自分への誕生日プレゼントは(なぜか)クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックによるモーツァルト交響曲全集にした。(ウェブでいろいろ探すと物欲が刺激されてしまうのだなあ、これが …)概ね100ユーロないしは10000円くらいで売られているのだが、amazon.de を見てみるとおよそ50ユーロで売られていたので買ってみた。DHL で今日到着。
やはり、何となくピリオドアプローチの演奏に心が傾いてしまう。そういえば、ベートーヴェンの交響曲全集もガーディナー/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(長い名前(笑))を買ってしまったし、最初に聞いたバッハのブランデンブルグ協奏曲もピノック/イングリッシュ・コンソートの演奏だった。
もともと吹奏楽から入ってクラシックを聞き始めたわけなのでフルオーケストラの音色(特に古典派~ロマン派と言われている音楽のそれ)にはあまり耐性がない。また、ここ5年から10年くらいは「吹奏楽」というよりも「ウィンド・アンサンブル」をそれなりに一所懸命考えていたわけで、ウィンド・アンサンブルという演奏形態でのアプローチはある意味ピリオドアプローチの演奏形態に通じるものがあるのでは?と思ったしだい。
ドイツへ来る少し前に買って、未だに持てあましているドラティ/フィルハーモニア・フンガリカのハイドン交響曲全集(これはいわゆるモダンアプローチです)をなかなか楽しめないのもそういった理由があるのかな?
とりあえず、よく知っている第25番や第40番あたりから聞き始めるが、予想通りノンビブラートのすっきりとした音と快活なテンポが気持ちよい。また、弦楽器の人数が少ないとか、弦のテンションが今より低いために音量が出ないとか、といった理由で管楽器の存在感が大きい。古い管楽器が混じった時の音色は独特である。