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今日買ったもの(高橋悠治/RVG)

タワーレコードから高橋悠治さんの作品集が出た。各2000円の2枚組が4点でCD8枚分である。これらは以前フォンテックからリリースされていた「リアルタイム」シリーズのVol4.~Vol.11をこの順番に2枚ずつまとめたもの。以前は確か3000円くらいで売られていたと思うので、一気に価格は1/3、今まで24000円かかっていたものが8000円で揃えられるのである。ちなみに私は第10弾「泥の海」を持っていたので、これは丸々だぶってしまったのであるが、まあいい。誤差誤差。



どうせなら他の作曲家の作品を演奏したVol.1~Vol.3もリリースしてくれればよかったのに。グバイドゥーリナ、クセナキス、三宅榛名、ジョン・ゾーン、ホセ・マセダらの作品が収録されている。(そのうち出るのかな?)

ということで、1セット目から聞いてみる。2枚目に収録されている「コンピュータ音楽演奏システム」(要するに MAX らしい)のために書かれた《翳り》は1時間聞き通すのはちょっと辛い。環境音楽を志向して書かれた作品のようなので、そんなに聞き入らない方がいいのかしらん?

1枚目の方は記憶に引っかかっていた。いつごろそのタイトルを聞いたのか忘れてしまったが《慈善病院の白い病室で私が》という曲名が印象に残っていたのである。この作品はブレヒトの詩にインスパイアされて作られた。ヴァイオリン、マリンバ、スティールドラムのために書かれたヴァージョンがあり、しかもそれらは同時に演奏しても構わない。(ちなみに高橋悠治さんの公式サイトで楽譜を見ることができる)このCDにはヴァイオリン+スティールドラムで演奏されているヴァージョンが収録されている。うまく説明できないが非常に印象的な曲。

ついでに50%OFFのワゴンをのぞいたら、RVGリマスター盤があったので何枚か。

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。

浜松は風も弱く陽射しも暖かい。年賀状の追加分の投函や近くの神社へのお参りのために散歩する。なんたって今年の目標は「身も心もダイエット」ですから。

散歩から帰ってきたところ、BSフジでラトル/ベルリン・フィルの昨年の来日公演が放送されていた。リヒャルト・シュトラウスの《英雄の生涯》の途中から見たのであるが、ベルリン・フィルならではの芳醇な響きがなかなかよかった。全部見てみたいな。再放送しないかな。

今年のCD聞き初めは年末に買ったマイルス・デイヴィスの「セラー・ドア・セッション」の disc 5。このディスクの《ホワット・アイ・セイ》が「ライヴ・イヴル」にも収録されている。リマスタリングされているせいか、演奏がかなりすっきりしているような気がする。「ライヴ・イヴル」はもうちょっと音像がぐちゃっと固まっていたような気がするのだが ….. 今度比較して聞いてみよう。

明日、NHK-FMで放送される「坂本龍一ニューイヤースペシャル」を聞くためにチューナーにアンテナをセットする。去年も同じようなプログラムをやっていたそうなのだが、全然気がつかなかった。

イヤホンその後

先日購入したイヤホン(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0828/mobile169.htm)を使っているのだが ….. 仕事中に使うのには向かないな、これ。

最近、集中して仕事をしたい時にはブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」とかグレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」(晩年録音の方)とかを聞いているのだが、かなりのめり込んでしまう。

前にも書いたように極めて遮音性が高いので、周りの音がほとんど聞こえない。 集中できるのはいいのだが、電話や用事があったときに肩を叩かれたりするとびっくりしてしまう。そういう意味では通勤途中に自転車に乗りながら聞くのも危険かも。

あと、ふだんは iPod で聞いているのだが、圧縮された音の限界が聞こえてしまう。 大瀧詠一の「A LONG VACATION」は御大ご本人によるリマスタリングでかなり音質が向上しているのだが、1曲目《君は天然色》のサビが iPod で聞いたときに歪んでいる感じがした。家に戻って CD で聞いてみるとそんなことはなかった。

ついでにイヤホンのエージングも兼ねて何曲か聞いてみた。

  • ビョーク「ヴェスパタイン」DVDオーディオ盤。ジャケットに貼られているステッカーには96kHzフォーマットが収録されていると書かれているのだが、うちの プレーヤーでは48kHzとしか表示されない(泣)。6曲目のオルゴールのようなインストゥルメンタル《フロスティ》がとても生々しく鳴る。
  • マーラー/交響曲第9番(インバル/フランクフルト放送響)。とりあえず第1楽章の冒頭。楽器の分離がかなりよい。このイヤホンは低音が鳴らないという評価もあるが全然そんなことはない。コントラバスなどの空気感も伝わる。
  • マイルス・デイヴィス「ビッチェズ・ブリュー」。ボックスのリマスタリング盤。これも楽器は生々しく鳴るが、かなり盛大なヒスノイズがのっていることがわかった。

吹奏楽コンクールのDVDなどなど

某ショップの改装在庫処分セール。在庫 DVD が全品半額ということなので開店時間を狙って行き、物色する。

第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (中学校編)

第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (高校編)

第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (大学職場一般編)

大学・職場・一般編は邦人作品が多く収められているし(本当に多くなりましたね、最近)、高校編ではバルトークのオケコンの終楽章が収められているというし、2枚買うんだったら中学編も買っておかなきゃ … ということで、悩んだ末に結局全部買ってしまった。

下手にこねくり回した解釈よりもストレートな演奏の方が楽しめるという意味で、大阪市立市岡中学校吹奏楽部の《呪文と踊り》(チャンス)は面白かった。

埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部の《管弦楽のための協奏曲》の終曲(バルトーク)は確かに超絶技巧を披露するにはもってこいの曲なのだろうが、編曲すると「ただそれだけ」という感じになってしまう。原曲の持つきらびやかさが薄れてしまってうまくアピールできなかったのではないかという気がする。

土気シビックウィンドオーケストラは、そのゴージャスな音色が他の団体とは一線を画しているように思う。どうしてもこじんまりした感じやチマチマした感じが拭えない編曲作品よりも、シンプルにソノリティをアピールすることができるオリジナル作品の方がこの団体には向いているのだろう。

ライブ2004 [DVD]
須川展也さんと東京佼成ウィンドオーケストラのライヴ盤。買おうかどうしようか迷っていたところ、この半額セールになったので自信を持って買ったしだい。うちの団員によると須川ファンでなくても楽しめるとのこと。

モントルー・ザ・ムービー 91/92 [DVD]

1991年と1992年のモントルー・ジャズ・フェスティバルを収録したDVD。

1991年には亡くなる直前のマイルス・デイヴィスが出演しており、クインシー・ジョーンズが指揮するビッグ・バンドを従えて、「マイルス・アヘッド」などの再演を行った。

1992年には、その亡くなったマイルスを追悼するトリビュートバンドが出演している。いわゆる「黄金のクインテット」のメンバーであるウェイン・ショーター(サックス)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)に、トランペットのウォレス・ルーニーを加えたもの。このメンバーは同じ年に来日しており、読売ランドや万博公園で行われたジャズ・フェスティバルに出演した。(私は東京も大阪も見に行きました。)

レイ・チャールズやデヴィッド・サンボーンも登場するらしい。

JリーグオフィシャルDVD ジュビロ磐田2003シーズンレビュー 第38回天皇杯カップ・ウィナーズへの軌跡

ジュビロ磐田の2003年シーズンのハイライト。およそ1年前、最後に天皇杯を制してとりあえずタイトルを確保したものの、昨シーズンはついにタイトルなし … 今年こそ頼みますよ。

… こんなんも買ったんだった …

ルグラン・ジャズ

ちょっと前にわりとブレークしていた《キャラヴァンの到着》の作曲者であるミシェル・ルグランが豪華ミュージシャンを集めて作ったアレンジ作品集。

当時のマイルス・デイヴィスとその周辺のミュージシャン(例えばコルトレーンとかビル・エヴァンスとか)が参加しているセッションが興味深い。これより先にレギュラー・クインテットで発表されている《ラウンド・ミッドナイト》(同名アルバム収録)も違う編成で録音されているのだが、ヴィブラフォン、フルート、ハープなどが加わった少しゴージャスなアレンジになっている。

あと、ニューサウンズ・イン・ブラスの《チュニジアの夜》(真島俊夫編曲)はこのアルバムに収録されているアレンジが元ネタ。もともとのアフロ・キューバンではなく、疾走感あふれるテンポ設定になっている。

ELEPHANTISM

DVD BOOK「ELEPHANTISM」のサントラ盤。買いそびれていたのだが安かったので …

ゲストとしてのマイルス

そういえば、こんなCDも買ったんだった。

Special Guest is…Miles

マイルス・デイヴィスは、そのキャリアではほとんどリーダーとしてアルバムを作り続け、ゲストとして他のミュージシャンのレコーディングに参加することは少なかった。

ところが晩年(具体的な1980年代の後半)には、かなり積極的に他のミュージシャンのレコーディングにゲストとして参加していた。この CD はそういったマイルス・デイヴィスがゲストとして参加した曲目を集めたものである。

まあ、その頃はオリジナルアルバムにしてもバックはほとんど他のミュージシャンに任せていて自分はトランペットを吹くことに専念していたという感じ(例えば「TUTU」なんかはマーカス・ミラーが作ったバックトラックの上で吹いているというカラオケ状態)なので、耳当たりとしてはそんなに変わらない。曲の雰囲気もしっとりとしたバラードか、エレクトリックな味付けのファンク・ミュージックか、といったところである。

レーベルを超えて TOTO との共演曲が入っているとかうれしい部分もあるが、映画「ホット・スポット」のサントラが半分以上を占めているとか、スクリッティ・ポリッティとの共演や「サン・シティ」が入っていないとか個人的には少々不満。

伊福部/マイルス/ビリー・ジョエル

伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ

NAXOS の日本人作曲家シリーズで登場した伊福部昭の管弦楽作品集。《シンフォニア・タプカーラ》や《SF交響ファンタジー第1番》あたりをロシアのオケ(ロシア・フィルハーモニー管弦楽団)がどのくらい凶暴に演奏してくれるのかが楽しみであったのだが、ちょっと期待外れ。

日本人(というか日本の伊福部ファン)に暗黙のうちに刻み込まれている「伊福部サウンドはかくあるべし」といった了解事項がこの演奏にはないのである。もちろん楽譜に純粋に向かい合えばこういう音楽が出てくることは納得しているのだが、《タプカーラ》を聞いていてもあっさりしていてなかなか血がたぎって来ないのである。(かといって、先日購入した「伊福部昭の芸術(8)特別篇 卒寿を祝うバースデイ・コンサート 完全ライヴ」の《タプカーラ》の第3楽章のように最初からオケが沸騰しているのもリスナーがついていけなくてちょっと白けてしまうのだが …)

音楽に国民性や民族性(やっぱりウィンナ・ワルツはオーストリアのオケじゃなきゃ、とかバルトークはやっぱりハンガリーのオケだね、とかいったドグマ)を持ち込むのはあまり好きではないのだが、やはり「血」が違うのかな、と思ったしだい。

ということで、淡々と盛り上がっていく《SF交響ファンタジー第1番》の後半のマーチメドレーが違和感なく聞けた。これは適度に抑制が効いていていい演奏だと思う。

ジャケットに青木繁「海の幸」を使ったのは秀逸。

マイルス・エレクトリック 〜 パフォーマンス・アット・ザ・アイル・オブ・ワイト[DVD]

幻と言われている、1970年に開催された「ワイト島ミュージック・フェスティヴァル」に出演したマイルス・デイヴィス・バンドの完全演奏と、(それだけではDVD1枚分の時間が持たないので)周辺ミュージシャンのインタビューによって構成されたドキュメント。

マイルスがいわゆる「アコースティック」時代から「エレクトリック」時代へと方向を変えていった時期の演奏はなかなか映像がなかっただけにかなりうれしい。個人的にこの時期のアルバム(「イン・ア・サイレント・ウェイ」とか「ビッチェズ・ブリュー」とか)が結構好きなので。

とはいえ、前半のインタビューが長かったので力尽きて寝てしまった … まだライヴまでたどり着いていない …

ビリー・ジョエルの紙ジャケ第2弾。リアルタイムで聞いていたのは「イノセント・マン」とかろうじて「ビリー・ザ・ベスト」くらいまでかな。

ロンドンBBCポップスオーケストラ

そういうわけで、「コンプリート・モントルー」を買って以来、少しマイルスにはまっています。マイルス・デイヴィス本人あるいは共演者など周辺にいた人へ のインタビューを通してマイルスの生涯を追うという本。クインシー・トループの「自伝」より本当のことが書かれているかも知れないという罠(笑)。

マイルス・デイヴィスの真実

ロンドンBBCポップスオーケストラを聴きに行く。全く聴きに行くつもりはなかったのだが、妻の知人が急遽行けなくなったということでチケットを譲ってもらった次第。席はバラバラだったのだが、私の隣に座ったのは同じ吹奏楽団の団員だった(笑)。

第1部はジョン・ウィリアムズの作品を中心とした映画音楽(《利家とまつ》も)、第2部はプロムスの再現ということで、ウォルトン、エルガー、RVWからビートルズまでイギリスの作曲家を中心としたプログラム。

率直に言って期待していた以上に楽しめた。よくよく考えてみると、オーケストラの演奏会でよく取り上げられる古典的なレパートリーに比べれば、映画 音楽などの方が遥かに管楽器が活躍するのである。弦楽器奏者も少ないので(例えば第1ヴァイオリンは8人だったので通常編成の半分?)、それぞれの管楽器 の音色を楽しむことができた。金管の強奏はかなり鳴らしていたのであるが、決してうるさくなく包み込むようなやわらかい響きだったのはイギリスならではの 鳴らし方だったのかな?木管は3管、金管はそれぞれトップにアシをつけていたようだ。木管はアルト・フルートやコントラ・バスーンがかなり活躍し、木管だ けのアンサンブルの部分でも充実した響きがあった。

吹奏楽的にはウォルトンの戴冠式行進曲《王冠》や、RVWの行進曲《海の歌》を聴けたのが収穫。このあたりの曲や《威風堂々第1番》などはもっと厳かに演奏されるのかと思ったら、行進曲っぽい拍子感を大事にし、あっさりとしたフレーズの歌わせ方だった。

あと、日本(というか浜松かな?)では、こういうセミ・クラシック的なコンサートに対して聴衆がどう振舞えばいいのか戸惑いがあるように思える。コ ンサートの後半では演奏者もリラックスしてきて(トロンボーン奏者は小さなユニオン・ジャックを振りながらスライドを動かして演奏していたし(笑))手拍 子なんかも自然に起こってきたのであるが、それまでは「一緒に演奏を楽しむべきか」「神妙に演奏を聞くべきか」という葛藤に多少居心地の悪さを感じた。日 本人の司会者を立てるだけで、このへんはかなり楽しいステージになると思うのだが。

5年くらい前にロンドンでロンドン交響楽団のニュー・イヤー・コンサートを聞いたことがあるのだが、指揮者はいろいろなおしゃべりをするし、子供は指揮台にあがるし、聴衆は歌を歌わせられるしで、演奏者と聴衆が一体になっていたということを思い出した。