親バカ」カテゴリーアーカイブ

スポーツの秋/芸術の秋/祭りの秋

午前中は、息子の保育園の運動会。 ビデオ撮影デビューとなった。 友人の話を聞くと、一般的な運動会では撮影場所の争奪戦が白熱するらしいということだったのだが、場所も広々しているせいか、わりとのんびり撮影できた。

たぶん、普段から体操やら競技やら練習していたのだろうが、本番で(理由はわからないが)誰かが泣くと連鎖的にクラスみんなが泣いてしまう。そうい う阿鼻叫喚の中でいかに自分のペースで走れるかが勝利のカギなのだろう。(ちなみに息子はスタートでちょっと躊躇したものの、順調に走って2位だった。)

夕方からは、所属する吹奏楽団が近くの秋祭りに呼ばれて、いわゆる「お仕事」。

  • ゲバゲバ90分
  • 涙そうそう〜花
  • 楽器紹介
  • 氷川きよしメドレー(箱根八里の半次郎〜きよしのズンドコ節)
  • ちびまる子ちゃんメドレー
  • サンダーバード

8月にお呼びいただいた夏祭り会場よりもこじんまりしていて、音もあまり散らない。 酔っ払ったお客さんのかけ声もあって、楽しく演奏することができた。

楽器博物館

三連休中のほぼ唯一のイベント。浜松市楽器博物館へ出かける。

リニューアルされてからはおそらく行ったことがなかったような。 1階はアジアの楽器群が置かれている。ガムランとかジェゴックは場所取り過ぎのような気が …..

土地柄というかピアノ/チェンバロ類には力が入っている。 「芸術品」的な側面から言えば、やはりこれらの楽器は見ていて美しい。

息子のペースで回ったのでちゃんと確認できなかったのだが、サリュソフォンはまだあるのだろうか?以前見に行ったときにあった参考音源は《ディオニソスの祭》だった。

楽器博物館が制作している CD のシリーズが面白い。 所蔵している楽器での演奏が録音されているのである。

とりあえず「チェンバロ」を買ってみる。スピネットやヴァージナルも含め 6 種類のチェンバロで弾いた演奏が収録されている。意識して聞いてみると音色に違いがあるのが分かる。

三善/松村/ヤマカズ/ザッパ

タワーレコードのアフィリエイトも始めてみたので、ちょっとリンクを貼ってみる。 (pukiwiki からリンクを貼るのは少々面倒くさいが …..) 最初の3枚はビクターとタワーレコードのオリジナル企画「ヘリテージ・コレクション」第3弾より。


三善晃の世界

三善晃の初期の主要作品を集めたCD。吹奏楽畑の人たちにとっては、なかなか入手し難かった《交響三章》や《変容抒情短詩》の原曲が聞けるのが貴重か。《交響三章》は、以前は矢代秋雄の《交響曲》とカップリングされていた音源。


松村禎三の世界

実は松村禎三の《交響曲》も吹奏楽編曲されて全国大会で演奏されたことがある。第3楽章だけがおぼろげに記憶に残っていた状態でスコア(音楽之友社から出 版されている)を見ながら聞き始めたのだが、なかなかマッシヴな曲。音響に圧倒される。漠然とカレル・フサの作品との共通性を感じた。


山田一雄の芸術 – マーラー:交響曲第2番「復活」、広瀬量平:管弦楽のための迦陵頻伽(カラヴィンカ)

なんか凄いらしいので、ついでに買ってみた。


ZAPPA BOX (LATER WORKS)

フランク・ザッパ後期のアルバム7タイトルを紙ジャケ化/ボックスにしたもの。「毒を食らわば皿まで」の心境だが、アンサンブル・モデルンが演奏した「イ エロー・シャーク」は前から聞きたかったので、まあいいか。《G-スポット・トルネイド》はザッパの中でも好きな曲。アルバム「ジャズ・フロム・ヘル」で は全編打ち込みのバージョンが披露されていたのだが、「イエロー・シャーク」ではもちろん人力。

お買い物

息子を連れてお買い物。

いちばんのお目当てはフリーペーパー「Dictionary」。 最新号が YMO 特集らしい。

どうもタワーレコードにはないようだったので、STUSSY に行って見る。 (浜松でこのフリーペーパーが配布されているのはこの2店だけ)

店頭には出ていなかったが、店員さんに聞いてみると出してきてくれた。 明らかに STUSSY を買いそうにない親子だったのに(笑)、親切にしてくれてありがとう。

その後、息子は隣の楽器店で DJ 用のレコードプレーヤーを回して大喜び。

STUSSY が入っているビルの1階で中古レコード市をやっていたのでのぞいてみる。 妻との待ち合わせ時間が迫っていたし、息子をだっこしながらの物色も体力的にきつかったので、収穫は1枚のみ。

吉原すみれ/とぎれた闇

ジャーナリストの立花隆さんの自主レーベル「シェ・タチバナ」から 20 年ほど前にリリースされた CD。立花さんの自宅での吉原すみれさんの演奏会を収めている。

録音された音をまったくいじらずにリリースしたらしいが、20 年前の録音にしてはかなりいい音で取れている。収録されている作品3曲は完全即興なのであるが、ライナーノートには時間を追って演奏楽器や演奏法も説明されている。

また、ライナーノートには対談形式で吉原すみれさんの経歴が語られているのであるが、「楽譜があまり読めなかったので先生の演奏を聞きながら覚え た」とか「高校まで全然クラシックを聞く機会がなかったので、スタンダードなクラシック曲を知らなかった」とか「譜読みが遅かったのでオケでの仕事がなか なかこなかった」とか、「のだめ」を彷彿させるエピソードが面白い。

帰省(その3)

墓参り。

うちの実家は、先日の中越沖大地震の震源地から比較的近い場所になる。 人的/物的被害はほとんどなかったのであるが、お墓の墓石がずれていたり、積み重ねられている墓石同士がパテのようなもので固定されていたりするのを見ると、確かに地震があったことを実感させられる。

また、実家に「放射能漏れ情報」に関する広報が配布されていたのもリアルである。 親に聞くと、特に観光業界では放射能漏れに関する風評の影響が深刻で、宿泊予約のキャンセルが相次いでいるそうである。震源地から 100km 近く離れている「村上温泉」(新潟県の北の端)でもその影響はあるそうだから、情報がちゃんと伝わっていないのだなあ、と思う。

そんな影響もあってか、客集めのため、地元の水族館は8月いっぱい無料開放されている。こちらも帰省するたびに行っているような気がするのだが、涼しいし、息子が体力を発散する場所も必要なので行ってみた。

夕ご飯は寿司。 寿司も帰省するたびに食べている(正確に言うと食べさせてもらっている)ような気がするなあ。 カーブドッチで買ったシャルドネのミリュブラン(樽熟成させない早飲みワイン)を合わせる。 幸せ。

帰省(その2)

最近はもう帰省中の恒例行事となっている、地元のワイナリー「カーブドッチ」訪問。

敷地内でたくさんの猫が飼われているので息子を猫と遊ばせることにしているのだが、さすがに暑さのためか外に出ている猫がほとんどいない。

ワインを買うのはもちろん楽しみなのであるが、ここのパン屋さんのパンもおいしい。 石窯で焼いたパンの香ばしい香りがいい。

その後、近くにある「エチゴビール」へ。 国産地ビール第1号として一時期かなり話題になった。 こちらは年末年始の帰省のときには休業していたために立ち寄れなかった。 お土産や自宅用のビールを物色するが、買って帰ることができるビールの種類は限りがある。 やはり、ここで飲んでみたいものだ。 交通のアクセスが激しく悪いのが難点であるが …..

帰省(その1)

ええと、とりあえず備忘録。

帰省する日だというのに注文していた CD が届く。

日本の電子音楽 6:「秋山邦晴 / 秘蔵テープ作品集1」

プレス数が少ないので、このシリーズはリリースされた時に買うことにした。 リリース元の OMEGA POINT から直接購入すると、収録曲《日生劇場のデモンストレーションの記録》用を含むテープ素材音源を収録した CD-R 付きのリミテッド・エディションが買える。限定 50 組だそうだ。

ということで、今日から夏休みの帰省。

電話を通して祖父母の声を聞くと、孫に会わせるのは我々の責務のような気がしてくる。

私は子供の頃(今も?)ものすごい人見知りだったので、息子が祖父母に会ってもなかなか馴染めなかったらどうしようと少し心配していたのだが、全くの杞憂であった。 普段とは違った人たちと会話できるのが楽しいのかも知れない。

2つの夏祭り

お母さんと息子は保育園が主催する夏祭りへ。

お父さんは毎年恒例となった近くの町の夏祭りの「お仕事」へ。

  • ゲバゲバ90分
  • 涙そうそう
  • アンパンマンのマーチ
  • ちびまる子ちゃんメドレー
  • サンダーバード

リズム感というよりタイム感が全然歩み寄らないなあ ….. テンポが変わらない曲をインテンポで演奏できないのは問題である。

外メシ

妻が宴会のため、息子と二人で夕食を食べに行く。

「どこに夕飯を食べに行きたい?」と聞いたところ、

「オーストラリア!」という返事が返ってきたのだが、

さすがにオーストラリアまでは行けないので、うちの近くのハンバーグレストランへ行くことにした。

演奏会直前だってのに …..

演奏会直前だってのに、仕事は佳境だわ、息子は突発性発疹になるわ、風邪をうつされたみたいだわ、どうなるんだろう …..

ところで、演奏会の直前になるといつも頭に浮かぶ曲がある。LOVE PSYCHEDELICO の《裸の王様》という曲(「LOVE PSYCHEDELICO III」所収)である。 表現者としてステージの上にいる自分とそれを見ている聴衆とのズレ、伝えたいことが伝わらないもどかしさについて歌っている曲なのだと思う。(確か、この時期に活動停止を考えたことがあるというインタビューを見たような覚えがある。)

どんなに一所懸命でも伝えようとしていることが100%伝わらないことがわかっているから、彼らは「私達何か叫び足りないの」と歌うのであるが、そ の一方で時にはちょっとしたことで奇跡がもたらされることを知っているから「私達何か取り憑かれたいの」と歌うのである。このアンビバレントな思いは、と てもわかるような気がする。

6/24 には甘美な奇跡が訪れますように …..