息子が体調を崩したので会社を休んで一日中子守り。
Holiday Traditions(アメリカ空軍交響楽団)
久しぶりに海外オークションで入手。 いつの間にか空軍モノがデジパックというか簡易パッケージになっている。
この CD にはリードの《ロシアのクリスマス音楽》の管弦楽編曲が収録されている。 ライナーノートによると、リードの助言のもと、クラーク・マカリスターが編曲したものらしい。 率直に言って、この手のニッチなレパートリーはちゃんとしたオーケストラによる音源は出てきにくいと思われるので、こういう音源はありがたい。
スコアを見ながら聞いてみると、もともと管弦楽を念頭において原曲(吹奏楽版)を作曲したのかと思うくらい相性がよい。 頻繁に登場するクラリネットセクションによる聖歌のコラールはそのまま弦楽セクションに移しても問題なさそうだし、最後の部分(イングリッシュホルンのソ ロが終わってトロンボーンのコラールが始まるところ)はニ長調(Bb 管でシャープ 4 つ)という吹奏楽ではなかなか扱いにくい調だし。
吹奏楽に慣れた耳だと、最終部分は金管セクションによるマッシヴな響き(命を削るようなフォルティシモ(笑))が欲しいところであるが、管弦楽編曲になると弦楽(+木管高音群)の響きが主体になり、金管は添え物的な役割に回ってしまう。 そのあたりがちょっと残念か。
追記: ちょっと探してみたところ、アメリカの iTMS で見つけました。「US Air Force Band」の演奏になっていますが管弦楽版でした。「Season of Hope Vol.2」というアルバムです。iTMS だとアルバム単位でしか買えないみたいですし、このアルバムは Altissimo! からリリースされているので普通に購入できると思います。URL はこちら↓