バルセロナ日記(その3) タラゴナ+カンプ・ノウ

バルセロナ3日目。

この日は近郊への日帰り旅行ということで、バルセロナの少し南にあるタラゴナという町へ出かけた。

我々の旅行(国内外問わず)の目的の一つに「ご当地の特急列車に乗る」というのがある。タラゴナもほとんど AVE (スペインの高速鉄道)に乗るために目的地に選んだ。多くの場合、特急列車の切符は旅行前に予約していくのだが、今回はなんせ急な計画だったので乗車前に駅で切符を買った。言葉の問題など、もっとハードルが高いかと思ったら意外にすんなり買えた。

我々は一駅しか乗らない(所要時間30分ちょっと)のだが、マドリードまで行く列車なので日本人も多く見かける。

妻が事前に調べてくれたのであるが、AVE はタラゴナの街中までは乗りいれておらず、近郊のカンプ・タラゴナという駅に停車する。上越新幹線に例えると本庄早稲田とか上毛高原といった特急電車を停車させること自体が目的になっているような駅で周りには何もない。ここからバスに乗って市街地まで行く。

なかなか勝手がわからなかったので主要な観光スポットを回る周遊バスに乗ってみることにした。7ユーロで一日乗り放題。乗車/降車は自由にできる。とはいえ、午後2時から4時ごろ、つまりシエスタの時間帯には周遊バスも止まってしまうのがスペインらしい。

この周遊バスで一回りしたら、ほとんどの観光スポットは見られてしまう。ローマ遺跡が多く残っている(世界遺産にもなっている)ということだったので、もう少し静かな、あるいは鄙びた街を想像していたのであるが、ほとんどビーチリゾートである。

カンプ・タラゴナ駅へ戻るのも面倒くさいので、帰りは市街地にあるタラゴナ駅からローカル列車で帰る。ちなみに切符代は AVE の5分の1。当然、電車の中では爆睡。バルセロナもいたるところで鉄道工事が行われているので、終点のサンツ駅までは行けず、その手前の駅で降ろされる。まあ地下鉄が接続しているから特に問題はないが。

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元気があるので、カンプ・ノウの見学ツアー「Camp Nou Experience」へ。ツアーとはいっても時間が決まっているわけではなく、受付で各国語対応のオーディオガイドをもらって各自順路にしたがって進んでいく。

ここでもソシオは入場無料。息子の会員証を見せると「おお、お前がソシオメンバーなんだ。」みたいなことを言われる。

アウェイ側のロッカールームやプレスルームを見ることができる。プレスルームでは希望者が昨年のUEFAチャンピオンズリーグのトロフィーを持った姿を撮影してくれる(もちろん、出口で販売しているのだが)。しかし、由緒あるトロフィーをべたべた一般人に触らせていいのか?我々ももちろん撮影してもらったけど。ちなみにホーム側のロッカールームはバルサの選手の私物が置いてあるとかで入れない。そういえばロッカールームにガンダムのフィギュアを置いていたジュビロ磐田の選手がいたっけ(笑)。

そしてグランドへ。当然芝には入れない。グランドへ向かう通路には選手が神の祈るための教会もある。

その後、観客スタンドのいちばん高いところにあるプレス席へ。息子は嬉々として登っていくが、この高さはやはりこたえる。

最後にFCバルセロナに関するいろいろなものが展示されているミュージアムへ。トロフィーは多過ぎて何が何だかわからない(笑)。もちろん、ミュージアム内ではなくてスタジアム内のいたるところに置かれているのだが。

ミュージアムに展示されているらしい「キャプテン翼」は見逃してしまったのだが、FCバルセロナ創立75周年に際してカタルーニャ地方出身のジョアン・ミロが作成したポスターがあった。

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