まだ心の整理がついていない。
目にする全てのものにカウントダウンタイマーがついているように見える。これらの風景をあと何回見られるのだろうかと思う。同僚の Stefan との昼食時の何気ない会話の中にも、エレベーターの中で挨拶を交わす同僚の笑顔にも、帰宅途中に見える街の中の教会の尖塔にも。
いつも帰りに渋滞するロンバルト橋。ここで左に目をやるとアルスター湖越しにユンクフェルンシュティークの町並みが見える。私がハンブルクの中でいちばん好きな風景である。
橋の上から何時間もこの風景を見続けていられたらと思う。