グレイト・パフォーマンス・コンプリート~ブルー・スエード風パッケージ・ヴァージョン [DVD]
雑誌を見ていたら、レビューでやたら誉めていたので買ってみることにした。エルヴィスの映像をまとめあげた3枚組パッケージ。「ビートルズのルーツ」というような歴史的な位置付けで語られることのエルヴィスであるが、何が本当にかっこいいのかを見てみたい。
グレイト・パフォーマンス・コンプリート~ブルー・スエード風パッケージ・ヴァージョン [DVD]
雑誌を見ていたら、レビューでやたら誉めていたので買ってみることにした。エルヴィスの映像をまとめあげた3枚組パッケージ。「ビートルズのルーツ」というような歴史的な位置付けで語られることのエルヴィスであるが、何が本当にかっこいいのかを見てみたい。
某DVDショップの金券が1000円分ほどあって、しかも有効期限が今月末。何とか消化しようとむりやり購買意欲を引き出す(^_^;)。
普段はそれほど考えずにバカバカ買っているくせに、こういう邪な購買意欲の場合はなかなか決まらない。普通に買う場合とくらべて実質的な支出が少ないにも関わらず、どうも貧乏臭く考えてしまうのである。
ウエスト・サイド物語 コレクターズ・エディション [DVD]
で、結局買ったのが「ウェストサイド物語」のコレクターズ・エディション。よくあるように2枚組仕様で、本編が一枚、特典映像が一枚である。ミュージカルである(ミュージカルのストーリーに厳密さを求めるのは野暮というものである)ということを差し引いても、この映画のストーリーにはちょっとついていけないのであるが、やはりバーンスタインの音楽は素晴らしいと思う。冒頭をちょっと見ただけであるが、期待以上に画質もよく、楽しめそうである。
ちなみにニューヨークのいろいろな町並みを俯瞰しながらのオープニングは、ヒッチコックの「サイコ」のオープニングなどでも有名なソール・バスによるものであった。そう言われればそういう匂いがするが、今まで気がつかなかったのでちょっとびっくり。「ウェストサイド物語」の内容にはそぐわないような気もするが、非常にクール。
やっぱり京都へ行くとJoe’s Garageに寄りたくなる。銀閣寺行きバスで京大農学部前下車。
まずは久しぶりにマイルス・デイビスのブートレッグを眺める。そもそもマイルスのブートレッグを置いているような店に入るのが久しぶりだ。以前はいわゆる「黄金のクインテット」(しかし、このネーミングは何だかな)のライブを集めていたのだが、最近はいわゆる「電化マイルス」(このネーミングもちょっと変)の方に興味が移っている。
「マイルスを聴け!」やいろいろな掲示板で話題になっていた《Another Unity》を見つけたので買うことにした。1975年の東京厚生年金会館でのライブ。この年の大阪公演は《アガルタ》《パンゲア》という公式盤で発表されているが、それに勝るとも劣らない演奏らしい。この年以降マイルスは6年間の演奏活動停止に入るわけなので、「ジャズの最先端を走り続けてきた」マイルスの総決算とも言える時期の演奏なのである。(活動再開後のマイルスも嫌いではないのだが、やはりこの時期と比べると「ぬるい」。)それからワーナーから発売予定だったボックスセットに収録予定だった未発表音源集の《Black Album》も買ってみた。あったら買おうと思っていた音楽活動停止中の音源集(活動停止と言いながらスタジオでの録音は続けていたらしい。TDKのCMに出演した際の録音も含まれているらしい)は残念ながらなかったようだ。
あと最近気になっているフランク・ザッパを何枚か。ちなみに「Joe’s Garage」というお店の名前はザッパのアルバムのタイトルから取られている。前にも書いたように、お買い上げ袋はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「バナナ」(by アンディ・ウォーホール)なのであるが。
ザッパは非常に守備範囲の広いミュージシャンで、さまざまなスタイルの音楽についてのアルバムを発表している。したがって全貌というものを把握しにくいわけで、出会いとなるアルバムによってその印象がかなり異なる。私の場合、最初に買った《フィルモア・ライブ》は普通のアメリカン・ロックのようでいまいちピンと来なかったし、ピエール・プーレーズがアンサンブル・アンタルコンタンポランを率いてザッパ作品を演奏した純然たるクラシック作品集《パーフェクト・ストレンジャー》も「まあ、こんなもんかな」という感じだったし、それほど注目すべきでもないなと感じていた。そんな認識が変わり始めたのが、《ホット・ラッツ》や《ジャズ・フロム・ヘル》といった、いわゆる「ジャズ・ロック」という範疇に含まれるインストゥルメンタルものを聴いてからである。特に後者はほとんど打ち込みによる変拍子ジャズなのであるが、打ち込みゆえのクールさがとてもかっこよい。そんなわけでちょっと深く入り込んでみようと思っているしだい。(しかしアルバム全部集めると60枚くらいあるんだよな …)
あとは、なかなか地元で見つけられなかった紙ジャケを。上記ヴェルヴェッツの「バナナ」の姉妹編とも言えるニコの《チェルシー・ガール》とヒプノシスのデザインが面白いキャラヴァンの《カニング・スタンツ》。