日別アーカイブ: 2011 年 3 月 8 日

サッカー教室見学

今日は妻が(現地駐在員およびその家族に義務付けられている)健康診断を受けた。

私の時もそうだったのであるが、こちらでは胃腸の内視鏡検査でも全身麻酔を行うので検査終了後に車を運転することができない。毎週火曜日は息子のサッカー教室の日なので、いつもは妻が送迎をしているのだが、今日は検査終了時間によっては車を運転できない。ということで、午後から休暇を取って私が息子のサッカー教室を送り迎えをすることにした。

今まで息子のサッカー教室を見学したことがなかったのでいい機会である。見学することにした。

話はちょっとそれるが、暦の上では昨日(3/7)が「バラの月曜日(Rosenmontag)」、今日が「ファッシングの火曜日(Faschingsdienstag)」、明日(3/9)が「灰の水曜日(Aschermittwoch)」ということで、そろそろイースターが近づき(とは言っても1ヶ月半先の話ですが)気候とは関係なく「そろそろ春だなあ」という気分になる。

前にもご紹介したように、ファッシングといえば仮装行列。サッカー教室の先生から「3/8はファッシングの仮装をしてきて下さい。でも、ちゃんとサッカーができる格好でね。」というメールが届いていた。さすがに前回の「ゲゲゲの鬼太郎」は理解されないだろうし、下駄履きだったし … ということで、「シンケンジャー」の甚平をアレンジして忍者風にしてみた。小道具として刀や折り紙で作った手裏剣や巻きビシを入れる袋も用意したのですが、さすがに練習中は邪魔になるので外してあります。

(本当はスパイダーマンや恐竜などに扮した他の子供たちの仮装も紹介したいのですが、肖像権もあるし … レタッチソフトが必要だなあ …)

妻も言っていたのであるが、練習内容はかなり密度が濃い。前半は技術的な練習(ちなみに写真はスラロームをしながらのドリブル練習です。だいぶコースから外れてはいますが。)をやるが、なるべく待ち時間を少なくして、全ての子供たちが常に何かしらの練習が行えるようになっている。それから、写真でもわかると思いますが、普通の大きさのボール(いわゆる5号球)を使っているのが意外でした。もっとも練習内容によって使っているボールも変えています。風船を使ってリフティング練習をさせたり、試合ではあまり弾まない小さめのボールを使ったり。

後半はチームに分けての試合形式の練習。というか、基本的にはファールがあっても止めないし、アウトオブプレーになったら子供たちが自分たちの判断でボールを入れるし、先生は見ているだけである。

基本的にはフォーメーションプレーのような概念はなく、みんながボールに向かってワラワラと集まっていくようなゲーム内容である。息子はというと、引っ込み思案な性格だから遠慮しているのか、それともドイツ代表のボランチであるシュヴァインシュタイガーのようなプレースタイルを目指しているのか、ちょっと引いてこぼれ球や相手が自陣で奪ったボールなどを狙っているようだ。ドリブルはまだ苦手のようだが、1対1でボールを奪うところとか、それなりに意図を持ってパスを出すあたりは、かなりうまくなっているなあ、という印象である。

中盤で息子が相手からボールを奪った瞬間、比較的うまい子がゴールに向かって走り出し、息子の名前を呼んでパスを要求し、それに応えて息子がパスを出す、というシーンがあった。これは5歳から6歳とは思えないほどかっこよかった。