浜北吹奏楽団演奏会

時間の都合で第1部しか聞けなかったが、浜北吹奏楽団の定期演奏会を聞きに行った。浜北市文化センター中ホールは500人に満たないキャパだと思うが、満員で立ち見が出るくらいのお客さん、そのほとんどはご年配の方のようであった。

第1部は全日本吹奏楽コンクールの課題曲を集めたプログラムで、《音楽祭のプレリュード》(リード)、《ディスコ・キッド》(東海林修)、《風 紋》(保科洋)、《そよ風のマーチ》(松尾善雄)、《行進曲「SLが行く」》(若杉海一)が演奏された。曲自体は課題曲の中でも人気がある曲だし、選ばれ た曲の作風もおおむねバラエティに富んでいてプログラミングとしては悪くないと思う。しかし「全日本吹奏楽コンクールの課題曲」という括りを訴求すること は、あまり意味がないのでは、とふと思った。特にお客さんで吹奏楽経験者も少なかったようだし。

演奏については、ただ漫然と音楽が流れて行っているだけ ….. という印象を持った。技術的にどうこうという問題の前に、演奏する曲に対してバンドなり演奏者なりの意味付けが行なわれていないのではないかと思うのであ る。自分自身と自分が振っているバンドへの戒めも込めて。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください