期せずして、CD を何枚かゲットすることができた。 私が欲しいもののいくつかは、きっと「かしくん」が漁った後だったと思うのだが、ピンポイントで欲しいものが残っていたのでラッキーである。
映画「アメリカン・グラフィティ」のサウンドトラック。
アメリカン・オールディーズが全編に使われた映画のサントラで、その音楽の権利関係をクリアするのに時間がかかってなかなかビデオが発売(レンタル)されなかったのを覚えている。 実はけっこうオールディーズは好きだし、プロム(高校卒業後のパーティ)の一夜のいろいろなエピソードを描いたこの映画はオールタイムベスト 5 に入るくらい好きな作品である。
スクリッティ・ポリッティの「キューピッド&サイケ’85」。
発売された当時、大学の先輩(キーボーディストの堀越昭宏さん)が絶賛していたように記憶している。 当時は聞く音楽がクラシックに偏っていて、リアルタイムのポップミュージックには疎かった私にはピンとこなかった。 今聞いてみると、いかにも1980年代なエレクトロニックポップで、ファンクやレゲエなどをうまく消化しているという印象。 収録されている《パーフェクト・ウェイ》は晩年のマイルス・デイヴィスもカバーしたナンバーで、マイルスのアルバム「TUTU」に収録されている。 《パーフェクト・ウェイ》は「TUTU」に収録されているナンバーよりずっとファンキーで、晩年のマイルスはこういう音楽をやりたかったのかな、とも思う。
坂本龍一さんの「リスキー」。
これも1980年代後半のエレクトロ・ファンクといった趣のアルバム「NEO GEO」からのシングルカット。おまけでイギー・ポップと共演した《リスキー》の PV が収録されている。 (CD-VIDEO フォーマットというところが貴重か?) 「肉体派」教授の傑作である「メディアバーンライブ」と、ワールドミュージックが見事に昇華された「BEAUTY」の間にはさまれた「NEO GEO」は教授のアルバムの中では評価的に地味なのかなあ。
などなど。