吹奏楽」カテゴリーアーカイブ

全日本吹奏楽コンクールのページ

全日本吹奏楽コンクールのデータベース検索用のプラグインを少し改良しました。

その結果、

  • プログラムの改良により検索所要時間が多少短くなった(はず)。
  • 全国大会の各部門の結果をページに分割できるようになった。

となりました。

各部門の結果ページはおいおい作っていきますので …..

プロムナードコンサート

毎年恒例のプロムナードコンサート。 ずっと浜松駅前で行われているのであるが、昨年からは政令指定都市への移行で旧浜北市の遠州鉄道「浜北駅」前でも開催されている。 私の所属する積志ウィンドアンサンブルは昨年から、この浜北駅前でのコンサートに出演している。

  • ビリク/ブロックM
  • ちびまる子ちゃんメドレー(Winds Score 版)
  • NHK大河ドラマ「篤姫」メインテーマ(バンドジャーナル付録版)
  • ムーンライトセレナーデ(ソニックアーツ版)
  • ジャパニーズグラフィティーV
  • アフリカン・シンフォニー
  • What a Wonderful World(Winds Score 版)
  • サンダーバード

ステージは浜北駅前広場の片隅に設置されていた。 背面と上手側に建物があるような位置である。 指揮者の位置で聞いていると、普段は聞こえにくいホルン(下手側ひな壇)や中低音(上手側)がかなりクリアにバランスよく聞こえていたのだが、客席で聞いていた人によるとクラリネットやトランペットなどがかなり消されてしまっていたということだった。 まあ、初めての場所は難しい。

手馴れた曲、イメージがつかみやすい曲が多かったので、演奏には概ね満足。 ただ、こういうポップス系の曲が続く中で「篤姫」のようなしっとりした曲をいかに聞かせるかが課題である。 (これは今度の定期演奏会のプログラムの流れでも言えることなのであるが …)

コンサートの日程が妻の仕事と重なってしまって子守ができないので、おばあちゃんに来てもらって息子の面倒を見てもらった。 ふだん何かにつけて叱っているお父さんお母さんと違って、おばあちゃんは絶対に怒らないので息子もかなり甘え放題である。 (戦略に長けているのか、本やジュースやアイスクリームもしっかりゲットしていた …)

ちなみに息子の感想は「ちびまる子ちゃん、うるさかった。」 (そういうお前が演奏中に「あ、電車!」と叫んだのをお父さんは聞いていたぞ)

センバツ2008

第80回選抜高等学校野球大会の入場行進曲「蕾」を収録したCD。

今年は80回記念ということで、過去に人気のあった行進曲5曲もあわせて収録されている。

  • 第64回大会「どんなときも。」
  • 第66回大会「負けないで」
  • 第73回大会「TSUNAMI」
  • 第74回大会「明日があるさ」
  • 第76回大会「世界にひとつだけの花」

ミシガン大学5枚

マイケル・ドアティのティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》の CD を買おうと思って探したところ、とりあえずは Equilibrium というレーベルからリリースされているミシガン大学の演奏しかないらしいことがわかった。amazon からも買えるようだが、時間もかかりそうだし、たぶん直接購入した方が安いと思ったので、直接このレーベルに問い合わせてみることにした。

(そういや、この曲って NAPP さんの吹奏楽番組で放送されたんだっけ?毎週録音はしているのだが聞いていない …..)

他にもミシガン大学の演奏団体(吹奏楽のみにあらず)が録音した面白いレパートリーがあったので何枚か注文したところ、送料をサービスしてくれるとのこと。結果的にかなり安くついた。ラッキー。

Michael Daugherty: Raise the Roof

これはドアティの作品のみを収録したアルバム。 金管楽器と打楽器のための《アスクレピオス》、ティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》、《ストコフスキーの鐘》、クラリネット協奏曲《ブルックリン・ブリッジ》、《ナイアガラの滝》が収録されている。

これらの作品は全て単独あるいは合同でミシガン大学が委嘱して作られた。 演奏/録音ともに申し分ない。 やはり私は分離のよいシャープな音像が好きだなあ。

《ナイアガラの滝》は今まで聞いた録音の中でもベストかも。 強烈なリズム感が心地よい。 相当に高い技術を持っていないとここまでのノリは出せないかも知れない。 ドアティの名言「Wind Ensemble can Rock’n’Roll!」(吹奏楽だってロックンロールできるぜ!)を思い出す。

Brooklyn Bridge

表題曲の《ブルックリン・ブリッジ》はおそらく上記と同じ演奏(というか、こちらの方が先にリリースされているのだが …..)。 ブライト・シェンの《ライ(愛の歌)》とかスーザン・ボッティの《コスモシス》とかは作曲者も作品も初めて名前を聞く。 その他はグレインジャーの《リンカンシャーの花束》、シューマンの《チェスター》といったベーシックレパートリーである。

Collaborations

これがその前の年(2004年)に制作された CD。 エヴァン・チェンバーズの《ポルカ・ネーション》(聞いたことないなあ … と思ってウェブ検索したら NAPP さんの掲示板でかなり前に話題になっていた …)、モーテン・ラウリゼンの《オ・マグヌム・ミステリウム(おお、大いなる神秘)》、エリック・イウェイゼンのテューバ協奏曲、マイケル・コルグラ スの《アーバン・レクイエム》、ショスタコーヴィチの《前奏曲変ホ短調》《民族舞曲》。

Sounds, Shapes, and Symbols

表題作はレスリー・バセットの作品。その他スコット・リンドロスの《スピン・サイクル》、ショスタコーヴィチ「が」編曲した《スカルラッティの2つの小 品》、パーシケッティの《ディヴェルティメント》、ロバート・ラッセル・ベネットの《古いアメリカ舞曲による組曲》、チャイコフスキーの《軽業師の踊 り》。

Bassett: Concerto for Alto Saxophone; Bolcom: Lyric Concerto; Daugherty: Spaghetti Western

これは管弦楽伴奏(ミシガン大学交響楽団)による協奏曲集。 バセットの《アルトサクソフォン協奏曲》、ウィリアム・ボルコムのフルートのための《抒情協奏曲》、ドアティのイングリッシュホルンのための協奏曲《スパゲティ・ウェスタン》。

ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス

ええと、このたび「ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス」の企画制作に携わらせていただくことになりました。

これは、ヤマハ吹奏楽団からの委嘱によって作曲された吹奏楽作品を、後世に伝えるべくまとまった形にしておこうという動きから発案されました。 1970年の《ヤマハ・コンチェルト》(ヴァーツラフ・ネリベル)から、1999年の《アルプスの少女》(田村文生)までの35作品を CD 8 枚に収録する予定です。

音源は基本的に初演時の録音を採用します。 《メトセラ》(田中賢)、《かわいい女》(田村文生)などは現在流通している版は初演後に改訂されていますので、初演の録音は貴重な資料となるでしょう。 また、別冊の解説書には初演に寄せた作曲者自身のコメントを掲載するとともに、現代日本音楽に関してもっとも信頼のおける評論家である片山杜秀氏による詳細な解説も掲載します。

ボーナス CD の内容は検討中ですが、ヤマハ吹奏楽団と作曲家のコラボレーションから生まれた貴重なレパートリーを収録する予定です。 林光の編曲によるムソルグスキーの組曲《展覧会の絵》、田中賢が師である尹伊桑の管楽アンサンブル作品を編曲した《無窮動(ムグン・ドン)》、池辺晋一郎 の吹奏楽作品《アマデウスのピアノが聞こえる》、武満徹の《ガーデン・レイン》《デイ・シグナル》《ナイト・シグナル》などを収録予定です。 また、このアーカイヴスのために書き下ろされた新作も収録される予定です。

この CD は頒布という形を取るため、一般の CD ショップでは販売されません。 また事前予約による完全限定生産となります。 申し込み方法は後日このホームページでお知らせする予定ですので、チェックして下さい。

….. まあ、エイプリルフールということで …..

BCL9 脱稿

何とか「バンド・クラシックス・ライブラリー 9 アトモスフィア」の曲目解説を脱稿。

課題曲公募に入選した作品についてはなかなか資料がないので、今回は小林徹さん(《吹奏楽のための練習曲》)、青木進さん(《フェリスタス》)、鵜澤正晴さん(《イリュージョン》)からお話をうかがい、当時のエピソードをお聞きすることができた。

《アトモスフィア》は、やはり(というか何というか …..)1985 年の市立川口高校の強烈な演奏が頭に刷り込まれている。その後、愛工大名電もコンクールで演奏しているが、こちらもなかなかすごいカットで、この演奏から作品の全貌をうかがうわけにはいかない。

作曲者の名取吾朗さんは藤田玄播さんとの会話で、「今僕の作品が理解されなくても、何年か経てば、いや僕が死んでからでも演奏されるようになればそれでいいんだ。」と語ったらしい。 今回の《アトモスフィア》の全曲初録音が名取吾朗さん再評価のきっかけになれば、と思う。

ネリベル作品集

海外からのお買い物。

西イリノイ大学シンフォニック・ウィンド・アンサンブルが録音したネリベル作品集。 収録曲が不明なまま買ってみたのだが、幸か不幸か聞いたことのない曲ばかり。

とりあえずライナーノートを見てみると …..

  • グランド・イントラーダとタワー・ミュージック

もともと別々に作曲された作品を一つにまとめたものらしい。 グランド・イントラーダは6本のトランペットによって演奏される。 タワー・ミュージックは8本のトロンボーンで演奏される。 最後にグランド・イントラーダが繰り返されるが、これは6本のトランペットに4本のトロンボーンが加わる。

  • アウリエル変奏曲

フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、バスーン、2本のBbクラリネット、バスクラリネット、ヴィブラホンという編成。

  • 対位法第5番

ヴァイオリンとトランペットとトロンボーンのための。

  • コンチェルト・スピリチュオーソ第3番

吹奏楽編成とソリスト(エレクトリックヴァイオリン、イングリッシュホルン、ホルン、テューバ、独唱)のための。

….. なんちゅう編成だ …..

  • コンチェルト・スピリチュオーソ第1番

12本のフルート(2本のアルト、12本のピッコロを含む)、ハープシコード(部分的に増幅される)、独唱のための

….. なんちゅう編成だ …..

もうちょっと暇になったら聞きます。

まだまだ続きまっせ

「天使ミカエルの嘆き」バンド・クラシックス・ライブラリー8 がリリースされたばかりであるが、第9集用の資料が届く。

目玉はI氏の「H」とか、N氏の「A」とかかなあ ….. 前者は以前(おそらく商品としては唯一の録音である)CD が出ていたが今は品切れ中、後者は私もまだ全曲を聴いたことがない。

お楽しみに。