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  • ブルーノート

    最近、またブルーノートでも聞いてみようかと思い、こんな本を買ってきた。 超ブルーノート入門―ジャズの究極・1500番台のすすめ (集英社新書) 超ブルーノート入門完結編―4000番台の至福 (集英社新書) 「マイルスを聴け」とは違い、少し落ち着いた文体になっている。 見開き2ページで1500番台/4000番台の各アルバムを紹介している。 解説の最後にある勿体つけた言い方が意味不明(分かる人には分かるのか?)だが、各アルバムが作られるまでの大まかな背景を知る上では重宝する。 (この本の冒頭で「ジャズはマイルスとブルーノートだけ聴けばよい」と書かれているが、私はまさにそんな聴き方しかしていない …..) で、CD ショップに行くと東芝 EMI から「ブルーノート名盤 RVG コレクション」なるシリーズが発売されていた。これって amazon で 980 円(一部は 1600 円くらい)で売られている輸入盤と同じ音源? ちなみに、ちょっと前に1500円でどかっと売っていたブルーノートのシリーズは RVG によるリマスタリングではなく、その前のマスターを使っている。なので、私はこのシリーズを買わずに輸入盤の RVG エディションで揃えようと決めたのである。 輸入盤 RVG は曲順/構成/ジャケットがオリジナルと異なっている場合もあるので、そのへんが批判されることもあるらしいのだが、音質とコストパフォーマンスを考える とこれがベストの選択肢かなと思うのである。あと一部タイトルは CCCD になっているらしいのだが、これも買い方で回避できるだろう。 以下、コルトレーンがブルーノートに残した唯一のリーダー作「ブルー・トレイン」のジャケット画像なのであるが、輸入盤 RVG (左)はわざわざカタログ番号を現在のものに変えている。東芝盤(右)はオリジナルのまま 1577 である。 ジャケットがオリジナルと全く違うのであればそれはそれで OK なのであるが、こういう懲り方は無駄な努力のような気がするんだなあ ….. あ、そうだ。こんな本も買ったんだった。 風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー (セオリーBOOKS) 実はけっこう前から男前豆腐店のファン。 味に自信があるからこそ、こういう大胆なマーケティング戦略が取れるんだろうな。

  • 「い」は「いけず」の「い」、「し」は「しぶちん」の「し」

    いろいろお役所へ行かなければいけない用事があったので(とても忙しいんだけど)有休取得。 余った時間でいろいろとお買い物を。 ウェブで見かけた情報をもとに100円ショップ「キャンドゥ」へ。 CD の収納に愛用しているフラッシュ・ディスク・ランチが、ここで売っている「マルチボックス L サイズ」にぴったり収納できるそうなのである。 サンプルを一個持って行って店内で入れてみると、確かに感動的にぴったりである。 いくつか買って試してみることにした。 欠点は恥ずかしいくらいポップな外観か。 単色とか半透明にしてくれればいいのに。 予約していた CD を取りに行ったついでに何枚か。 モダン・タイムズ(初回生産限定盤)(DVD付) ついにリアルタイムでディランを聞くことになってしまった。そういえばふだん聞いているディランって30年くらい前の声なんだもんな。想像していた音域より1オクターブ下で歌い始めたのでちょっと違和感(笑)。 しかし凄くかっこいい。最近のヘビーローテーション。スタンダードなロックンロールやブルースのスタイルを下敷きにしたシンプルなバッキングなのだが、最初から最後まで聞かせる曲ばかりが揃っている。 1曲目《サンダー・オン・ザ・マウンテン 》、6曲目《ワーキングマンズ・ブルース #2 》がお気に入り。 GO!GO!NIAGARA 30th Anniversary Edition 最近、xx 周年を機に大滝詠一の過去のアルバムが再発されている。「Niagara Moon」でかなりはまってしまったので、それ以来追いかけているのである。 クレツマー・クラシックス 浜松市内の吹奏楽団がブロッセの《タンタン》を取り上げるそうなので予習のために買ってみた。 山下毅雄を斬る 例の期末恒例半額セールのワゴンから。前回は見かけなかったので補充されたのかな?大友良英、それからゲストの面々に惹かれて買ってみた。 ***** 書店へ。 うぅ、読みたい本がいっぱいあるよぅ。 しぶちん京都 新刊が出たら迷わず買う作家(?)のひとり。アジアを歩き回っている時期のやつは面白かったのだが、この京都シリーズはそれに比べると少しパワー不足。ま あ結婚されて落ち着いたらしいのでバッグパッカーもやってられないのかな。そういえば友人で子供が生まれる前に奥さんに頼み込んでインドへ一人旅したやつ がいる。 誰か Somebody (カッパノベルス) 最新作「名もなき毒」はさっそく買ったのだが、まだ読んでいない、というか妻に先に読まれた。これは、その「名もなき毒」に続く作品だということを知ったので買ってみた。たぶん妻に先に読まれるのだろう。 宮部みゆきは「火車」ではまってからミステリーの代表作はほとんど買っているのだが、なぜか中断せざるを状況になってしまって最後まで読み通せた作品がほとんどないのである。

  • 日本の電子音楽

    日本の電子音楽 今日 amazon から届いた本。 作曲者や関係者へのインタビュー、ディスコグラフィや作品リストといった内容。 どちらかといえば資料的な側面が強いのかな? 「電子音楽in JAPAN」とあわせて読めば完全無欠かも。 で、この本をパラパラめくっていたら、例の「音の始原を求めて」シリーズの第4集が昨年発売されてすぐに回収になったらしいことが書かれていた。 で、ちょっと調べたらこの第4集は9月に再発されるらしい。 曲目を見ると小杉武久の《Catch Wave ’71》がマイケル・ランタの作品に差し替わっているようだ。このへんが回収の原因? 噂の《東京1969》(一柳慧)が聞けるのが楽しみ。

  • 幸宏さんとか(今日買ったもの)

    新青年 [DVD] 薔薇色の明日 WILD&MOODY tIME aND pLACE 四月の魚 新青年 [DVD] 高橋幸宏ライブ 1983 ボーイズ ウィル ビー ボーイズ [DVD] YMO散開前後にリリースされた幸宏さんのソロアルバム。この時期の幸宏さんはリアルタイムでは聞いていなかったので修行します。 cure jazz 菊地成孔さんの名前を最近よく聞くのだが、作品自体は聞きあぐねていた。UA とのコラボレーションをリリースしたということなので買ってみようと思ったしだい。 EPIC YEARS THE SINGLES 1980-2004 佐野元春の EPIC 時代のシングルを集めたベストコレクション。12 インチでリリースされたものは除くということなので《クリスマス・タイム・イン・ブルー》とかは入っていないのかな。残念。アルバムバージョンと微妙にミックスが変わっていたりして面白い。 シンビオシス -長生淳 トランペット協奏曲集- 長生淳さんのトランペット協奏曲《シンビオウシス》の管弦楽版が収録されているというので買ってみた。よく見ると DVD オーディオと通常の CD の2枚組。うちでは DVD オーディオが再生できる環境であるにも関わらず 192 kHz サンプリングのオーディオソースがなかったので、その真価を体験できずにいた。このアルバムで聞き比べができるかな。 来週から出張するので飛行機の中での読書用の本を探す。 武満徹―その音楽地図 PHP新書 (339) はじめての『指環』―ワーグナー『ニーベルングの指環』聴破への早道 (オン・ブックス21) キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション) 実は4月にドイツに行った時にもこの本を持っていったのだが、5ページくらい読んだところで寝てしまい、その本を飛行機の中に置いてきたしまったのである。リベンジ。

  • 水曜日に休んだら何をしよう?

    訳あって有給休暇を取得。 ずっと前から予定されていたことはいえ、かなりグロッキーの状態だったのでちょうどいいリフレッシュになる。 録画しておいた「スペイン対フランス」を見る。 スペインが勝つと思いきやフランスの貫録勝ち。 録画した試合を見るときには適当に早送りすることが多いのだが、これは見入ってしまった。 フランスのベテランのがんばり。 誰もが「ジダン最後の試合」はできるだけ後ろにしたいと思っているのだろう。 次はブラジルとの準々決勝。 この組み合わせは1998年フランス大会の決勝を思い出す。 ジダンの華麗なヘッド二発でブラジルを圧倒した試合だ。 まだまだ本気を出していないブラジルとモチベーションのあがってきたフランス。 これも楽しみ。 決勝トーナメントに入ってからことごとく予想が外れているのだが、紙一重でどちらにも転ぶ可能性があるということなのだろう。 ***** ほぼ一日息子と付き合わないといけないので車に乗せてつれ回すことにする。 まずは、どうしても「PLUTO」の原作である鉄腕アトムの「地上最大のロボット」が読みたくて、「PLUTO」第1巻の豪華版を買う。 PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル 第1巻はそのアトムのエピソードがついてくるのでまだ付加価値は高いのであるが、第2巻以降の豪華版の付録ははっきり言ってしょぼい。第1巻を豪華版で買ってしまうとそのあともズルズルと … となりそうなので怖いのであるが、今のところは大丈夫そうだ。 その「地上最大のロボット」はシンプルなストーリーだし、年少の読者を想定しているせいかセリフもいくぶん説明的なのであるが、やはり素晴らしい。 また、これを読むと「地上最大のロボット」のプロットの「PLUTO」への配置と、「地上最大のロボット」に登場するロボットに関する「PLUTO」でのストーリーの膨らませ方の見事さがわかる。 *** 立ち寄ったCDショップのワゴンセールで買ったもの。1枚280円。 Uh-Oh デヴィッド・バーンのソロ・アルバム。 トーキング・ヘッズの頃に比べると、わりと素直にラテンとかファンクを消化しているように思える。直球勝負しながらもわずかにトーキング・ヘッズの残像が見える。物足りないと言えば物足りないが、リラックスして聞くにはいいのだろう。 Strawberries Oceans Ships Forest ポール・マッカートニーが変名で出したテクノ・アルバム。 どんなんだろう? *** 夕飯はお寿司とシャルドネ。辛口のシャルドネは魚介類に合う。 幸せで飲み過ぎてしまいました。

  • PLUTO

    オランダ敗退 … 日本が予選敗退した時よりへこんでます … 前にも書いたけど、今大会はオランダとポルトガルに注目していたのでもうちょっと上で当たって欲しかったなあ。おまけにもうちょっとゲームコントロールできる審判でやって欲しかったなあ … 噂に聞く手塚治虫×浦沢直樹の「PLUTO」を借りて読む。素晴らしい。 「鉄腕アトム」のエピソードの一つ「史上最大のロボット」を下敷きに浦沢直樹が新しいストーリーを展開しているものらしい。 最初から遥か遠くにある終末を見据えたストーリー展開。表現的にはかなり抑制されているように思えるが、裏に隠れている壮大なストーリーに対しては、このくらいの穏やかな語り口の方がかえって緊迫感がある。原作も読んでみた方がいいのかなあ? 突然、アトムやウランやお茶の水博士といったお馴染みのキャラクターが顔を出すのが面白い。 最初の方はそれぞれのロボットの短いエピソードが挿入されるような形になっているのだが、音楽を扱った「ノース2号」のエピソードが印象的。 映画化すれば確実に「ブレード・ランナー」より売れそうな気がする。

  • 今日の積志ウィンドアンサンブル

    午前中、髪の毛を切りに行く。 本当に髪の毛を切ってもらっている時くらいしか本を読めない今日この頃。 村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。 (PHP新書) 三島作品はほとんど読んだことがないので、表題のような筆者の考察の妥当性は評価できないのだが、解読の手法として面白いことは面白い。さすがに全てを鵜呑みにすることはしないが「解読とこじつけは紙一重である」ということを意識させられる。 そういえば、その昔、マーラーの交響曲の系譜とショスタコーヴィチの交響曲の系譜の類似性を指摘する作曲者がいた。最初に古典的な構成を持った曲を 書いて、声楽を使って、純音楽に戻り、大規模な作品を書いて、最後はまた純音楽に戻る、という流れが似ているというのである。これはそれなりに納得すると ころがあったのだが、そのあとでマーラーの交響曲とワーグナーのオペラを比較した時には「さすがにそれは無理があるだろう」と思った。 ***** 積志ウィンドアンサンブルの練習はジェイガーの《交響曲》の合奏。 部分部分をチェックして、全曲を通して終わろうと思ったら全然時間が足りない。 「漫然と通すよりは本当に集中してやった方がいい」と途中で判断して、チェックポイントのチェックだけにした。部分部分を取り出すとうまくいくのだが、20分以上音楽を積み重ねて到達した時にちゃんとベストの演奏ができるかどうかが課題である。集中力を失ったときのちょっとしたミスで流れががらっと変わってしまう危険性についてはサッカー日本代表が身を持って示してくれたし :-P。 伊藤康英さんが浜松交響楽団の創立30周年のために書いたファンファーレの楽譜と参考演奏CDを入手。

  • のだめ第15巻

    のだめカンタービレ(15) 限定版 (プレミアムKC) 買ってしまいました。「のだめカンタービレ」第15巻。 限定版マングース付き。 「ぎゃぼ」って叫ぶそうなのだが、まだ試していない。 バカンスということでストーリーも小休止という感じ。 私は「バカンス」なるものをしたことがないので本当はどういうものなのかよくわからないが、解放感というか非日常感が感じ取れるエピソードなのがいい。

  • ピアノの森

    職場の知人から借りていたにも関わらず、ずっと時間が取れなかったのであるが「そろそろ返さないといけないしなあ …」と思って読み始めた。 ストーリーや絵柄はかなりベタなのであるが、読み始めると止まらない。借りていた8巻までを一気に読んでしまった。 舞台はリアリズムに即しているものの実際にはまずあり得ない非現実感。私は中途半端なリアリズムやフィクションよりは徹底的な非現実感が好きなので、この非現実感が心地よい。 あとは、ストーリーの中で演奏されている音楽(作品の中では「完璧を超えた音楽」とも言われている)のイメージを喚起させる語り口のうまさ。これを読んだあとには耳で聞くことができる全ての音楽が空々しく感じてしまった。その一方で全ての音楽が誰かに向けて発せられているのであれば、どんな音楽でもいとおしく感じられてしまう。 また音楽を演奏する上での大事なことを示唆されたように思える。 読んでみて下さい。

  • ドレスデン日記(その1)

    ドイツのドレスデンへ出張。 例によって名古屋からルフトハンザでフランクフルトに飛び、そこから乗り換えるというパターンである。 機内で読んだのは以下の2冊。 人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート インストール (河出文庫) 先日、アウトレットで DVD を買ったので原作を読んでみたくなった。 映画の方は途中までしか見ていないのであまり断定的なことは言えないのであるが、けっこううまく原作を映画化しているのではないか。 夕方ホテルにチェックインして、ほとんどそのまま夕食。 あまりお腹も空いていないので、ミュンヘン風ポテトスープとターキーのバケット(と、もちろんビール)を注文する。 スープはジャガイモを裏ごししたもので、ソーセージの輪切りが入っている。なかなか美味。 ターキーのバケットはなぜかスイートチリソースがついてきた。 このソースは意外とターキーには合うが、日本で食べるものと比べて辛さより甘さが勝っているなあ。