた。

その昔、この全集を作曲家の伊藤康英さんからお借りしたことがある。私が所属していた吹奏楽団の指揮をされていて、その年のコンクールの自由曲として《主題と変奏》を取り上げたのである。実際のところ、他のシェーンベルク作品を聞いたところで《主題と変奏》を理解する助けになるわけでもないのだが、まあ、なかなか聞く機会のなかったシェーンベルクの作品をまとめて聞けるというだけでも貴重だった。特に管弦楽とナレーションと男声合唱のための《ワルシャワからの生き残り》などは本で(誰の本だったっけ?岩波新書だったはず)壮絶な曲だということを読んでいたので、聞いてみたかったし。

で、この何枚かのLPをせっせとカセットテープ(時代を感じるなあ)に落として聞いていたのであるが、件の《主題と変奏 作品43b》は再生中に後輩が間違えて録音ボタンを押してしまい、曲の途中に妙なノイズが挿入されてしまったのである。

80枚組!?

http://www.hmv.co.jp/news/article/708200103

とりあえず HMV で見つけましたがグレン・グールドの「オリジナル・ジャケット・コレクション”全集”」だそうです。80枚組で200ページのブックレット付き。すごい。

1枚あたり200円ちょっとだから買ってみようかな?

そういえば、大学時代の友人が(よりによって)グールドのモーツァルト・ピアノソナタ全集を買っていたなあ …..

(後日付記:最初に出た値段(確か20000円くらい)で予約したお客さんが HMV から一方的にキャンセルされて物議を醸しましたね。私は結局円高の時期を見計らってカナダのアマゾンから買いました。)

グールドのゴルトベルク(1955年版)などなど

息子が「手足口病」なる病気にかかってしまった。 この病気は手足に口ができてしまう恐ろしい病気 ….. のわけがなくて、手や足や口の中に発疹ができてしまう病気らしい。(というわりにはいちばん発疹ができているのはお尻のまわりだったりするのだが。)

昨日は少し熱があったのでぐったりしていたのだが、今日は「病気だ」と言っても誰にも信じてもらえないくらい元気で食欲もあった。 お医者さんによると体がウィルスと戦っている時は人間もハイになるらしいのだが ….. 本当かなあ?

夕方からの合奏で使用する楽譜を引き取りにヤマハミュージック浜松店へ。 暑かったので「涼しくなる音楽を」ということで車のBGMは「スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト」。誰もが聞いたことがある(はずの)気だるい女声ヴォーカルで歌われる《イパネマの娘》が収録されているのはこのCDである。

ゲッツ/ジルベルト

というわけで本日買ったCD。

1955年のゴールドベルク変奏曲~伝説の誕生

(やはり Goldberg は「ゴールドベルク」ではなく「ゴルトベルク」と読むべきだと思うので、そういう表記にしています。)

グレン・グールドの最初の《ゴルトベルク変奏曲》の録音・発売50周年を記念した豪華版。1955年版の録音にいくつかのアウトテイクを収録して、豪華ブックレットをつけたもの ….. なのだが、なかなか微妙な内容。

おそらく1955年版のオリジナル・バージョンは2002年にリリースされたメモリアル・エディションと同じリマスターだし、いくつかのアウトテイクもこのメモリアル・エディションに収録されているものと同じもの。しかもメモリアル・エディションではテイクごとにトラック分割されていた各変奏も、今 回はまとめて1トラックになっている。そのため、このアウトテイクの白眉であろうアメリカ国歌とイギリス国歌のクオドリべット(第30変奏の説明で弾いて いる)が聞きにくくなっている。

快速に飛ばす1955年版も面白いのだが、後半のクライマックスである第28変奏以降の前向きな演奏が 1981年版に慣れた耳にはどうしても物足りなく感じてしまう。 曲が終わったときに空中に放り出されたまま着地できないような気分になってしまうのである。で、最後に深遠なところに導いてくれる1981年版をやはり聞 き直してしまうのである。

価格差を考えると、1955年版も(今のところCDではもっとも音がいい)1981年版も一緒に収録されているメモリアル・エディションを買った方がいいのではないかと。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲-メモリアル・エディション-

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夜は(定期演奏会が終わったばかりにも関わらず)吹奏楽団の練習。

再来週の土曜日に予定されている夏祭りへの依頼演奏の練習である。 本番は私が振るわけではないのであるが、本番を振る副指揮者の予定が合わなかったので私が代振りをすることになった。 参加人数がかなり少なく、編成も偏っているのであるが、とりあえずは何とかなりそうかな?(分厚く書かれているミュージックエイトはこういう時に重宝する)

前にも書いたのだが、いわゆるポップスを演奏する上で重要なのは音の形。 バンド全体で音の形を合わせないと輪郭がぼやけてしまうのである。 頭を切り替えましょう。

イヤホンその後

先日購入したイヤホン(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0828/mobile169.htm)を使っているのだが ….. 仕事中に使うのには向かないな、これ。

最近、集中して仕事をしたい時にはブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」とかグレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」(晩年録音の方)とかを聞いているのだが、かなりのめり込んでしまう。

前にも書いたように極めて遮音性が高いので、周りの音がほとんど聞こえない。 集中できるのはいいのだが、電話や用事があったときに肩を叩かれたりするとびっくりしてしまう。そういう意味では通勤途中に自転車に乗りながら聞くのも危険かも。

あと、ふだんは iPod で聞いているのだが、圧縮された音の限界が聞こえてしまう。 大瀧詠一の「A LONG VACATION」は御大ご本人によるリマスタリングでかなり音質が向上しているのだが、1曲目《君は天然色》のサビが iPod で聞いたときに歪んでいる感じがした。家に戻って CD で聞いてみるとそんなことはなかった。

ついでにイヤホンのエージングも兼ねて何曲か聞いてみた。

  • ビョーク「ヴェスパタイン」DVDオーディオ盤。ジャケットに貼られているステッカーには96kHzフォーマットが収録されていると書かれているのだが、うちの プレーヤーでは48kHzとしか表示されない(泣)。6曲目のオルゴールのようなインストゥルメンタル《フロスティ》がとても生々しく鳴る。
  • マーラー/交響曲第9番(インバル/フランクフルト放送響)。とりあえず第1楽章の冒頭。楽器の分離がかなりよい。このイヤホンは低音が鳴らないという評価もあるが全然そんなことはない。コントラバスなどの空気感も伝わる。
  • マイルス・デイヴィス「ビッチェズ・ブリュー」。ボックスのリマスタリング盤。これも楽器は生々しく鳴るが、かなり盛大なヒスノイズがのっていることがわかった。