ドレスデン日記(その3)

仕事が早く片付いたのでアルテマイスター美術館へ行く。 この美術館でいちばん有名なのは、ラファエロの「システィーナのマドンナ」(の二人の天使)だろう。 ふだん、あまり注目してみることのなかったルーベンス、ヴァンダイク、レンブラントらの作品がまとめて見れたのは収穫だった。また、ここにはフェルメールも2点(「取り持ち女」「窓辺で手紙を読む若い女」)ある。

夕食は元上司と、別の会社から来ている方と一緒に。 この時期はホワイトアスパラの収穫時期にあたるため、どのお店も「アスパラガス料理始めました」という特別メニューを掲げている。

アスパラガスをメインディッシュにするのも何なので、スープを頼んでみた。 裏ごししたスープにホワイトアスパラの輪切りが入っている。 日本で食べるホワイトアスパラはほとんど缶詰なのであるが、これはもちろん生をゆでる。 歯ごたえがあって少し苦味というか酸味がある感じ。 スープの方はほんのり甘いので、この対照的な組み合わせがなかなかよい。

メインはバイエルン風ホワイトソーセージとプレッツェル。 ソーセージは「荒挽き」の対極といった感じで、ものすごく滑らかに挽かれている。 あまりに柔らかいのでなかなかナイフで切ることができない。 香港に「德發牛肉丸」という絶品のミートボール入り麺のお店があるのだが(まだあるのかなあ?)、そこのミートボールに似た歯応え。 マスタードをつけると美味。このマスタードも日本に比べると酸味より甘味が勝っているなあ。

あ、もちろんビールも飲みました。

その後、ホテルの近くにある教会でのオルガンコンサートを見に行く。 この教会もまた空爆で破壊され、今年(2006年)のドレスデン建都800年記念にあわせて修復されたらしい。 そのオルガンのお披露目演奏というわけである。

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