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聖ミヒャエル教会「子ども合唱祭」

「ミヒャエル」という愛称で親しまれているハンブルクの聖ミヒャエル教会。

ここで開催された「子ども合唱祭」にハンブルク日本人学校の子供たちが参加した。ちなみにドイツ語では “Kinder singen für Kinder” というイベントなので「子供たちのために歌う子供たち」とでもいった意味合いになろうか。また、”Festival der 1000 Stimmen”(1000人の声によるフェスティヴァル)という副題もついている。確かにプログラムを見ると100人を越える大所帯のグループもあったので、実際に1000人くらいの子供たちが参加したのかも知れない。ちなみに日本人学校は小学校2年生から中学校3年生までのおよそ70人が参加、息子は今年初めての参加となった。

歌われたのは3曲。1曲目はモーツァルトが亡くなった年に作曲した子供向けの歌曲《春への憧れ Sehnsucht nach dem Frühling K.596》。「五月の歌(たのしや五月)」という日本語詩でも親しまれているようで、ドイツ語と日本語で歌われた。2曲目は《Hamborger Veermaster》。古いドイツ語と英語で歌われる古いハンブルク民謡で、ハンブルクに住んでいる人ならほとんど知っている歌らしい。日本人がこの(言ってみれば俗っぽい)歌を歌うことは意外だったようで、最初はどよめきと失笑が漏れ、それから手拍子が加わった。3曲目は《世界がひとつになるまで》。昨年末に校内で行われた学芸文化発表会でも歌われていたので、もう半年近く練習している曲ではないか。さすがにいちばん声が出ていたように思える。

この3曲は、こういう場で披露する曲目としては理想的だったのではないだろうか。

初めて参加する息子がどのくらい気圧されるのか心配だったが「照明が熱かったけど楽しかった」と言っていた。

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お昼に息子を学校の先生に引き渡し、閉会して息子が戻って来たのが午後5時過ぎ。久しぶりの外食でお寿司を食べた。久しぶりに食べるとかなりうれしくほっとする。

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ドイツブンデスリーガは大詰め。今日ボルシア・ドルトムントがボルシア・メンヒェングラートバッハ(いわゆるボルシア・ダービー)に勝つと優勝が決まる。一方、スペインのリーガ・エスパニョーラではバルサのホームでクラシコが行われる。首位を走るレアルを追うバルサにとっては絶対負けられない一戦である。

というわけで、ネットでクラシコが見られるところを探して観戦する。

レアルの守備ってもっとルーズかと思っていたら、少し引いてかなり組織的に守っている。ほとんどバルサが攻め続ける展開なのだが、なかなか崩せない。先手を取ったのはレアル。エズィルのコーナーキックをバルデスが弾いたところをケディラが素早く押し込む。ドイツ代表2人の活躍。バルサも変わったばかりのアレクシス・サンチェスが1点返すが、その直後にエズィルの絶妙のパスに走り込んだロナウドが決める。レアルもバルサも直前の試合(すなわちチャンピオンズ・リーグの準決勝)で負けていたのだが、レアルがうまく切り替えたということなのかなあ。

ちなみに、日本のゴールデンウィークほどではないが、ドイツでも 5/1 の休日にからめて連休が取れるのでマドリードに小旅行に出かける予定。来週末はレアルもバルサもマドリードで試合を行うので(レアルはホームでセビージャと、バルサはアウェイでラーヨ・バジェカーノと)、どちらか(あるいは両方)見られるといいな。

試合の最中に、BvB の香川が2点目を取って優勝を決めたことを知る。優勝記念Tシャツとか香川のユニフォームのレプリカ(来シーズンもBvBにいるかどうかわからないので)とかを買おうと思ってファンショップにアクセスするが、アクセスが殺到しているようでなかなかつながらない。

 

O to O

ハンブルクでは(ドイツ全般かな?)、冬の間いわゆる冬タイヤに履き替え、春になるとまたいわゆる夏タイヤに履き替える。以前、社長にこの履き替えのタイミングを聞いたことがあるのだが、ドイツでは「O to O」というらしい。

一つ目の “O” はドイツ語で Oktober すなわち10月、二つ目の “O” はドイツ語で Ostern すなわちイースター、つまり概ね10月から冬タイヤを履き始めて、3月下旬から4月下旬くらいの間で夏タイヤに履き替えるということである。

実際、先日イースター休暇で大ドライブを決行した時にもドイツの高地(決して山間部ではない)でかなりの雪に降られた。夏タイヤの方が快適なのでドライブ前に履き替えようとも思ったのだが、やはり替えなくてよかったと思ったしだいである。

というわけで、先週は私が乗っている車のタイヤ交換のためにディーラーに車を預けた(タイヤ自体もディーラーに保管してもらっている)のだが、妻が乗っている車については最初に納車された時の行きがかり上、自宅でタイヤを保管して自分で交換するはめになってしまったのである。

というわけで半年ぶりの重労働。

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例によって、日曜日の午後はガブリエルが遊びに来る。息子とガブリエルの間でどう話がまとまったのかわからないが、夕飯をうちで食べることになった。今日はパスタの予定だったのであるが、案の定ツナのトマトソースは苦手だったようだ。買い置きがあったリゾットは大丈夫だったようで、何とかなった。

妻も息子もそれなりにドイツ語での意思疎通はできるので、私がいちばん緊張して言葉をつないでいたのではないだろうか?ガブリエルも気を利かせてくれて、サッカーなど雰囲気から内容がわかるような話を振ってくれる。

ガブリエルのお兄さんであるところのフィリッポが「うちでみんな待っているんだけど(推測)」みたいな感じでガブリエルを迎えに来た。自宅に連絡せずにうちで夕飯を食べてしまったらしい。

 

4/14の徒然

3月下旬から出張やら旅行やらが続いていたので、自宅でゆっくりとした休日を過ごすのは3週間ぶり。

まず、やらなければいけないのは衛星放送を受信するためのアンテナの復旧である。学校の春休みに入った直後、時間と体力を持て余していた息子が庭でサッカーをやっていたところ、蹴ったボールが衛星アンテナのLNBを直撃してLNBをアームに取り付けるプラスチックを破壊してしまった。それ以来、うちでは衛星放送(日本語放送のJSTVを含む)を見られなくなっていた。

金属製のそれっぽいジョイントを買ってきてはあったのだが、アームの直径をちゃんと計っておかなかったのでアームの直径がジョイントの接続部分に対して太過ぎ、うまくはまらなかった。ジョイントのネジを少し長いものに変えれば何とか固定できそうだったので、電気屋ではなくDIYショップに行ってネジを買ってきた。なんか非常に不安定なのだがとりあえず衛星放送を無事に見られるようになった。とりあえずこのまま様子を見ることにする。

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最近発売されたマドンナのオリジナルアルバム11枚組ボックスが3000円前後(こちらの価格では29.99ユーロあたりが最安値)で売られていて心が動く。妻からは「どーせ、全部聞かないんでしょ?」と言われたので逡巡していたのだが、以前発売されていたベスト盤が6.99ユーロで売られていたので、これで溜飲を下げることにする。

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そして、夕方からは北ドイツ最大の移動遊園地「ハンブルガー・ドーム」に出かける。1年に3回、春と夏と冬に開催されるのだが、それぞれに1回ずつ行き、息子はゴーカートのアトラクションを楽しみ、我々はパンとザウアークラウトが添えられたポークステーキ(美味!)とビールを堪能する、というのが恒例になっている。

夏のドームはいつまでも(午後9時過ぎまで)明るいし、冬のドームはかなり冷え込むし、ドームの華やかなイルミネーションを楽しむには春のドームがいちばん適しているのかも知れない。我々は9時過ぎくらいに退散したのだが、地下鉄(Uバーン)の駅では入れ違いに多くの人たちがドームに押し寄せていた。

 

史上最大のおいでませ

先週の後半からフランクフルトの Musikmesse に出かけ、

週末は家族と一緒にフランクフルト観光をし、

週明けからは Musikmesse に合わせて弊社を訪問した日本とイギリスからの出張者に対応し(同時に8名というのは瞬間最大風速ではないかな?)

明日は別のイギリスからの出張者に会い、

その夜から長めのイースター休暇に入ろうとしている自分がいるわけだ。

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♪あー、明日の今頃は〜、僕は汽車の中〜

というわけで、昨年のように Autozug(人間と一緒に車も運んでくれる寝台車)でミュンヘンまで行き、その後オーストリア、チェコを通って、ドレスデンあたりから再びドイツに入って、ハンブルクまで帰って来る、という行程で旅をする予定です。

探さないで下さい。

 

サウンド・オブ・ミュージック

午前中、依頼をいただいたCDの曲目解説を片付ける。まだ情報解禁になっていないので、近いうちにお知らせします。

午後は例によってガブリエルが遊びに来る。息子の部屋でレゴをやって、ちょっとサッカーをやって、おやつを食べて、少しオンラインゲームで遊ぶというパターン。これまた例によって「HSV は nicht gut だった」とか「誰それがよくなかった」とかいろいろ教えてくれる。うちはすっかり試合内容をレビューすることすら止めているので …

夕食は妻がいろいろと揚げ物を作ったので、シャルドネを合わせる。幸せ。

息子はすでに春休みモードに突入しているので、少し夜更かしをしてもよい、というお許しを出した。途中まで見て放ってあった「サウンド・オブ・ミュージック」を見ることにする。

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こんな手段でどうにかドイツで買ったブルーレイプレーヤーで日本のBDを見られるようになったのだが、ここに来て問題が発覚した。以前、前の日本で買ってきたリージョンフリーのプレーヤーでは確かに「日本語吹き替え+歌だけ原語バージョン」とか「日本語吹き替え+歌も日本語バージョン」とかを選択できたのだが、今回はメニューは英語だし、オーディオは「英語」と「タイ語」(なぜタイ語?)といくつかのオーディオコメンタリーしか選択できなくなっている。字幕も中国語や韓国語はあるが日本語はない。再生前に「このファームウェアは古いかも知れないからアップデートした方がいいかもね」というメッセージが出た(どうやらプレーヤーが出しているのではなくてメディア側が出しているように思える)ような気がするので、それが原因かも知れない。カントリーコードにしたがってメニューやらを切り替える仕組みがあるんだろうか?カントリーコードは「日本」にしているんだけどな?

しょうがないので英語音声+英語字幕で見た。ところどころ息子にストーリーを要約してやるが、何のこっちゃわかんないだろうなあ。ミュージカル映画でまだよかった。

3時間という長さを感じずに一気に見ることができた。予想以上に素晴らしい映画。40数年の人生で見るチャンスがなかったのは悔やまれるが、これだけの鮮明な画質(確かにこのレストアは素晴らしい)で初めて映画に触れることができたことや、何よりも息子と一緒に素直に感動できたことはよかった。

映画の中で歌われている歌は全て聞いたことがあったし(吹奏楽版《サウンド・オブ・ミュージック・メドレー》は何度も指揮しているので)、その歌が登場するタイミングも絶妙である。ストーリーは本当に骨格だけを残し(息子は「え?これで終わり?」と言っていた)、多くの時間を歌に費やしたことが成功なのだろう。

 

さらに衝動買い

妻に頼まれて、会社からの帰りに電化ショップによる。

お使いはDVD-Rメディアとプリンター用紙。年度末ということで学校の先生や同級生たちに配布するものを準備しているうちにこれらが切れてしまったとのことだった。

これらは問題なく購入できたのであるが、レジの前にDVDとBDのワゴンセールが。悲しい性ゆえ、こういうのを見ると一通りチェックしないと気が済まないのである …

BDをつらつら眺めていると、意外に日本語字幕やモノによっては日本語吹き替えが収録されているものがある。欧州と日本では地域リージョンが違うので、欧州版に日本語が含まれていてもお互いのビジネスには影響を与えないという判断なのだろうか?例えば、見つけたところでは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作とか、「アポロ13」とか(これはあらためて高画質で見直してみたいなあ)、「レイ」とか。

というわけで、買ってみたのが「MAMMA MIA」。

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ごぞんじ、ABBAのヒットソングをフィーチャーしたミュージカルの映画化版である。

一昨年のハンブルク日本人学校の学芸文化発表会(いわゆる文化祭ですなあ)で上級生が歌った《Thank you for the music》を、息子がえらく気に入ってしまったのである。幸運なことに、うちの iTunes にはABBAの全アルバムが入っているので(これも、その昔、紙ジャケボックスセットと衝動買いしたのだった)、かなりの頻度でABBAを聞いているのである。

メリル・ストリープがミュージカル映画に出る、というのも違和感ありまくりなのであるが、まあ見てみることにしよう。

 

送別会

日本へ帰られる方2名の送別会。送別会は日本料理屋で開催されることが多いのだが、今回はスペイン料理のお店「Picasso」で行われた。

40年近くドイツで過ごされて、今年帰国されるという方と隣りの席になって、クラシック音楽についてのいろいろな思い出話を伺うことができた。

ドイツに来て初めて、終電を逃してタクシーで帰る、という経験をした。

それからワインや食後酒(グラッパって言っていたなあ …)をしこたま飲み過ぎて二日酔い … という経験も久しぶりだ。

 

3/5 の徒然

例によって職場でバースデイがあってケーキが振る舞われた。

その時に教えてもらったのであるが、ドイツでは「33」とか「44」とかゾロ目の年齢になることを「シュナップス」と言うらしい。シュナップスはそもそもアルコール度数の高い食後酒である。(ぐらっぱなどを想像していただければいいかと。)

ということで、ケーキと一緒にこのシュナップスも振る舞われたのであるが、さすがに午後4時からしかも社内でこんなに強いお酒を飲むわけにはいかないので、こちらは遠慮した。

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1月に漢字検定を受験した息子のところに合否通知が届いた。漢検10級を無事に合格したようだ。

以前から同級生の間で争うように漢字を覚えていたので10級(小学校1年生で習う漢字の範囲)は楽勝だったようだが、やはりケアレスミスがあったのが息子らしい。

 

ブルーレイプレーヤー

ちょっと前から、車の「サービスの時期が来ましたよ」サインが出ていたので、朝の出勤時にディーラーに車を持って行く。その他いろいろと細々と直さないといけないところがあるので受け取りは木曜日の夕方になるそう。

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先日来、まったく言うことをきかなくなってしまったブルーレイプレーヤーの代替品を買うことにした。週末に注文していた品が今日届いた。(妻が不在で自宅に届けられても受け取れない可能性があるので会社に届けてもらうことにしたのだが、こういう時に限って妻が風邪気味で引きこもっていたりするのだ。)

こちらでプルーレイプレーヤーを買ってもハードウェアはリージョンB対応なので、日本のリージョンA対応のディスクを見ることができない。では、どうすればいいのか?さんざんウェブで探しまわったところ、

  • とあるメーカーの、とあるヨーロッパ仕向けの機種を買い(つまりドイツでは普通に手に入る)、
  • それにオーストラリア仕向けの同機種のファームウェアをダウンロードすると、
  • DVDはフリーリージョンに(つまり設定不要でどのDVDも再生できる)
  • ブルーレイはマルチリージョンに(つまり設定を切り替えることによってどのリージョンのブルーレイディスクも再生できる)

できることがわかった。それを買って、USB メモリー経由でファームウェアをダウンロードしたら無事日本のDVDもブルーレイディスクも見ることができた。素晴らしい。

 

CSS 探し

息子の風邪は峠を越えたようだが、まだ微熱と咳は続いている。残念ながら今日のサッカーの試合はキャンセルした。

今日は私が息子と留守番をしている間に妻が買い出し。外で遊べない息子のヒマつぶしのために簡単なレゴを買ってきた。

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私はと言えば、ホームページに使える CSS フレームワークの物色。いわゆるグリッドシステムに惹かれてこちらのフレームワークというかテンプレートを使っていたのだが、いろいろやりたいことが増えてくると、もう少し簡単にもう少し凝った動きができるフレームワークが欲しくなってきた。

Twitter が提供している Bootstrap というフレームワークがよさそうなので、ちょっと試しに使ってみることにする。

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ブンデスリーガ。HSV は他のチームより早く金曜日に試合があった。相手は、昨シーズンではギリギリで2部降格を逃れたにもかかわらず今シーズンはトップ争いに顔を出しているボルシア・メンヒェングラートバッハ。アウェイにも関わらず1-1で引き分けたのはよしとしよう。

金曜日時点では暫定8位だったのだが、他チームの今日の結果で12位まで落ちてしまった。とはいえ、この中位にいるチームはかなり拮抗している。今のところ8位から13位までが勝ち点3差の中にいる。がんばればUEFAヨーロッパリーグ出場権をもらえる6位までに食い込めそう、という感じ。

来週は現在8位で、岡崎と酒井を擁するシュトゥットガルトとの試合を観戦予定。ここを確実に叩くと上位が見えてくるのだが岡崎も3試合連続で得点をあげて調子に乗っているんだよなあ …