会社がハンブルク中心部に引っ越してきたメリットの一つとして「車でも電車でも通勤できる」ということがある。
以前の勤務地は電車で行こうとすると遠回りになるし、電車を乗り換え、なおかつバスに乗り継いで会社まで行かないといけなかった。一度だけどうしても電車を使わざるを得ない状況があって利用したのだが、所要時間はおよそ1時間30分だった。
新しい勤務地は幸運にも乗り換えなしに最寄り駅まで行くことができ、そこから徒歩5分。所要時間は45分というところか。
以前は飲み会に行くのももう一人の駐在員と交代で車を出していたりした(つまりどちらかは飲めない)のだが、今の職場だと飲み会のある日は電車で行けば(たいがい中心部で行われる)飲み会へのアクセスも楽だ。
というわけで前置きが長くなったが、今日の夕食は家族と落ち合って外食することにした。お店は、私は行ったことがあるが家族が行ったことがない韓国料理の「MIGA」である。
(前に行った時にエントリーはこちら)
お好み焼きが好きな息子に韓国風お好み焼きであるチヂミ(韓国語ではパジョン)を食べさせてみたかったので注文したのだが、そのままでもかなり辛い。私も最近は辛いものを食べ慣れていないせいか、急に血行がよくなったようで、ビールがまわるまわる …
あとは、いわゆる「焼き肉セット」のようなものを2人前注文したのだが、やはりちゃんと韓国の方がやっているお店なので、キムチ類やら、ご飯やら、肉を巻いて食べる野菜やらがどかっと出てくる。異常な酔いの回りもあって当然全部食べられない。最近は「お持ち帰り」という技を覚えたので、パジョンのお持ち帰りをお願いしたのだが、「こっちも?」と言われて焼く前の生肉(とはいってもちゃんとタレに漬け込まれていますが)もお持ち帰りさせてもらうことになった。日本の常識では考えられないが、自己責任ということなのか。
息子は当然(といっていいんだろうか …)お店のおじちゃんやらおばちゃんやらにいじられる。いつも外食する時には、料理が出てくるまで退屈しないように自由画帳を持たせて、絵や字を書かせているのだが、そこにおじちゃんの名前を書いてもらい、自分の名前も書いてお互いに覚えようとしている。ひょっとして仕事を邪魔しているのかと思うと少し心苦しいが …
もともと肉(特に牛肉)が好きな息子は「なんで、今までここに連れてきてくれなかったの?」という鋭い突っ込みをするくらい気に入ったようだ。
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やはり、久しぶりにかなり辛いものをがっつり食べたので、帰宅してからお腹の調子が大変だった … ま、たまにはいいか。