細野晴臣/課題曲

備忘、備忘。

細野晴臣の歌謡曲~20世紀BOX

細野さんが他人に提供した曲をピックアップした6枚組。ボックスのデザインが2000年にリリースされた「HOSONO BOX 1969 – 2000」を踏襲していることにあらためて気がつく。あそこからつながっているんだなあ。ブックレットのできも素晴らしい。これならピックアップするんじゃなくて全部入れて欲しい、という気になるなあ。

で、今年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲の参考演奏CDとフルスコアが到着。これでも例年よりは早く入手したのである。曲の方であるが、正直なところIIやIIIのような作品に一夏を費やしたくないなあ、というのが感想。時おりメロディの流れやオーケストレーションにものすごく不自然なものを感じるのである。むりやり「Something different」を生み出そうとしているのかなあ。これらと比較すると「課題曲IVとしての行進曲」のパターンを見事なまでに踏襲したIVを聞くとほっとする。IVは構成的にはスタンダードな行進曲形式から少し外れているところも面白いと思うが。

Iは最近の課題曲の中では出色の出来だと思う。この繊細なオーケストレーションを50名なり65名なりでうまく聞かせられるかどうかも面白いのかも。《風の密度》の時も思ったのだが、Vのようなエクリチュールは流行っているのかしらん?

あいのてさんCD

青のあいのてさん(尾引浩志さん)から、リリースされたばかりの「あいのてさん」のCDが届く。

詳しくはこちら。基本的にライヴ会場とインターネット通販でしか入手できないらしい。

http://ainotesan.kenkenpa.net/ai-note/CD.html

NHK教育テレビでの放送やライヴ(黄色のあいのてさんが浜松在住なので、比較的見るチャンスは多い)などビジュアル付きの演奏に接することが多かったので、正直、CDの音だけだと十分に満喫できないのではないかという不安があった。

が、「あいのてさん」のレパートリー(子供向け)では映像が頭に浮かぶし、フリー・インプロヴィゼーションの部分(大人向け)もスリリングで楽しめる。期待以上に面白かった。テレビの「あいのてさん」を楽しんでいた人は買って損はないと思います。

ちなみにジャケットのイラストはどこかで見た作風だと思ったら、これもNHK教育テレビで放送されている「シャキーン!」のイラストを担当しているいぬんこさんでした。

マーラー/Perfume

手持ちのCDをせっせとiTunesに取り込んでいる。

まずはいろいろな作曲家の交響曲を取り込んでいて、マーラーの交響曲の順番になった。

しかし、20年くらい前、今から考えると異常なくらいにマーラーが流行りましたなあ。私の周辺もみんなはまっていて、マーラーの交響曲を聞きながら麻雀をしていたこともある。確か1988年くらいの正月にバーンスタインが振ったマーラーの交響曲がNHK-BSで一挙放送されたので、正月に帰省しない友人にアパートの鍵を預けて、ビデオテープの入れ替えを頼んだこともあった。

で、私は当時ちょっと話題になっていたインバル/フランクフルト放送交響楽団の録音を集めていた。今ググってみると賛否両論というか否定的なコメントが多い。前半は確かにいまいちのような気がしないでもないが、4番以降はそんなに悪くないと思う。で、この際だから持っていなかった以下の2枚を買うことにした。

マーラー:交響曲第5番

マーラー:交響曲「大地の歌」

5番は誰か友人が持っていて、かなり聞き込んだので自分で買わなかったのではないかと思う。同じ組み合わせの実演も聞いていたし。《大地の歌》はやはり曲の構成が苦手だったので、これも友人に借りてOKとしていたような記憶がある。どちらも(インバルにしては)評価の高い演奏である。

Perfume~Complete Best~(DVD付)

で、やっぱり買っちゃいました。このアルバムだけはいまだにDVD付きが手に入るのだなあ。すでに多くの曲はライヴでおなじみなのでオリジナル・ヴァージョンを聞いてみたかった。

ハード・フォーク・サクセション

HARD FOLK SUCCESSION

キヨシロー追悼ということで、このアルバムを買った。初期のアルバム「初期のRCサクセション」「楽しい夕に」、それから4枚のシングル盤からの編集盤である。ちなみに収録曲はというと、

  1. キミかわいいね(4枚目シングルのA面)
  2. シュー(「初期のRCサクセション」)
  3. 三番目に大事なもの(5枚目シングルのA面、このCDはバージョン違いらしい)
  4. けむり(5枚目シングルのB面)
  5. 去年の今頃(「楽しい夕に」)
  6. 日隈くんの自転車のうしろに乗りなよ(「楽しい夕に」)
  7. ぼくの自転車のうしろに乗りなよ(「楽しい夕に」)
  8. ぼくの好きな先生(「初期のRCサクセション」)
  9. 2時間35分(「初期のRCサクセション」)
  10. あの娘の悪い噂(「楽しい夕に」)
  11. 言論の自由(「初期のRCサクセション」)
  12. イエスタデイをうたって(2枚目シングルのB面)
  13. どろだらけの海(1枚目シングルのB面)
  14. あの歌が思い出せない(4枚目シングルのB面)
  15. エミちゃん おめでとう(「楽しい夕に」)
  16. メッセージ(「初期のRCサクセション」)

テレビのワイドショーでの報道だと、《スローバラード》《雨上がりの夜空に》《トランジスタ・ラジオ》あたりが代表作として挙げられていて、もちろんそれは否定しないが、個人的にいちばん衝撃を受けたRCのアルバムが、この「ハード・フォーク・サクセション」なのである。

高校時代に付き合っていたRCファンの女の子から借りたのがこのアルバム。(ちなみに、この女の子とは「2時間35分」の長電話をしました(苦笑)。)当時、上記のようなロック寄りのヒット曲しか知らなかった私にとって、このアルバムの1曲目《キミかわいいね》の、かき鳴らされるフォークギターと、少々気持ち悪いファルセットはかなりインパクトがあった。

今にして思えば、毒のある歌詞と純真な歌詞が同居する点と、ロックにもフォークにも属さない独特のスタイルに惹かれたのかなあ、という気がしている。

ビョーク x 4

Voltaic: +2dvd

確か1月くらいにHMVで予約注文したのだった。延期に次ぐ延期でずいぶん待たされたが、やっと到着した。

1枚目が「Volta」のツアーメンバーでのスタジオライヴのCD、2枚目がその「Volta」のツアーのDVDでパリ公演とレイキャビク公演が収録されている。3枚目は「Volta」収録曲のPVのDVD、で4枚目が「Volta」収録曲のリミックスという4枚組である。

いちばん見たかったのは2枚目のライヴ。「Volta」にも参加していた女性10人組のブラスセクション(トランペット3、トロンボーン3、ホルン3、テューバ)、種々の打楽器、種々のエレクトロニクス、なぜかハープソコード、そしてREACTABLEやTENORI-ONといった編成である。レパートリーの中心は「Volta」収録曲であるが、それ以外の曲、例えば「Homogenic」の《Hunter》とか、「Medara」の《Where is the line?》とか《Who is it?》とかも「Volta」の系列に属するアレンジが加えられている。

「Vespertine」のライブも相当クオリティが高いと思っていたが、今回のライブの高揚感もすごい。邪悪なエレクトロ・ビート(このあたりがREACTABLEの存在意義?)がシャーマニスティックにビョークをアシストする。時節柄、アンコールの《Declare Independence》ではお客さんがチベットの旗を掲げていた。(「Raise your flag! higher, higher!」)

一転して、レイキャビクでのライブは教会のようなところで、ブラスセクション、ハープシコード、混声合唱、そして若干のエレクトロニクスが入った、わりと室内楽的な趣き。こちらはビョークの衣装もメイクも比較的地味で年相応の「おばさん」に見える(笑)。

ウォーリー

なぜ、うちの会社は今日出勤日なのだろう?というわけで有給休暇を取得。家族で、この間買った「ウォーリー」を見る。

ウォーリー 初回限定 2-Disc・スペシャル・エディション (初回限定) [DVD]

ちょっとストーリーが飛躍し過ぎている点と、飛躍してからの設定が少々説教くさい点が気になる(予告編にあるようなウォーリーとイヴの話だけだと思っていたので)と言えば気になる。のだが、総合点としては大変満足。ほとんど言葉を使わないウォーリーとイヴのコミュニケーションを動作だけで表現しているのは、やはり凄い。

特に後半は映画「2001年宇宙の旅」からの影響というか、この映画へのオマージュが顕著。この映画を見てからの方が笑えるし、楽しめると思います。

あと、映画「ハロー・ドーリー」とか、サッチモが歌う《ラヴィアン・ローズ(バラ色の人生)》のようなクラシカルなアイテムをああいう形で引用するセンスもいい。

カイロ・カメラ

最近、腰痛が気になっていたので、会社の近くのカイロプラクティックへ行く。

昼食時の話題で、友人がそこに通って腰痛がよくなったという話を聞いたので行ってみようと思った。その友人の紹介ということで行けば安くなるみたいだし、普通の病院に行っても対処療法(レントゲンを撮って患部を暖めるくらい)しかしてくれないので、こういうところに行けば原因をちゃんと探してくれると思ったのである。

で、いくつか検査をしたあと、きわめて論理的に腰痛(ひいては肩こり、首痛、めまい、偏頭痛あたりまで)の原因を説明してもらえた。素直に感心。まだ何回か通わなければいけないようだが、確実に症状は改善されそうである。

そのあと、カメラ屋へ。ついに注文してしまったデジタル一眼レフカメラが届いたという連絡をもらったので取りに行く。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X2 ダブルズームキット KISSX2-WKIT

そもそものきっかけは、とあるブログを見ていて、そこに貼られている画像の美しさに感動してしまったからなのである。

中学時代は父が持っていたカメラ(往年の名機ニコン F)を借りて、中学校のイベントをよく撮影していた。今にして思えば、よくあんな高価なカメラを簡単に貸してくれたと思うし、私もあんな、ある意味使いにくいカメラ(当然のことながらフルマニュアルである)でいろいろなスナップを撮っていたものだと思う。

ということで機種選定が始まった。できるだけコンパクト、また、できるだけ広範囲(例えば風景写真から室内でのスナップまで)な撮影に対応できるモデルを探した。まあ、相反する要素と言えば、そうなのだが。

(全然合理的な理由ではないのだが)上記のような理由からニコンのカメラが欲しかったのだが、エントリー機(ざっくり10万円以内くらい)では残念ながらニコンで適当なカメラは見つからなかった。最近出てきた超コンパクト一眼デジカメ(マイクロフォーサーズとかという規格のやつ、これは反射鏡がないので一眼「レフ」とは呼ばないのである)も所有感がコンパクトデジカメとあまり変わらないし、ということでパス。

結局、エントリー機としてのバランスの良さ、値ごろ感(動画も撮れる後継機種が出てきたので安くなってきている)などを考えて、この機種にした。久しぶりに「考えながら写真を撮る楽しさ」が味わえるといいのだが。

YMO

定期点検のため、車をディーラーに持って行く。

待ち時間を利用して、近くのショッピングセンターで買い物。ふだんの行動範囲からは外れている場所(たぶん、このショッピングセンターに来たのは3回目くらい)なのだが、知り合いとばったり。近頃の若いもん(笑)はこういうところでデートするのね。

で、買った本。

イエロー・マジック・オーケストラ(第2版)

以前、YMOのアルバムが再発された時に各アルバムに分割して収録されていたメンバーへのインタビューを再構成したものらしい。ということで、インタビュー自体は持っているのだが、アルバムを引っ張り出してきて読むこともないと思うので本として持っておくことにした。

今シーズンはすでにジュビロ磐田を見限ったつもりだったのだが、勝つとやはり気分がいい。久しぶりに「やべっちFC」を見る。いつの間にか堀池さんの代わりに名波が出ているのね。(あ、なんで名波だけ呼び捨て(笑)?)名波も「やっと、この番組でジュビロを話題にすることができた」と言っていたし。