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6/9の徒然

週末なのでゆっくり寝だめ … と思っていたのだが、朝早く目が覚めてしまう。5時起床。もうこの時間だと完全に太陽は昇っている。

吹奏楽データベースのプログラムをいじっているとあっという間に時間が経ってしまう。

ゆっくりした朝食のあと空港へ。

一時帰国の復路として予約した羽田→フランクフルト便(ANA のボーイング 787)をビジネスクラスにアップグレードしようと思い、オンラインで処理しようと思ったらうまくいかない。電話で説明するのも面倒くさそうなので空港のチケット窓口に行って直接問い合わせてみることにしたわけである。

チケット窓口へ行ったら「3〜4ヶ月前まではここで手続きができたんだけど、今はできない。Miles & More に電話してみてくれ」と言われた。2年前、アイルランドの火山噴火で日本に帰れなくなった時にもここで再予約とアップグレードをやったのだが、そういえば数ヶ月前に Miles & More のホームページがリニューアルしていた。その影響なのだろうか?

結局、単なるドライブになってしまった。スーパーマーケット「REWE」を探しながら帰ることにする。例の、REWE で配布しているサッカードイツ代表のプラスチックカード、息子はすでにコンプリートしたのだが、友達のためにまだ集める気らしい。

思いっきり時間を外してしまったが、午後3時頃に昼食。何度か行ったことがある Eidelstedt のイタリアン「Il Tesoro」へ行ってみる。このくらいの時間にがっつり食べて、夜のサッカー観戦の時には酒を飲みながら少々つまむ、という方針である。

以前からのこのお店では HSV やザンクトパウリの写真やユニフォームが飾られていたのだが、今は「EURO2012 の中継やります」みたいな張り紙がされている。席についた息子が REWE でもらったサッカーカードをいじっていたら、カメリエーレから「昨日の試合見たかい?」みたいなことを言われる。

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さて、自宅に帰ってサッカー観戦。今日はグループBの2試合、オランダ対デンマークと、我らがドイツ対息子が好きなクリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロ(最近、息子はフルネームで呼ぶ)を擁するポルトガル戦である。

オランダ対デンマーク前半、ちょっとした隙をついたデンマークが先制。後半、フンテラールとファンデルファールトとカイトを投入して超攻撃的な布陣になったオランダは面白かったが、残念ながらゴールを割ることはできなかった。デンマークの勝ち。

ドイツは無難な「いつもの」布陣。そして、相変わらず2列目の両サイドにいるポドルスキやミュラーがイマイチで、エジルががんばってかき回すような展開。ポドルスキやミュラーのところに若手のゲッツェ、シュールレ、ロイスといったあたりの自分で持ち込めるタイプの選手が入ってくるともう少し面白くなると思うんだけどな。この試合ではドイツの右サイドバックであるボアテンクがしっかりクリスティアーノ・ロナウドを抑えて、いい仕事をしてた。たまにはやるじゃん。

で、こちらもいまいち調子が上がっていなかった1トップのゴメスが会心のヘディングで先制。そのまま逃げ切る形になった。

本当に予選リーグから接戦が多くて見応えがあるのだが、テレビとはいえ一日に2試合も観戦すると消耗するなあ。

EURO2012開幕

昼食時、上司の Ralf から「今週末お前がどうやって過ごすか知っているぞ。当ててみようか?」と言われた。

今日からEURO2012が開幕。世間一般の注目度はワールドカップに比べると低いが、愛好者にとってはワールドカップと同じくらい大切な大会だと説明される。「ワールドカップだと正直レベルが低い試合もあるけど、EUROは予選リーグから実力が均衡したいい試合が見られるからね。」とも。

「そういえば8年前の大会でギリシャが優勝したことを覚えているよ。」という話(実際、いくつもの強豪をけちらしたあの優勝は衝撃だった)をしたら、「そう、EUROではちょっとした偶然でいろいろなことが起こるからね。デンマークも以前優勝したことがある。その時は予選で敗退していたんだけど、本大会の2週間くらい前に繰り上げで参加が決まって、休暇中の代表選手を急きょかき集めて参加して、結局優勝したんだ。」という話を聞かされる。あとで調べたら、1992年の大会で本戦出場が決まっていたユーゴスラビア(ピクシーがいた頃かな?)が内戦のために国際試合への出場を禁止されたことによる影響だったらしい。

開会式が午後5時から、開幕試合のポーランド(開催国)対ギリシャが午後6時からということなので、開幕試合に間に合うように退社する。

ポーランド対ギリシャ。チームの実力はどちらもそれほど高くないが、ポーランドには今年ドイツ・ブンデスリーガで大活躍したボルシア・ドルトムントに所属するレヴァンドフスキ、ブワシュチコフスキ、ピシュチュクという3選手がいるし、ギリシャにはブンデスリーガのフランクフルト(今シーズン2部に落ちたが来シーズンから1部に復帰)に所属するゲカスがいる。このあたりの選手たちに注目していた。

まずはレヴァンドフスキの鮮やかなヘディングでポーランドが先制。その後もポーランドが攻め続けるがなかなか点が取れない。「攻め続けているのに点が取れないのはやばい雰囲気だなあ …」と思っていたら、後半早々ギリシャが追いつく。

やはりどちらのチームもそんなに綺麗にゲームを組み立てられないのでガチガチと人がぶつかる。「少林サッカーか?」と思うくらい人が飛ぶ(笑)。結局1対1の引き分け。ポーランドにとっては後味が悪い試合になった。

次の試合は同じグループAのロシア対チェコ。他のグループに比べたらこのグループは全然楽じゃないか?順当に行けばこのロシアとチェコが決勝トーナメントに進出するのではないか?実は両チームにはあまり知っている選手がいない。ロシアはアルシャヒン、チェコはキーパーのチェフ(HSVのキーパーだったドロブニーは控え)、ロシツキくらいしか知らない。

というわけであまり真面目に見ていなかったのだが、ロシアは思っていた以上にうまい。こういった綺麗なパスサッカーは見ていて楽しい。2点目に至ったアルシャヒンのスルーパスは見事だった。4対1で圧勝。

月並みだが、決勝はドイツ対スペインを見たい。そしてドイツが雪辱を果たすのだ。

 

連休明けの「おいでませハンブルク」

そういうわけで、連休明けに日本からの出張者が来られてデモやら打ち合わせやら。前回は飛行機に乗り遅れたということで直前にドタバタしてしまったのだが、今回は想定通りの進行で何とかなった。

夕飯は、最近恒例になりつつあるタイ料理のお店「Sala Thai」へ。この店に来ると毎回「白身魚を揚げたヤツのスイートチリソースあえ」を食べているような気がするなあ。このスイートチリソースがご飯にとてもよく合うのでついつい食べ過ぎてしまう。

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家に帰ると、いくつか催し物の案内が。

まず6月23日の土曜日に、ハンブルク日本人学校に合唱を教えに来られている方(日本人)が主催するコンサートがあるらしい。演目はブラームスの《運命の歌》、ショパンのピアノ協奏曲第1番、そしてオルフの《カルミナ・ブラーナ》である。《カルミナ》の児童合唱で日本人学校の小学5、6年生が賛助出演するらしい。前回一家でライスハレにコンサートを聞きに行ったときには暑くて大変な目にあったのだが、今回は開演も夕方(17:00)だし大丈夫かな?

それから、ハンブルガーSVは今年でなんと創立125周年を迎える。ドイツで最古のサッカーチームであるし、ブンデスリーガ創設以来一度も2部に落ちたことがない(今年は途中でヒヤヒヤしたが …)実は名門チームなのである。その記念イヤーを祝う試合が7月24日に開催されるというお知らせメールが届いた。相手はFCバルセロナ。当然見に行くつもりなのであるが、息子はどちらのレプリカユニフォームを着ていくのだろう?最近、HSVはすっかりお見限りだし、レアル・マドリードの試合をサンチャゴ・ベルナベウで見てから、バルサよりもレアルが好きだとか言っているし …

 

夏も近づく …

そろそろドイツ・ブンデスリーガも終わろうとし、興味は6月8日に開幕するEURO2012に移りつつある。

2年前のワールドカップの時に、ドイツ代表のスポンサーであるスーパーマーケットチェーンのREWEがプラスチックカードを発行した(こちらを参照のこと)。

今回も同じようなカードの配布が始まった。10ユーロの買い物で1枚もらえる。レジの担当者によっては、アバウトな人がいて多めにもらえることもできるようだが …

4/23 の徒然

今週末からのマドリード旅行に合わせて、サンチャゴ・ベルナベウで開催されるレアル・マドリード対セビージャの観戦チケットを無事入手することができた。

試合は来週の日曜日だというのに一般へのチケット発売は今日から。チケットショップから入手すれば確実なことはわかっていたのだが、理不尽に高い金額を払いたくなかったので「取れればラッキー」くらいのつもりでレアル・マドリードのホームページから購入しようと思っていた。

なかなかつながらないし、つながってからチケットを選択してクレジットカードで決裁 … しようとしたのだが、うまく決裁できない。同じようなケースは昨年夏にバルセロナのサグラダ・ファミリアを予約する時にも遭遇した。理由はよくわからないが、英語版のページからカード決裁を行った時には失敗して、表示言語をスペイン語にして同じことをやれば成功するのである。今回も同じようにスペイン語で処理を進めたら無事決裁されてチケットを購入することができた。発券はスペインに行ってからやるらしい。

このレアル戦は4/29の12:00から。同じ日の21:00から同じくマドリードでラーヨ・バジェカーノ対FCバルセロナというカードもある。こちらは現地へ行ってチケットが取れれば見に行きたいと思っている。

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先週末、息子の担任の先生から「日曜日はザンクト・パウリ対ロストックの試合があります。危険なのでスタジアム周辺には近寄らないようにしましょう。」という連絡があったらしい。担任の先生は今年度からハンブルク日本人学校に着任された先生である。よほどのサッカーファンでなければ、この連絡の意味するところはピンと来ないだろう(笑) … という話はさておき …

その近くに住んでいる Stefan は、やはり危険なので一日中アパートに引きこもっていたそうである。もともとザンクトパウリのサポーターはどちらかという思想的に左に寄っている人が多く、かたやロストックは右寄りというかネオナチに近いというか … でもともと感情的にも対立し合っていたらしい。

今回も、危険だからということでチケットを持っているにもかかわらずスタジアムに入れないロストックサポーターがいたり、そういった処遇に抗議してあえて入場しなかったザンクトパウリサポーターがいたり、そういった処遇に対する抗議行動がスタジアム周辺で起こったり、過剰な警備体制がかえって混乱を招いていたようだった。

今度ザンクトパウリがアウェイで試合をするドレスデンも、ロストックと似たようにザンクトパウリとはサポーターが感情的にいがみあっているらしい。「ま、今度騒動があってもハンブルクじゃないから気楽だけどね。」というのは Stefan の弁。

 

聖ミヒャエル教会「子ども合唱祭」

「ミヒャエル」という愛称で親しまれているハンブルクの聖ミヒャエル教会。

ここで開催された「子ども合唱祭」にハンブルク日本人学校の子供たちが参加した。ちなみにドイツ語では “Kinder singen für Kinder” というイベントなので「子供たちのために歌う子供たち」とでもいった意味合いになろうか。また、”Festival der 1000 Stimmen”(1000人の声によるフェスティヴァル)という副題もついている。確かにプログラムを見ると100人を越える大所帯のグループもあったので、実際に1000人くらいの子供たちが参加したのかも知れない。ちなみに日本人学校は小学校2年生から中学校3年生までのおよそ70人が参加、息子は今年初めての参加となった。

歌われたのは3曲。1曲目はモーツァルトが亡くなった年に作曲した子供向けの歌曲《春への憧れ Sehnsucht nach dem Frühling K.596》。「五月の歌(たのしや五月)」という日本語詩でも親しまれているようで、ドイツ語と日本語で歌われた。2曲目は《Hamborger Veermaster》。古いドイツ語と英語で歌われる古いハンブルク民謡で、ハンブルクに住んでいる人ならほとんど知っている歌らしい。日本人がこの(言ってみれば俗っぽい)歌を歌うことは意外だったようで、最初はどよめきと失笑が漏れ、それから手拍子が加わった。3曲目は《世界がひとつになるまで》。昨年末に校内で行われた学芸文化発表会でも歌われていたので、もう半年近く練習している曲ではないか。さすがにいちばん声が出ていたように思える。

この3曲は、こういう場で披露する曲目としては理想的だったのではないだろうか。

初めて参加する息子がどのくらい気圧されるのか心配だったが「照明が熱かったけど楽しかった」と言っていた。

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お昼に息子を学校の先生に引き渡し、閉会して息子が戻って来たのが午後5時過ぎ。久しぶりの外食でお寿司を食べた。久しぶりに食べるとかなりうれしくほっとする。

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ドイツブンデスリーガは大詰め。今日ボルシア・ドルトムントがボルシア・メンヒェングラートバッハ(いわゆるボルシア・ダービー)に勝つと優勝が決まる。一方、スペインのリーガ・エスパニョーラではバルサのホームでクラシコが行われる。首位を走るレアルを追うバルサにとっては絶対負けられない一戦である。

というわけで、ネットでクラシコが見られるところを探して観戦する。

レアルの守備ってもっとルーズかと思っていたら、少し引いてかなり組織的に守っている。ほとんどバルサが攻め続ける展開なのだが、なかなか崩せない。先手を取ったのはレアル。エズィルのコーナーキックをバルデスが弾いたところをケディラが素早く押し込む。ドイツ代表2人の活躍。バルサも変わったばかりのアレクシス・サンチェスが1点返すが、その直後にエズィルの絶妙のパスに走り込んだロナウドが決める。レアルもバルサも直前の試合(すなわちチャンピオンズ・リーグの準決勝)で負けていたのだが、レアルがうまく切り替えたということなのかなあ。

ちなみに、日本のゴールデンウィークほどではないが、ドイツでも 5/1 の休日にからめて連休が取れるのでマドリードに小旅行に出かける予定。来週末はレアルもバルサもマドリードで試合を行うので(レアルはホームでセビージャと、バルサはアウェイでラーヨ・バジェカーノと)、どちらか(あるいは両方)見られるといいな。

試合の最中に、BvB の香川が2点目を取って優勝を決めたことを知る。優勝記念Tシャツとか香川のユニフォームのレプリカ(来シーズンもBvBにいるかどうかわからないので)とかを買おうと思ってファンショップにアクセスするが、アクセスが殺到しているようでなかなかつながらない。

 

ハンブルガーSV対シュトゥットガルト

岡崎、酒井を擁するシュトゥットガルトとの試合。

結果は0-4で完敗。4点中2点をPKで決められてしまったのは運が悪いというべきなのか必然というべきなのか。

ドイツ代表での疲れからか左サイドバックのアオゴがベンチスタート(で、結局試合には出なかった)。ということで左サイドからの展開ができない。

その結果、右サイドからの展開が多くなるのだが、こちらは左サイドよりもコンビネーションや個人の能力に問題があり、まったく点が取れる気がしない。シュトゥットガルトの左サイドである岡崎や酒井がボールに触れる機会が多かったのはそのせいかも知れない。岡崎も代表戦の疲れからかあまり動きがよくなく、途中で退いた。

確かに序盤は多少シュトゥットガルト寄りかなともジャッジがあったのだが、これでイライラしてはいけない。目に見えていらだっていたゲレーロが後半の早い時間にラフプレイで一発退場。もうこれで試合は決まったも同然になってしまった。次から次へとお客さんが帰ってしまう。

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今年のハンブルガーSVはホームよりもアウェイで勝ち点を挙げている。今年の観戦記録を振り返ると、実はハンブルガーSVの勝ち試合を目にしていないことに今さらながらに気付いた。

今シーズンのこれ以降の試合は予定が合わないので見に行けそうにない。

自分の中では今シーズンは終わってしまった気がする。

 

CSS 探し

息子の風邪は峠を越えたようだが、まだ微熱と咳は続いている。残念ながら今日のサッカーの試合はキャンセルした。

今日は私が息子と留守番をしている間に妻が買い出し。外で遊べない息子のヒマつぶしのために簡単なレゴを買ってきた。

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私はと言えば、ホームページに使える CSS フレームワークの物色。いわゆるグリッドシステムに惹かれてこちらのフレームワークというかテンプレートを使っていたのだが、いろいろやりたいことが増えてくると、もう少し簡単にもう少し凝った動きができるフレームワークが欲しくなってきた。

Twitter が提供している Bootstrap というフレームワークがよさそうなので、ちょっと試しに使ってみることにする。

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ブンデスリーガ。HSV は他のチームより早く金曜日に試合があった。相手は、昨シーズンではギリギリで2部降格を逃れたにもかかわらず今シーズンはトップ争いに顔を出しているボルシア・メンヒェングラートバッハ。アウェイにも関わらず1-1で引き分けたのはよしとしよう。

金曜日時点では暫定8位だったのだが、他チームの今日の結果で12位まで落ちてしまった。とはいえ、この中位にいるチームはかなり拮抗している。今のところ8位から13位までが勝ち点3差の中にいる。がんばればUEFAヨーロッパリーグ出場権をもらえる6位までに食い込めそう、という感じ。

来週は現在8位で、岡崎と酒井を擁するシュトゥットガルトとの試合を観戦予定。ここを確実に叩くと上位が見えてくるのだが岡崎も3試合連続で得点をあげて調子に乗っているんだよなあ …

 

サッカー三昧

まず、午前中は息子のサッカーの試合。休日だというのに午前8時に会場である体育館に集合である。

息子が所属するサッカースクールが主催して他のチームを招きトーナメント戦を行う。主催チームは基本的に全員(今18人くらいだっけかな?)参加なので2チーム、その他に3チームが参加した。

主催チームのお母さんたちはパン、マフィン、ケーキなどの軽食や、コーヒーやジュースなどの飲み物を用意して、それを参加者や見に来ている父兄などに売る。その売り上げをサッカースクールの活動資金の一部にしているらしい。妻もうちにあるコーヒーメーカーを持っていたり、現地でテーブルの用意をしたり、オープンサンドを作ったりしている。

私は手持ち無沙汰で息子たちが自由にウォーミングアップ(… というかただ遊んでいるだけというか)している様子を見ている。

ということでゲームは5チーム総当たりなので、各チーム4試合ずつ行うことになる。

その進行のちょうど真ん中くらいで、(正式には何というのか知らないが)サドンデスのPK合戦個人戦(のようなもの)が行われる。まず今日の参加者全員がPKを蹴る。外した人はそこで終了、PKを決めた人たちはまたもう一巡繰り返す … ということを、最後の一人が残るまで続けるのである。

まぐれながら、うちの息子は連続で3本のPKを決め、最後の3人に残ることができた。もちろん、ここまで勝ち残れたのもうれしかったようだが、チームメイトが名前をコールして応援してくれたこともうれしかったようだ。

試合の方は4試合で2勝2引き分け。5チーム中2位だった。

最近注意していることは2点。相手からボールを奪うことはうまくなっているのだが、そのあとはボールを蹴り出して終了、というパターンが多い。その時に、まず前が空いていたら積極的にドリブルしろということ。それから、パスを出す時には味方の選手をよく見て「意図のある」パスをしろということ。

今回は全体的に息子が所属しているチームより格下のチームが多かったので、比較的余裕を持ってやれたのかもしれない。以前よりフラストレーションのたまらない試合内容だった。試合を重ねるたびにコンビネーションもよくなっているようで、最後の試合ではライン際でボールを取り、そこから中央にいる味方選手にパスを送って、そこからゴールが生まれた。いわゆる「アシスト」である。こういった少しずつのコンビネーションの成功が試合の中での自信になっていけばいいのだが。

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夜6時半からはブンデスリーガのハンブルガーSV対バイエルン・ミュンヘン戦。かなり冷え込むことが予想されたので、なるべく外にいる時間を短くできるように初めて車でスタジアムに向かうことにした。

初めてなので駐車場などの勝手がよくわからない。渋滞の中スタジアムのまわりをぐるぐるしたのだが駐車スペースを見つけられずに試合開始に間に合わなかった。結局、一回りしたあとスタジアムに隣接するO2アレーナの駐車場に入れることができた。1回4ユーロとお金がかかるのだが、近さを考えれば(日本人的感覚では)かなり安い。ドイツ人はこれをおしんでも多少遠くに停めているのかなあ … と思ったしだい。

ということで、結局試合開始から20分くらい経ったところでスタジアムに到着。ボディチェックを受けている間に喚声が聞こえ、そのあとさらに大きな喚声が聞こえた。そのあとの場内アナウンスでHSVが先制ゴールをあげたことがわかる。ゴールの瞬間を見られなかったのは残念だったが、外から聞く喚声がこんなにすさまじいことがわかったのはよかったかもしれない。

ということで早めに先制点を取ったのでHSVの選手たちもずっと集中力が続いているようだ。最後の最後でセットプレイから得点され、結局は1対1の引き分けだったが、相手はトップを争っているチームだったし、試合内容は今シーズン観戦したゲームでいちばんよかったし、かなり満足。やはりヤロリームとかライコヴィッチとか、すぐにカードをもらってしまうくらい激しやすい選手を起用した方がチームが活気づくのかなあ?と思ったしだい。

結果的に今節勝ったボルシア・ドルトムントを援護射撃した形になり、ついにボルシア・ドルトムントが単独首位に立った。

ところでやはり試合は寒かった。−5℃くらいだったからそれほどでもないと思っていたのだが、試合が経過するにつれ、どんどん足下から冷えてくる。靴下2枚重ね、パンツの下にヒートテックのタイツを履いたりしていたのだが … 正直座り続けているのが辛くなる。他の人たちも同じようでだんだん席を立って足を踏み鳴らすようになる(笑)。

 

HSV対BVB(ボルシア・ドルトムント)

さて、この週末からブンデスリーガが再開。今年初のスタジアム観戦は香川(とその他たくさんのタレント)を要するボルシア・ドルトムント戦である。

香川が練習する様子を見たいということで、いつもより早めにスタジアムに向かう。最近はほとんど家族ブロック(Familienblock)で観戦している。このエリアは禁煙なので快適なのである。

一応、現在のフィンク監督に代わってからは無敗だったのだが、あっさりと1-5で負けてしまった。BVB(ボルシア・ドルトムントの略称です)はゴールキーパーのヴァイデンフェラーを欠き、ドイツ代表でも評価上昇中の19歳マリオ・ゲッツェを欠き、パラグアイ代表のフォワード、ルーカス・バリオスも控えに回っていたというのに … もっとも、HSVもペトリッチがベンチスタートで、前半戦アシスト王のトゥーレを怪我で欠くという状況だったのだが …

全く格が違う、という印象。ほとんどBVBにボールを支配されている。ディフェンダーから前線へボールを出せないのでたびたびバックパスとなり、そのたびにブーイングを受けていた。HSVのゴールキーパーであるドロブニーのフィード能力には疑問があるので、そこから出されたボールが前線の選手に収まりにくい。前線の選手がボールを取ったとしても意図のあるパスを出せない。味方に出したパスにBVBの選手の方が早く反応してしまうというのもどうなのか?

これはハーフタイムで、HSVのマスコットであるヘルマンがふて寝している図。

香川は(普段とは違うポジションなのかな?)かなり高い位置にいて、多くの機会で攻撃の軸になっていた。得点もなかったし、アシストも確かなかったと思うのだが、存在感は大きい。

次はアウェイでのヘルタ・ベルリン戦。ここは確実に勝ちたい。その次のホームはバイエルン・ミュンヘン戦なので …

しかし、BVBは多くのサポーターが駆けつけていた。応援の声もHSVに負けていなかった。

帰りのスタジアムから最寄り駅へのシャトルバスの中では、ほとんどBVBのサポーターに囲まれるような形になってしまった。息子を見つけたサポーターから「カーガワ、シンジ!」という歌を歌ってもらったのだが、息子は寒かったのか疲れていたのかあまり反応できず。