親善試合:フランス対ドイツ

今日は国際Aマッチデイ。日本では対ラトビア戦が行われたようだが、わがドイツ代表はパリでフランス代表と対戦する。ちなみにラトビアにはハンブルガーSVに所属するフォワードであるルドネフスという選手がいるのだが、今日は出場したのかな?

ドイツ代表の試合を久しぶりにテレビ観戦。前回見たのがいつか思い出せないくらい久しぶりである。

キーパーは事前に告知されていたようにハンブルガーSVのアドラーが、こちらも久しぶりにゴールを守る。今シーズンからHSVに移籍しているのだが、まさにHSVにとっては救世主といった存在。(元?現?)オランダ代表のファンデルファールトとともにHSVの好調の原因になっている。

ディフェンスラインは左からヘヴェデス(日本語表記はこれでいいのかな?Höwedesは発音しにくい)、フンメルス、メルテザッカー、ラーム。やはり左サイドバックはまだ選手が固定されていないのかな?ボアテンクとかシュメルツァーとかヴェンダーとかも試していたのだが。

ボランチはケディラと、欠場となったシュヴァインシュタイガーの代わりにギュンドガン(Gündogan)が入る。

2列目はいつものように左からポドルスキ、エジル、ミューラー、ワントップにゴメスという布陣。

一方フランスは 4 – 3 – 3 という布陣。フランスの選手はリベリーとベンゼマくらいしか知らない。息子はカードを持っていたディフェンダーのサコーも知っていたらしいが。昨年のEUROでがんばっていたナスリは出場せず。

ドイツは意図的にか出場経験の少ないギュンドガンに球を持たせ、そこを攻撃の起点にしているように見えた。ほとんどドイツが攻めている形なのだが、ゴール前でのラストパスの精度を欠いて得点できない。フランスはリベリーやヴァルブエナがいろいろなところに顔を出して攻撃を組み立てようとするが、なかなかつながらない。とか何とかやっているうちに前半終了直前、ベンゼマのフリーキックをヴァルブエナが押し込んでフランスが先制。

後半、まずいつも通り調子の悪いゴメスに替えてクロース。ワントップがいなくなるのでタレントのある選手、例えばエジル、ミュラー、場合によってはボランチのケディラなども上がって攻撃する。こちらのフォーメーションの方がバリエーションがあるし、正直言って格下のフランスには有効なのではないかな。クロースのようにあまり切り込まずに中距離で仕事をできる選手を入れたのは全体のバランスという点からも正解だと思う。ということで、エジルの切り込みからミュラーへの絶妙のパスで1点返す。

その後、これまたいつも通り調子の悪いポドルスキに替えてシュールレが入った。ドイツにはセンターフォワードができる選手があまりいないのでゴメスは使わざるを得ないが(今回はクローゼも出場できなかったようなのでなおさら)、ポドルスキのように中盤ができる選手は山ほどいるのでそろそろ定位置確保は危ないのではないかな?

2点目はやはりエジルから、切り込んだケディラへのスルーパス。

ということで後半は危なげなく乗り切って、ドイツが2対1で勝利。

ところどころに代表経験の浅い選手が入ったことで、当然コンビネーションにも微妙なズレが出てくるのだが、それを試合の中で試しながら修正していくところ、また傍目にも修正していっていることがわかる試合運びなどを見ていると、親善試合というのはこういう目的のためにあるのだなあ、という気がする。

エジルやミュラーのパフォーマンスの高さはいつも通りで言うまでもないが、もはやベテランといえるメルテザッカーの攻守に渡る活躍(やはりこの身長の高さのアドバンテージは高い)、ギュンドガンの積極的なプレイが印象に残る。

 

 

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