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東京大学のアルバート・アイラー
ええと、購入備忘録。 以前買おうとしたら、版元品切れらしくネットでもなかなか見つからなかった。 近所で見つけたので。
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母の日ということで
近所のタワーレコードで見かけた秀逸なコピー。もっともだなあ ….. NO 母さん NO LIFE ….. で、買った本はこれ。 対談の本―ロックンロールから枝豆まで (MARBLE BOOKS)
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吉田秋生/海街diary
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 やっぱり重い本ばかり読んだあとはバランスを取らないと。 本屋で見つけた、久しぶりの吉田秋生のコミックス。「夜叉」は内容がヘビーだし、途切れ途切れに読んだのでほとんど内容を覚えていない。 こちらは「ラヴァーズ・キス」あたりに通じる中編作品。 ….. と思ったら、ラヴァーズ・キスの登場人物も登場していた。 どちらの作品も、同じ鎌倉を舞台にしているからということらしい。 基本的には肩の力が抜けるストーリー(三姉妹の会話って、あんなにすさまじいテンポなのかね(笑)?)なのだが、時おり鋭い描写が楔のように差し込まれるのがアクセントになっていてよい。
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ゴールデンウィークの読書
墜落の夏―日航123便事故全記録 (新潮文庫) 隠された証言―日航123便墜落事故 (新潮文庫) 以前の日記でも取り上げた、1985年に起きた御巣鷹山のジャンボ墜落事故に関する本である。最近この事故に興味がわいたのは、このジャンボに搭乗していて犠牲者となってしまった方の遺書をとある雑誌で見かけたからである。 http://www.nomusan.com/~essay/essay_03_osutakayama.html 単身赴任の会社員が久しぶりに家族と過ごし、赴任先へ戻る飛行機で事故に遭遇した。 飛行機は「バーン」という爆発音の後、およそ30分間迷走した後に山腹に墜落する。 極限の恐怖の中で書かれた内容であることは疑う余地はないと思うが、そこに書かれているのは家族への感謝と励ましである。 そういう恐怖の中で、なぜこれだけの愛に満ちたメッセージを残すことが出来るのだろう?と思った。 私が、この事故について知りたいというモチベーションは、このような疑問によるものなのだと思う。 事故調査委員会の報告では、機体後部の隔壁が修理ミスによって飛行中に破損、それによって客室内の減圧が起き、客室内の空気が猛烈な勢いで隔壁から 流出して機体の尾翼を破損、それによって操縦不可能になった ….. ということなのだが、上記の本を読むとその報告の矛盾点がいろいろ指摘されている。 前者は事故からおよそ1年後に書かれた本。 生存者へのインタビュー、遺体の確認作業の様子など、事故の全容についてバランスよく取材されているが、時期的にも早かったせいか事故調査委員会の報告に対する検証は突っ込みが浅い。 後者は事故調査委員会の矛盾を丁寧に説明している。 隔壁の修理ミスによる減圧(つまり内的なエネルギー)ではなく、機体構造のゆがみから尾翼が破壊された(つまり外的なエネルギー)とする著者の推論は、一応納得できるものであるが、こちらについてももう少し説明した方が説得力が増すのではないか。
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サーキットの狼
最近、友人から借りてはまっている。 1レースが完了するまでにコミックスで5〜6冊かかるので、一気に読まないと展開がよくわからなくなるのだが、一気に読むとけっこう疲れる。 あまり活字を追わなくても一気に読めてしまうスピード感は、実は漫画としてよくできているのかな?車以外の絵はあまりうまくないのだが(笑)。
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幸宏さんとかミカバンドとか
オフィス・インテンツィオのホームページから購入したミカバンドのブックレットと、幸宏さんの昨年のライヴのパンフレットが届く。 (入金確認後2週間程度で届くというメールがあったのに1週間経たないうちに届くとびっくりするなあ) ミカバンドの方は3冊がシュリンクされているので、もったいなくてまだ開封していない。 幸宏さんの方は、アルバム「BLUE MOON BLUE」の詩をご本人が翻訳したものなどが掲載されている。デザインが非常に美しい。
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村上春樹/武満徹/ビートルズ
まあ、たまにタガが外れて、目に付いた本を片っ端から読みたくなる衝動に駆られますよね? ロング・グッドバイ 武満徹―Visions in Time ビートルズ売り出し中!―PRマンが見た4人の素顔
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身辺整理
町内会の廃品回収があったので書類の整理。 不要な雑誌類や大昔に資料用にコピーした紙類を処分することにした。 (大学時代に「世界名曲全集」からコピーしたオネゲルやプロコフィエフやショスタコーヴィチの作品解説が出てきた …..) ついでに CD も売りに出すことにした。 リマスタリングや紙ジャケ化で買い直したモノたちである。 「BOOK OFF」とかだと機械的に値付けされると思ったので、CD 専門店に持ち込む。 22 枚で 8500 円ほど。かなりの傷モノや輸入盤も含まれていたので概ね満足。 先日買い換えたジョン&ヨーコの前衛三部作などは一枚900円で買い取ってもらえた。 で、売り払ったお金で買ったのが(笑)以下の CD。 坂本龍一イン・ザ・ナインティーズ‾ザ・マーク・プラッティ・リミックス まあ、いわゆる「アルファ商法」という奴か。アルファ時代の教授のソロ音源、つまりシングル「WAR HEAD」、アルバム「B-2 UNIT」「左うでの夢」あたりを使ったリミックス。ほとんど原型はとどめておらず、「WAR HEAD」のヴォコーダーとか印象的なフレーズが時々顔を出すダンス・ミュージック。ベースになっているリズムとかスクラッチのようなエフェクトを多用し たフレーズなど時代を感じる。 吹奏楽ベストテン(4) 吹奏楽ベストテン(6) まあ、安かったので資料として …
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パッチギ
自伝大木金太郎 伝説のパッチギ王 年末年始の読書用にと思っていたのだが、どこにも売っておらず、amazon で購入。力道山の弟子であり、アントニオ猪木やジャイアント馬場の先輩にあたる大木金太郎(本名:キム・イル)が韓国のスポーツ紙に連載していた自伝。残念ながら翻訳版の出版直前に亡くなってしまった。私がプロレスを楽しんで見ていたのは猪木・馬場の全盛時代だったので、大木金太郎はすでにベテランの域も超えた年齢だったように思う。まさに「老体に鞭打つ」ような感じで一本足頭突きを繰り出すファイトスタイルはユーモラスでもあり哀しくもあった。本 では、やはり力道山についての記述が多い。いまだに謎に包まれている力道山の死についても触れられている。なので、私がリアルタイムで体験した「その後」 の話はあまり登場しないし、韓国プロレスのための尽力した「さらにその後」も少ない。あまり話したくない時期なのかもしれないが、このあたりについてもう 少し突っ込んだ話が出てくればもっと面白くなったのだろう。全体的には少し淡白。でも読んでよかった。
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あけましておめでとうございます
えっと、昨年最後に読んだ本。 NICE AGE YMOとその時代―1978‐1984 年末年始の読書用に購入したもの。最近、YMO 関連で多くの優れた文章を書いている田山三樹さんによる著作。 前半は、年表によって YMO の活動全体を俯瞰しつつ、主なトピックに主観的なコメントを入れているというもの。ピンク・フロイドの「狂気」の日本盤ライナーノートを参考にしたものらしい。 後半は YMO ゆかりの人たちへのインタビュー。音楽評論家の北中正和氏へのインタビューに関しては、田山氏が期待していたような流れに持っていくことができていないも どかしさを感じるが、全般的にはいいポイントをついた人選だと思う。初期の YMO にサポートメンバーとして参加した渡辺香津美さん(当時細野さんが渡辺さんに渡していたという連絡帳の存在!)とか鮎川誠さんとか(鮎川さんは本当に「真 空パック」を肯定しているのかなあ?)、プログラミングを担当していた松武秀樹さんとかレコーディング・ディレクターだった寺田康彦さんとか。 でも、個人的にいちばん面白かったのは、教授の傑作ソロ・アルバム「B-2 UNIT」の製作時期に教授との関わりが深かった後藤美孝氏へのインタビューである。(余談ではあるが昨年のベスト7にあげたフリクションの「軋轢」は教 授のプロデュースのもと、後藤氏が主催するPASSレコードからリリースされた。)