先日、とある縁でオノ・セイゲンさんとお話しする機会があった。たまたま、私の関係している仕事について関心があったようで、そのあたりについて少し会話をしたのである。
以前からこの方の仕事に興味があったので、作品を聞いてみようと思い購入。すでにリマスタリングされて SACD でも再リリースされているのだが、うちではまだ SACD は聞けないし、以前から出ている2枚組の方が収録曲数が多かった(貧乏性)ので、そちらにした。
(通販で購入したのであるが、やはり最初は SACD の方が送られてきてしまった。しょうがないよなあ、ジャケットデザインもCDのカタログ番号もほぼ一緒だし。というわけで、返品 → 再発送で少し時間がかかってしまったのだった。)
題名の通り、コム・デ・ギャルソンのショーのために作られた音楽。アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、ビル・フリーゼル、フレッド・フリスなどかなり凄い面子による演奏であるが、耳当たりはよい。
http://www.mt-fuji.co.jp/saidera/more01.html
2枚組のうち1枚目は当時(1980年代後半)流行っていた感じのサウンド。最近はかなりコンプレッサーをかけて音の密度を上げているが、当時のサウンドはかなり隙間の多い音楽。2枚目はラテン音楽や韓国の民俗音楽などを取り入れて、1枚目よりもリラックスした雰囲気の曲が多い。
というわけで、アートワークは井上嗣也。シンプルでありながら趣味のよいデザインである。