ドレスデン日記(その4)

本日も少し早めに仕事が終わったので、お土産探しに繁華街に繰り出す。 ホテル周辺は歴史的建造物ばかりなのであるが、ちょっと足を伸ばすと超近代的な商業施設が顔を出す。

ドレスデンは旧東ドイツに属していたので、いわゆる「西」化は1990年の東西ドイツ統合から始まったのである。 信じ難いことであるが、昨日オルガンコンサートを聴きに行ったフラウエン教会もソ連の傘の下にあった時代は爆撃されたまま放置されていたのである。 そういうわけで、歴史的建造物も生活に必要なインフラも急ピッチで整備が進められている(現在進行形)のである。閑話休題。

工事現場の近くには1945年の空爆の激しさを訴える展示施設もあった。 空爆以前に撮影された写真や映像を見ると、いかに空爆が激しかったのか、また、いかに過去に忠実にそれらの建造物を修復しようとしているかが分かる。フラウエン教会の修復を記録した小冊子と、空爆前後の同じ建物を比較した小冊子を買う。

そういえばダニエル・バクヴィッチという作曲家の吹奏楽作品に《1945:ドレスデン空爆》というのがあったなあ。 どんな曲だったっけ?

で、カールシュタットというデパートにワールドカップのオフィシャルショップがあったので、お土産用に何点かまとめ買いをする。

それから、ドレスデンまで来たからにはマイセンを買って帰りたい。 ホテルの中にショップがあったのでのぞいてみる。 やはり、見た目の美しさと値段は確実に比例している。 いいものはポンと4桁(日本円で約14万円)くらい行ってしまうのである。

マイセンらしさ、実用性、美しさと価格の妥協点を検討して購入。

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