ということで、長い間乗ってきた愛車を手放す。
確か、2000年の秋くらいから乗っていた(と思う)。それまでは電車で会社に通っていたのだが、異動によって自動車じゃなければ通勤できないような勤務地になってしまい、海外赴任中の友人が所有して眠っていたロードスターを急遽安く譲ってもらって乗っていたのだった。(まあ、車を買ったくらいならいいのだが、同僚でそのために自動車教習所に通って免許を取った人がいる …..)
思い返すと、いろいろな事件(?)があった。
「工事中」の看板が立てられていなかった道路を走っていて少し盛り上がったマンホールに激突し(ただでさえロードスターはロードクリアランスが小さい)、エンジンがやられる一歩手前、ハンドルが90度傾いたまま運転してディーラーに持っていたこと、他社の方と一緒に仕事をしていて夜遅くなってしまい、宿が取れなかった方を共同浴場まで送っていき、その道中で壮大な夢を語っていただいたこと、長い間行方不明になっていた CD(ちなみに4枚組「ジョン・レノン・コレクション」の2枚目)がルーフを収納するスペースからボロボロになってみつかったこと。
そして、息子のためにチャイルドシートを買って、屋根を空けたままコルトレーンや栗コーダーカルテットやビートルズを鳴らして保育園までお送りをしたこと。
たぶん、今まで所有した車の中でいちばん長く乗ったことになる。何となく感傷的になってしまうなあ …..