ダ・ヴィンチ・コード

結局、夏休み中にちゃんと読んだ本はこれだけ。

マトリョーシカ人形のように次から次へと出てきてなかなか収束しない謎解き、どんでん返しの連続、細かい章立てによるスピード感など、全体的にハリウッド映画的な構成が見て取れる。(だからこそロン・ハワードが映画化を決めたのか、もともと映画化を前提に書いたのか?)

いわゆる「トンデモ本」などでよく取り上げられる「死海文書」をめぐる争奪戦と謎解き。表象学や宗教学についての知的エンタテインメントが楽しめる。キリスト教の教義に思い入れがない人ほどニュートラルに楽しめるのではないかと思う。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」にあんなものやこんなものが隠されていたとは全然気付かなかった。前作も読んでみたくなった。

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