日別アーカイブ: 2010 年 10 月 14 日

イタリア・リヴェンジ日記(その2)

イタリアに着いて2日目。今日はローマ市内を観光しました。小さい子供がいると美術館系はなかなか辛いものがあるので、今回は建物の見学に重点を置いています。バチカン市国のサンピエトロ寺院とサンタンジェロ城とトレヴィの泉へ行きました。

バチカンではできれば美術館の「最後の審判」くらいは見たかった(見せたかった)のですが、やはり待ち行列が長過ぎてパス。寺院のクーポラにも登ってみたかったのですが、こちらも行列が長過ぎてパス。結局、寺院の中を見ただけだったのですが、息子は巨大な天蓋や見事な装飾に圧倒されたようでした。個人的にはミケランジェロの傑作「ピエタ」をじっくり見れたことが収穫でした。

サンタンジェロ城は「聖なる天使」という意味。その名前や円形の美しい形、またプッチーニの歌劇《トスカ》の舞台になったり、映画「ローマの休日」に登場したり、と比較的穏やかな印象がありますが、要塞や牢獄として使われて来たきわめて実用的な作りになっています。ごつごつとした城そのものとそれを取り巻く城塞という構造から、私はトールキンの「指輪物語」に登場するミナス・ティリス(まあ、スケール感は全然違いますが)を連想したのですが、息子はレゴやプレイモービルといったブロックの城塞シリーズを連想したようで、リアルシミュレーションを楽しんでいたようです。

(妻とは「アミューズメントパークへ連れて行くよりはこういうところの方がイマジネーションが刺激されるのかなあ?」という話をしていました。)

ええと、月並みですが、「ローマの松」と「ローマの噴水」です(笑)。

これはバチカンのサンピエトロ寺院からサンタンジェロ城へ歩いていったところ。日本の松はすくっと立っているイメージですが、ローマの松は下の部分がごっそりと刈り込まれていて上の方にブロッコリーのような形に葉が残されています。

こちらはおなじみのトレヴィの泉。人大杉。

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さて夕食。ガイドブックで見つけた「カルボナーラがおいしい店」に行くことにしました。基本的には予約客しか受け付けていないらしいのですが、我々が比較的早めに行ったので1時間以内ならいいとのこと。「チーズとハムのコンビネーション」、それから「カルボナーラ」をシェアで … と言ったら1人前を2つの皿に盛り付けてもらえました。

ちょっと太めのスパゲットーニを使い髪の毛一本分の芯が残るアルデンテ、ベーコンではなくパンチェッタを使っていること、生クリームを使わずに卵黄だけで和えてあるのでしつこくなくパスタやパンチェッタそのものの味を堪能できる、といったあたりがポイントでしょうか。「おいしい」というより「驚き」でした。