日別アーカイブ: 2008 年 10 月 9 日

5金/3金/3出

そういうわけで、ちまちま吹奏楽コンクールのデータを入力している。いわゆる「お休み」についても入力しておこうと思ったので、ちょっと調べてみた。(むかーし、まとめたことがあったのだがちょっと見当たらないのであらためて。)

大昔のことはちょっと置いておいて、「金銀銅」による表彰制度になってからはいわゆる「5金制度」の時代である。全国大会で連続5回金賞を受賞すると翌年は全国大会の場で特別演奏を披露していた。

この制度が、いわゆる「3金制度」に変わったのが1991年である。1991年から3年連続で金賞を受賞すると、その翌年は吹奏楽コンクールに出場する資格がなくなった。最初にこの制度が適用された団体、すなわち1991年から1993年まで全国大会で金賞を受賞し、1994年の第42回大会でコンクール不出場となった団体は3団体、乗泉寺吹奏楽団西宮市吹奏楽団習志野市立習志野高等学校吹奏楽部である。

ただ、「5金制度」は、この新しい「3金制度」に優先した。すなわち1990年以前から金賞を連続受賞していた団体は「3金」によって出場資格がなくなることはなかった。1989年から1993年まで5年連続金賞を受賞した出雲市立第一中学校吹奏楽部近畿大学吹奏楽部は1994年に、1990年から1994年まで5年連続金賞を受賞した北海道札幌白石高等学校吹奏楽部神奈川大学吹奏楽部は1995年に特別演奏を行っている。これで最後の特別演奏が行われたのが1995年である理由がわかる。

その後、1996年(第44回大会)の全国大会プログラムで当時の今井誠一全日本吹奏楽連盟理事長が「全日本コンクールは3年連続出場したら1年休むことにしました。」と書いているように、この年から「3金制度」が「3出制度」に移行する。すなわち1996年~1998年にかけて3年連続全国大会に出場した団体は翌1999年の出場資格がなくなる、ということになった。

ということで、2003年(第51回大会)までの「お休み団体」は入力しましたが、それ以降の全国大会プログラムが見つからないので捜索してから入力します(_0_)。

あわせて、データベースの使い勝手や「こんな集計データを見たい」というご意見・ご感想も募集しています(_0_)(_0_)。

それから、だいたい1994~5年以前の支部大会のデータを提供してくださる方も募集しています(_0_)(_0_)(_0_)。