吹奏楽」カテゴリーアーカイブ

「結果一覧」ページを修正しました

全日本吹奏楽コンクール結果一覧のページで九州大会の結果が表示されてしまう不具合を修正しました(_0_)。最近、アクセスログでいやに九州大会だけアクセスが多いなあ、と思っていたら、きっとこれが原因だったんですね … 失礼しました。

そういえば明日から全国大会ですね。関係者の方がんばって下さい。

《サーカス・マキシマス》のCDリリース?

やっと、コリリアーノ(Corigliano)の綴りを間違えずに書けるようになってきた今日この頃。

で、タイトルの件の元ネタはこちら。

http://southfloridaclassicalreview.com/2008/10/corigliano-to-the-maximus/

フロリダで音楽フェスティヴァルが開催されて、フロリダ大学によってコリリアーノの交響曲第3番《サーカス・マキシマス》が取り上げられたという話。

記事の中でコリリアーノの最近の活動が紹介されているのであるが、「NAXOS からボブ・ディランの詩に基づいた歌曲《ミスター・タンブリン・マン》がリリースされた(これはこれで聞いてみたい)」という文章のあとに「12月に同レーベルから《サーカス・マキシマス》がリリースされる予定である。」とある。

CHANDOS でも録音されたのだがお蔵入りになったという過去があるので、まあ話半分で期待していましょうか …

5金/3金/3出

そういうわけで、ちまちま吹奏楽コンクールのデータを入力している。いわゆる「お休み」についても入力しておこうと思ったので、ちょっと調べてみた。(むかーし、まとめたことがあったのだがちょっと見当たらないのであらためて。)

大昔のことはちょっと置いておいて、「金銀銅」による表彰制度になってからはいわゆる「5金制度」の時代である。全国大会で連続5回金賞を受賞すると翌年は全国大会の場で特別演奏を披露していた。

この制度が、いわゆる「3金制度」に変わったのが1991年である。1991年から3年連続で金賞を受賞すると、その翌年は吹奏楽コンクールに出場する資格がなくなった。最初にこの制度が適用された団体、すなわち1991年から1993年まで全国大会で金賞を受賞し、1994年の第42回大会でコンクール不出場となった団体は3団体、乗泉寺吹奏楽団西宮市吹奏楽団習志野市立習志野高等学校吹奏楽部である。

ただ、「5金制度」は、この新しい「3金制度」に優先した。すなわち1990年以前から金賞を連続受賞していた団体は「3金」によって出場資格がなくなることはなかった。1989年から1993年まで5年連続金賞を受賞した出雲市立第一中学校吹奏楽部近畿大学吹奏楽部は1994年に、1990年から1994年まで5年連続金賞を受賞した北海道札幌白石高等学校吹奏楽部神奈川大学吹奏楽部は1995年に特別演奏を行っている。これで最後の特別演奏が行われたのが1995年である理由がわかる。

その後、1996年(第44回大会)の全国大会プログラムで当時の今井誠一全日本吹奏楽連盟理事長が「全日本コンクールは3年連続出場したら1年休むことにしました。」と書いているように、この年から「3金制度」が「3出制度」に移行する。すなわち1996年~1998年にかけて3年連続全国大会に出場した団体は翌1999年の出場資格がなくなる、ということになった。

ということで、2003年(第51回大会)までの「お休み団体」は入力しましたが、それ以降の全国大会プログラムが見つからないので捜索してから入力します(_0_)。

あわせて、データベースの使い勝手や「こんな集計データを見たい」というご意見・ご感想も募集しています(_0_)(_0_)。

それから、だいたい1994~5年以前の支部大会のデータを提供してくださる方も募集しています(_0_)(_0_)(_0_)。

Japan’s Best for 2007

2007年の第55回全日本吹奏楽コンクールで金賞を取った団体の演奏を集めたDVD。中古がオークションで出ていたので落札してしまった … 睡魔と闘いつつ、ちょぼちょぼと摘まみ見。

いちばん聞きたかったのは、名演との評判が高かった柏市立酒井根中学校の《科戸の鵲巣》(中橋愛生)。噂通りの素晴らしい演奏。

あと、田村文生編曲によるリストの《バッハの名による幻想曲とフーガ》(光ヶ丘女子高等学校)とか、歌劇《ばらの騎士》(埼玉県立伊奈学園総合高等学校)とか、今年大流行の歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》(埼玉栄高等学校)とか、新登場の編曲モノもそこそこ楽しめた。ちょっと前の全国大会と比較すると、曲の多様さが増してみたのではないかな。「《ローマの祭り》何連発!」とか「《ダフニスとクロエ》何連発!!」とかだと、あまり聞く気が起きないので(笑)。

リヒャルト・シュトラウスはやはり吹奏楽で演奏すると「匂い立つもの」がないなあ。

意外に(といっては失礼だが)楽しめたのが、東京都立片倉高等学校の《交響三章》(三善晃)。前半と後半の静寂さ、中盤の強烈なリズム感の対比がおもしろかった。福島県立磐城高等学校の《中国の不思議な役人》(バルトーク)は期待してみたのだが、いまいち。カットが変だと感銘は受けないなあ。

ええい、引っ越してしまえ

(あちゃー、ネームサーバー設定のミスに気がつかずに10月2日になってしまった …..)

ちまちまいじっていた「夢のデーサイ計画」に向けたホームページですが、いつまでやっても「常に工事中」のような気がするので、公開してしまうことにします。「作品リスト」も「コンクールデータベース」も随時データを入力していきますので …

今までのホームページ:http://old.musicabella.jp/pukiwiki/

新しいホームページ:http://www.musicabella.jp/

ということで、今後ともよろしくお願いいたします。

途中でいきなりパスワードを聞かれることがあるかも知れませんが、これは管理者しか操作できないページに飛ぼうとしていますので、申し訳ありませんが温かい目で無視して元に戻っていただければと。

今日届いたもの

当面の「お仕事」の資料が届く。

まずは、例年だと2月号に掲載される「バンドジャーナル」誌の吹奏楽コンクール自由曲集計のための資料の第1便。まだ「第1便」なので、第2便が届いてからぼちぼち整理しよっと。

それから、毎度おなじみブレーンの「BCL10」のプログラムノートの資料。これはいつ発売だっけ?(忘れた …)

今回も「発掘系」ということで提案させていただいた作品が収録されることになった。今から30年ほど前に書かれた作品であるが、今まで録音されたことがない(国内でも録音されていないんだから、海外でもきっとないよなあ…)。正確に言うと、録音(というか録画)されたことはあるはずなのだが、多くの方が「そこに流れている音」が「その作品である」と認識して聞いているわけではない、という性格の作品である。

Guess What?

今日の積志ウィンドアンサンブル(吹奏楽トップコンサート)

第6回浜松市民文化フェスティバル 吹奏楽トップコンサート

2008年9月28日(日)アクトシティ浜松大ホール

  1. 浜松市中学校選抜吹奏楽団
  2. 浜松市立高等学校
  3. 浜松市立南部中学校
  4. 浜松市立高台中学校
  5. 石川県中学校選抜吹奏楽団
  6. 浜松市立篠原小学校
  7. 浜松日体中学校・高等学校
  8. 浜松市立与進中学校
  9. 積志ウインドアンサンブル
  10. 浜松海の星高等学校

うちのバンドが「トップコンサート」と銘打つ演奏会に出演するのもおこがましいのであるが、「出たい」と言って手を挙げたのであるし、実行委員会の推薦もいただいたので、やはり、それに恥じない演奏をしなければいけないのである。

  • チャールズ・カーター/ラプソディック・エピソード
  • モートン・グールド/アメリカン・サリュート
  • E.E.バーグレイ/行進曲「国民の象徴」

(確か斎藤秀雄さんが言っておられたと記憶しているが)アマチュア演奏の存在意義は「熱意」なのである。アマチュアの拙い演奏に対して時間とお金を差し出してくれる聴衆に応えることができるもの、プロフェッショナルにも決して引けを取らないものは「熱意」以外にないのではないかと思っている。そういった意味で聴衆を満足させる演奏ができたのか、同時に自分自身が満足する演奏ができたのか、できなかったのならそれがどうすればできるのか、をよく考えて欲しい。

他団体をゆっくり聞くことができなかったのだが、東海吹奏楽コンクールで銀賞を受賞したという与進中学校の《科戸の鵲巣》(中橋愛生)、トロンボーンソロをフィーチャーしたNHKテレビドラマ「瞳」のテーマ(中川英二郎)は素晴らしかった。

余談:今年もバンドジャーナル誌の自由曲集計記事を書かせていただくことになったのでデータを鋭意まとめているところなのであるが、《科戸の鵲巣》の爆発的人気はすごい。

市民バンド懇親会

浜松市内の市民バンドの代表+αが集まった懇親会に出席。

私が所属する吹奏楽団の団長が発起人のような形になって、それぞれのバンドに声をかけたらしい。私も一週間くらい前に「こんな飲み会があるんだけど来る?」と誘いを受け、軽い気持ちで「ああ、いいですよ。」と返事をしたのだが、よく考えてみると団長以外に誰が出席するのか全く聞かされていなかった(まあ、こちらも全然確認しなかったのだが …..)。

結局、浜松市内の市民バンドのほとんど(15~16団体)の代表が出席という、画期的な会合となった。(そもそもの趣旨などは団長のブログに書かれているので、そちらを読んで下さい。)

いろいろなバンドの(主に運営をされている方々の)話を聞いていると、うちのバンドはかなり恵まれているなあ、と思う。多少パート間の人数の偏りはあるが、とりあえず合奏しても困らない人数は集まるし、私はあまり運営には首を突っ込まずに、とにかく自分の作りたい音楽を全うすることに集中させていただいているし。

これを最初の一歩として、一緒にいろいろなことをやっていければいいな、と思う。とりあえずは合同演奏会というかフェスティバルの開催に向けて。

今日の積志ウィンドアンサンブル(遠山先生合奏)

9月28日の吹奏楽トップコンサートで客演指揮をお願いしている、日本吹奏楽界の重鎮(と言っていいよな)遠山詠一先生による合奏。例によって話が長いのがアレであるが(笑)、指揮といい、話といい、参考になることが多い。

行進曲は指揮者によっていろいろな解釈があるので、下振りをしていてなかなか「色」をつけにくかったのであるが、遠山先生は短い時間の中にも「こう作りたい」という明確な意図を出されていた。ということで、克服すべき課題ははっきりしたのではないかな。

あと、「全国大会に出る」ということを目標にした上でいろいろな話をされていたので抵抗感を持つ人もいたかも知れない(うちのバンドは基本的に「コンクールに出たくない人」が入団してくる。浜松市内ではそういう住み分けができているのである)が、「自身を高める目標を設定して、それに向かうプロセス」として考えれば、「譜面を暗譜すれば周りの音が聞こえる」とか「全体的には何となくできて聞こえているが、一人一人が吹けていないともう一つ上の段階にはいけない」というのは至極真っ当なアプローチだと思うのである。

「10点満点で2点」らしいので、もうちょっとがんばらないとね。