バンド・クラシックス・ライブラリー9「アトモスフィア」も無事リリースの運びとなったようで、ブレーンからサンプル盤が送られてきた。
今回、《吹奏楽のための練習曲》《フェリスタス》《イリュージョン》の作曲者である、小林徹さん、青木進さん、鵜澤正晴さんから作曲した頃の状況についてお話をうかがうことができた。
「課題曲クリニック」が完全に一つのマーケットと化していて、過剰なまでの情報が溢れかえる昨今(本来、一定の基準の上で各演奏団体の差異を測るた めの課題曲がここまで画一化されてしまっていいのか、という問題はさておき …..)と違い、課題曲についての情報が極めて少なかった往時の状況を知るには、やはり当事者にうかがうのがいちばん ….. と思ったのである。
音楽のプロとして活動を続けておられる青木さん、今では吹奏楽からは距離を置いておられる鵜澤さんや小林さん、みなさん、今回の新録音を「率直にう れしい」とおっしゃっており、青木さんからは「今回取材を受けたことでまた吹奏楽を書いてみたくなった」という言葉もいただいた。
さて、実はこのシリーズまだ続きます(笑)。 次の目玉は「三つあるうちの一番目」です。 お楽しみに。