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電話会議など

今日は日中にかなり気温が上がったようで、退社時には、いわゆる「雪がゆるんだ」状態になっていました。これで、また夜中に冷え込むとつるつるに凍結しそうでちょっと怖いのですが …

夏と冬の日照時間の差が大きいだけに、この時期は日ごとに日照時間が長くなっているのを感じます。ちょっと前は朝8時といっても車のヘッドライトをつけないと走れないくらいの暗さだったのですが、最近は朝8時だと完全に夜が明けています。

朝からアメリカとオーストラリアと電話会議。そういえばドイツに来てから日本以外と電話会議をするのは初めてかも知れません。回線状態が悪かったり、オージー・イングリッシュが聞き取りにくかったりと非常に神経を使います。画像があれば話の流れとか、誰が話しているのか、とかで議論の流れはつかみやすいのですが、電話だと声だけですし、複数が参加しての電話会議だと誰がどういう文脈で割り込んでくるのかわからないので、本当に大変です。まあ、慣れれば何とかなるのかなあ …

なんかルフトハンザのパイロットが週明け(2月22日〜25日)にストライキを予定しているそうですが、私のフライトはギリギリ大丈夫そうです。というわけで明日からフィンランドへ行ってきます。

いつもの Asia Lam

昼間は久しぶりに眩しいくらいの日差しだったのですが、夜はさすがに冷え込んでいます。

今日は恒例の3週間に一度のミーティング。まあ、こんなもんかな。

夕食は「Asia Lam」へ。例の新メニューが食べられるかと期待して行ったのですが、残念ながら「今日はなし」とのこと。

そんなこともあろうかと思って、あらかじめ想定していたお気に入りのNo.53「タイ風つけ麺 春巻と牛肉のオイスターソース炒めのせ」を注文しました。お店に入った時に「今日は寒いね(Heute, kalt)」みたいな話をしたからか、野菜スープをサービスしてもらいました。いわゆる「白湯」のようなすっきりしたスープで、キュウリやらパイナップルやら細長く切った大根かなあ?冬瓜かなあ?やらが入っているのがアジア風です。さっぱりしておいしいです。

No.53 は、つけ汁に入っている唐辛子がいつもより細かいなあ、と思っていたら、案の定かなりスパイシーでした。特にこの時期は唇も乾燥しているので、かなりひりひりします。

musicbox-project

昼食は Yvan と。何か Yvan と食事をする時には重い話が多いのですが、今日は「先日、広島に原爆が落とされたドキュメンタリーをテレビで見た」という話題でした。「結局、日本とアメリカの間のミスコミュニケーションがああいう結果になってしまったんだよね。」とか。また、戦後の広島を舞台にした「ヒロシマ・モナムール」というフランス映画があるらしくて(タイトルだけ聞いたことがあるなあ)、それが面白いということを紹介してくれました。

そのあたりの話から学校で習う世界史の話になり、そこから東西ドイツ統一の話に。それ以前から東西ドイツ統一の話はあったらしいのですが、他のヨーロッパ諸国にとってはドイツがパワーを持ちすぎるとか、東側の国と統合されることで想定外の事が起きやしないかとか、という点で懸念を持っていたこと、ベルリンの壁崩壊自体が想定外の出来事だったこと、など当時の状況を教えてもらいました。

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今日は Dave と Artur のバースデイ。というか正確には Dave の誕生日は先週の土曜日だったらしいのですが、Artur と一緒にパーティーをするために今日に設定したのだそうです。用意されたケーキは 9 ホール。3 ピースほどいただきました。

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帰宅したら届いていたもの。

ハンブルク在住の作曲家ブルクハルト・フリードリヒの CD です。昨年聞きに行った演奏会で気に入った《the musicbox-project III》という作品が収録されています。(その時の演奏が収録されているようです)この CD は昨年完成すると聞いていたのですが、ちょっと遅れたようで、今回連絡を取って送ってもらったわけです。

CD のタイトルは「the musicbox-project completed」。”musicbox-project” と題された4つの作品が収録されています。エレクトリック・ヴァイオリン、キーボード、打楽器、CD などを使って作られている音楽は、エレクトリック・ミュージックと現代音楽の中間に位置付けられるような作品です。CD って何に使っているんだろうなあ?聞いた感じではリアルタイムで演奏された音を変調/再加工して再生している(いわゆるライヴ・エレクトロニック)ように聞こえるのですが、前もって録音された音を再生しているのかも知れません。ほとんど連作のように作曲されているので、各曲に共通する雰囲気はあります。番号が進むにつれてビートが派手になったりフィルターが派手になったり、かなりアグレッシヴに聞こえます。

試聴はこちらから。

http://www.burkhard-friedrich.com/englisch/current/start.html

とりあえず引っ越し準備でも

激しくはないのですが朝からずっと雪が降っています。まったりと音楽でも聞きながら部屋でダラダラ。

そういえば、こちらでも Eurosport というチャンネルでオリンピックの中継をやっています。バイアスロンやらジャンプやらショートトラックやら。フィギュアスケートはちゃんと放送してくれるのかなあ?

3月下旬から4月上旬にかけて現在住んでいるアパートから家族で住むドッペルハウスに引っ越すことになっているのですが、よくよく見てみると準備に充てられる週末がそんなにありません。4月2日〜4月5日のイースター4連休がおそらく正念場になると思うのですが、ここまでには大方終わらせてせっかくの連休は遊びに出かけたいなあ、と思っているわけです。ということで、ぼちぼち荷物の整理を始めることにしました。すでに本棚の肥やしになっているちょっと前の演奏会チラシを捨てたり、さしあたって読まない予定の本を段ボールに詰めたり、といった感じです。

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夕飯はまたまたチリ・コン・カルネを作ってみました。

カーニヴァル

金曜日はいつものように Dwenger へ。Janne の「今日、うちの息子の幼稚園でパーティーがあるんだけど、息子はお姫様をやるらしいよ」という話から、話題はカーニヴァルへ。確かにこの時期のヴェネツィアのカーニヴァルは有名なのですが、それ以上のことは知らなかったのでちょっと調べてみました。

カーニヴァル(謝肉祭)はイースター(復活祭)の46日前にあたる四旬節の前に行われるお祭りなのだそうです。イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」なので毎年日が変わり、今年は4月4日です。したがって今年の四旬節は2月17日になります。この四旬節の前日の火曜日を(ご存知の方はご存知の)「マルディ・グラ」といい、このマルディ・グラを最終日としておよそ1週間続くお祭りをカーニヴァルというのだそうです。

カーニヴァルは主にカトリック圏で行われるそうで、プロテスタント圏とは明確に取り組み方が違うのだそうです。同じ町の中でもカトリック系の人が多い地域は盛り上がり、プロテスタント系の人が集まる地域は何もしていない、ということもあるそうです。ハンブルクはプロテスタントの方が多いのであまり盛り上がらないのかなあ?

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夕食は久しぶりにご飯とみそ汁(とサラダ)という比較的日本的なメニューで。

ハンブルク生まれ

ブラームスやメンデルスゾーンなどの作曲家を輩出しているハンブルクですが、今日ひょんなことから(たぶん全く有名ではないと思いますが)ひょんな人がハンブルク生まれであることを知りました。

ダグマー・クラウゼ(Dagmar Krause)。ドイツ・アヴァン・ポップの歌姫と言っていいのかなあ?スラップ・ハッピーに加入後、ヘンリー・カウに吸収合併される形で加入、その後アート・ベアーズ、と、いわゆる「レコメンデッド系」の中核を担うバンドでヴォーカルをつとめます。とにかく、その唯一無二のヴォーカル・スタイルが非常に気に入っているのでありました。

(これもおそらくほとんどの方は知らないと思いますが)スラップ・ハッピーの代表曲《カサブランカ・ムーン》です。とはいえ、戸川純さんもカバーしています。映像は「カサブランカ」つながりだけで、本編とは全く関係ありません(笑)。

アート・ベアーズやスラップ・ハッピー以降のソロ・アルバムは軒並み廃盤のようで聞きたくても聞けません … 街中の怪しい中古レコード店に行けばあるかな?

また雪

朝起きたら、かなりの雪が積もっていました。出社する時に車に積もった雪を払いのけたら「さらさら」だったので、明け方から早朝あたりに降ったものと思われます。

ということは、除雪作業が十分に行われていないということで、アウトバーンは1号線(A1)に乗ったところから渋滞になり、いつも使っている出口(Stapelfeld)のちょっと手前からは完全に流れが止まってしまいました。おかげで普段は15~20分ぐらいで会社についてしまうところを、今日は1時間ちょっとかかってしまいました。下道を通ればよかったなあ。

電車→バスを乗り継いで会社に来る通勤者に聞いたところ、バスは一本キャンセルされたそうですが、電車はちゃんと動いていたとのことでした。

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夕食は久しぶりにペンネ・アラビアータと白ワイン。

新メニュー(進化するベトナム・フォー)

さすがに3日続けてカレーというのもどうなの?という感じなので、久しぶりに「Asia Lam」へ。

そういえば先月「来月から新メニューができるから」と言われて以来、行っていませんでした。 ということで、別のメニューが頭の中にあったのですが「新しい麺のメニューができたけどどう?おいしいわよ。」ということで、わけもわからず注文してみることにしました。「そのメニュー書いてもらえますか?」と頼んだところ、「牛肉のグヤーシュとライスヌードル」とのこと。グヤーシュ?一抹の不安がよぎりますが、まあ注文してしまったのでしょうがありません。アルコールフライを飲みながら待つことにしました。

雰囲気は以前からあるメニューのベトナム・フォーに似ていますが、細かく刻んだハーブやごろごろとした牛肉やにんじんやジャガイモが入っていて、スープはトム・ヤム・クンの辛さを抜いたような感じの魚介類ベースの味で、辛みよりも甘みや酸味の方が強い感じです。普通のベトナム・フォーがさっぱりとした味であるのに比較すると、もう少し主張のある味です。ともあれ、「グヤーシュ」と言ってしまうと特にアジア人には誤解を招いてしまうのではないかなあ?「rote pho(赤いフォー)」とかどうでしょう?

まあ、なんだかんだ言ってもおいしいです。ただ、この味は以前に食べたことがあるはずなのですが、なかなか思い出せません。アジアの国はそんなに行ったことがないのにどこでだっけ?と考えていて、やっと思い出したのが、浜松にあった「海鮮ラーメン アシアンヌードル」のアシアンヌードル。スープの味はかなり近いです。このお店、私の知る限りもう閉店してしまったのですが、ウェブ上にはまだ情報が残っているようなので、興味がある方は探してみて下さい。

この感動を何とか伝えたくてiPhoneの電子辞書をひきながら意思疎通を図りました(笑)。「これはメニューに載るんですか?」とか「また食べたいです」とか言ったつもりなのですが、うまく通じたんだろうか?「当面はランチメニューだけにするつもりだけど、注文すれば作ってあげるわよ。」と言われたような気がしています。

いただきます

ドイツでは食事を始める時に、テーブルにいる他の人たちに対して「Guten Appetit.」と声をかけます。直訳すると「よい食欲を」という意味なのですが、フランス語で「Bon appetite.」、イタリア語で「Buon appetito.」、英語で「Enjoy your meal.」のように「召し上がれ」という意味になります。

不勉強ゆえ、それ以外の言語で何というのか知らないのですが、日本人は(日本語では)「いただきます」と自分が食べることを宣言するわけです。それに対して、これらの挨拶は他人のことをおもんばかっているわけですから、何か文化が違うなあ、とあらためて思いました。

それはそれとして、(今さらですが)今日の昼食時に「Guten Appetit. と言われたら、どう返せばいいの?」と聞いてみました。パターンとしてはいくつかあって、

  1. 同じように「Guten Appetit.」と返す。
  2. 単に「Danke.」と言う。
  3. 「Ihnen auch.」と言う。

でいいということを教えてもらいました。3つ目は英語で言うと「The same to you.」とか「You too.」に当たる「あなたもね」ということになるそうです。

拳でドンドン

そういうわけで、ダン・タイ・ソンがショパンの前奏曲集作品28の第24番を拳でドンドンやっている動画がニコニコ動画にありましたので貼付けておきます。

Dの三連打の最初の一音は上から降りてくるアルペジオの最後の音になるわけですし、拳で叩くのは不可能だと思うのですが、一ノ瀬海は三発叩いたんでしたっけ?(すみません、コミックは日本に置きっぱなしなので)