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ロシアのクリスマス音楽
息子が体調を崩したので会社を休んで一日中子守り。 Holiday Traditions(アメリカ空軍交響楽団) 久しぶりに海外オークションで入手。 いつの間にか空軍モノがデジパックというか簡易パッケージになっている。 この CD にはリードの《ロシアのクリスマス音楽》の管弦楽編曲が収録されている。 ライナーノートによると、リードの助言のもと、クラーク・マカリスターが編曲したものらしい。 率直に言って、この手のニッチなレパートリーはちゃんとしたオーケストラによる音源は出てきにくいと思われるので、こういう音源はありがたい。 スコアを見ながら聞いてみると、もともと管弦楽を念頭において原曲(吹奏楽版)を作曲したのかと思うくらい相性がよい。 頻繁に登場するクラリネットセクションによる聖歌のコラールはそのまま弦楽セクションに移しても問題なさそうだし、最後の部分(イングリッシュホルンのソ ロが終わってトロンボーンのコラールが始まるところ)はニ長調(Bb 管でシャープ 4 つ)という吹奏楽ではなかなか扱いにくい調だし。 吹奏楽に慣れた耳だと、最終部分は金管セクションによるマッシヴな響き(命を削るようなフォルティシモ(笑))が欲しいところであるが、管弦楽編曲になると弦楽(+木管高音群)の響きが主体になり、金管は添え物的な役割に回ってしまう。 そのあたりがちょっと残念か。 追記: ちょっと探してみたところ、アメリカの iTMS で見つけました。「US Air Force Band」の演奏になっていますが管弦楽版でした。「Season of Hope Vol.2」というアルバムです。iTMS だとアルバム単位でしか買えないみたいですし、このアルバムは Altissimo! からリリースされているので普通に購入できると思います。URL はこちら↓ http://altissimodistribution.com/
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あんな本やこんな本
そういうわけで「あんな本やこんな本」(こちらをご参照のこと)を amazon から購入。 日本戦後音楽史〈上〉戦後から前衛の時代へ 1945‐1973 日本戦後音楽史〈下〉前衛の終焉から21世紀の響きへ 1973‐2000 青騎士
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ディスカウント再び
さすがに無用に散財しているような気がするなあ ….. 「20% OFF!」に引かれてワゴンを漁るからいかんのだなあ ….. 18シングルズ (初回限定盤)(DVD付) 一昨年リリースされた U2 のシングルズ。「ベスト」とは銘打っていないものの、やっぱり「焔」とか「ヨシュア・トリー」とかが U2 のこれまでの活動の中心になっているのだ。特に前半なんて最初に出たベスト「1980 – 1990」を聞いているような錯覚に陥る。 で、付録の DVD を見てみた。 ヴァーティゴ・ライヴ・ツアーのミラノ公演のハイライトである。 1時間くらいの長さに短縮されているのだが、私としてはちょうどよい長さである。 コンパクトになっているためかどうかわからないが、一気に見終わってしまった。 で、かなり感動してしまった。 まず、お客さんのノリが違う。 サッカースタジアムでやっているからアリーナ席も含めて10万人近くいるのではないかな。 ボノに合わせて手を振ったり、歌を歌ったりするとそれだけで圧倒される。 ボノも近くで見ると「年とったなあ」という感じなのであるが、それほど絶叫するでもなく、それほどパワフルに動き回るでもなく、自然にロックンロールしているのが見ていて心地よい。 客席にいる女の子をステージにあげて抱きしめながら歌う《All I Want is You》とか、じわじわ盛り上げるラストの《With or Without You》とかは涙が出そうになる。 (4人が退場してからも《With or Without You》のコーラスを止めない観客もよい。) LIVE in Tokyo まあ 20% OFF なら買っておいてもいいかなと(最近こればっかり …..)。 私は今回の「ミカエラ・バンド」がリアルタイムで最初に聞いたミカバンドなので過去へのノスタルジーはあまり持っていないのであるが、《黒船》とか で幕を開けて、盛り上がってきたところでカエラが登場して「ナルキッソス」からの曲を歌い、最後は新旧取り混ぜての波状攻撃という構成はなかなか楽しめ る。 ボーナスディスクは微妙。 ペット・サウンズ40thアニヴァーサリー・エディション(DVD付) モノ・ミックスとステレオ・ミックスの 2 in 1 CD […]
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鉄道博物館
(ちょっと間が空くと過去はどんどん遠ざかる …..) 帰省から自宅へ戻る途中で大宮に立ち寄り、昨年新しくできた(というか秋葉原から移転した)鉄道博物館に立ち寄る。 お昼過ぎに大宮に着いたので、ホテルにチェックインして息子の昼寝が済んでから行くことにしたのだが、これが大正解。4時過ぎに着いたら博物館から どんどん出てくる人とすれ違う。それでも館内はかなり混み合っていたのだが、もっと早く行っていたら大変なことになっていただろう。 在来線(上越線とか宇都宮線とか)と新幹線(上越新幹線とか東北新幹線とか)にはさまれた立地で、展望スペースからはそれぞれの電車が通り過ぎる様子がかなり間近に見られる。 メインの展示は昔の車両。しかも実際に乗ることができるのはうれしい。 例によって息子はランダムに駆け抜けるのであまりゆっくり見ていられない ….. 個人的に「当たり」だったのは、その昔、特急「とき」として走っていた車両があったこと。ウェブで調べたら 181 系という車両らしい。 親族(父母の兄弟)の多くが関東圏に住んでいるので、子供の頃は何回か特急「とき」に乗った記憶がある。もちろん上越新幹線ができるずっと前の話である。 調べてみると新潟→東京の所要時間は4時間程度だったらしいのだが、当時子供だった私にはもっと長く感じられたし、しかも乗り物酔いしやすかった体質のために、それはほとんど地獄の責苦だった。 思い返してみると、いちばん古い記憶は祖父と父と一緒に伯母の家を訪ねたときで、小学校の1年生か2年生だったような気がする。(確か「流星人間ゾーン」を放送していたと思うので) シートに座るとそういうことが思い出される。
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カーヴドッチ
帰省したときの恒例行事、ワイナリー「カーヴドッチ」へ。 ここは猫が放し飼いにされている。 冬なので、あまり外には出ていないのかと思っていたのだが、かなりの数の猫がいろいろな場所をうろうろしている。 以前は失礼な振る舞いをして猫に怒られた息子であるが、今回はかなり打ち解けたようで「なでなで」している。調子に乗って「こちょこちょ」までやっていたが怒られはしなかったようだ。 2000年のピノ・ノワール、2004年のカベルネ・ソーヴィニヨンとセミヨンを購入。ベーカリー「パンデパン」の石窯で焼くパンもおいしい。 その後、(こちらもいつの間にか習慣になりつつある)神社でのお参り。 以前、神様に「いちご」をお願いした息子は、今回は「赤いブロック(レゴ?)」をお願いしたらしい。 森達也さんの「A ― マスコミが報道しなかったオウムの素顔」読了。 「結局、オウムはわからない」という結論は想定の範囲内。 「放送禁止歌」を読んだときほどの感銘はなかった。 ドキュメンタリー映画である「A」自体も見てみたいなあ。
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寿司!
市場もやっていない時期に寿司を食べてどうのこうの言うのが無粋なのはわかっているが、うまいものはうまい。冬の日本海の甘エビは素晴らしい。 酒も久保田の萬寿だ。言うことない。
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あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。 今年は珍しく早く起きたので、義姉夫婦にお供して、いわゆる「ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝大会)」を見に行く。 妻の帰省先である義姉夫婦の自宅がコースから徒歩10分くらいのところにあるので、新年の散歩がてら毎年見に行っているのだそうだ。ここはスタートして5分くらいのところなので、ランナーがばらけていない。集団となってあっという間に通り過ぎていく。 そういや、足かけ2年で読んだ本。 走ることについて語るときに僕の語ること ランナーとしての村上春樹さんが書いたエッセイ。 走ることを通して、自分が老いていくことを冷静に分析/洞察しているように思える。 最近、漠然と人生の折り返し地点を過ぎているような気分になっている私にとってはかなり身につまされる。 妻の実家から私の実家へ移動。 今年は日本海側は雪が多いと聞いていたが、国境(「こっきょう」じゃないよ、「くにざかい」だよ)の長いトンネルを出たとたん、新幹線の車両内で一斉に「おー」という声があがった。降り続く雪で景色も見えない。 うちの実家は海沿いなので越後湯沢ほど雪は降っていないが、それでも積もった雪を握って息子にぶつけることができるくらい(笑)積もっていた。